カテゴリ:里の味( 13 )
我らが身辺に低廉の佳肴あり(その3)
   
海おとこさんから便りが届いた

大便ガツンと来てジャージャーで瞬殺です

ちょっと意味不明だがタダゴトではない様子だ

ご存知の向きもおいでだろうが

海おとこさんは武闘派の南房夜磯師で

変な魚でも喰って中ったかとシンパイしたが

どうもそういうことではないらしい

ダイビングペンシルというルアーを泳がせてたら

得体のしれない巨大魚が食いついてきて

ドラグに悲鳴を上げさせ引きちぎって逝ったそうだ

おお、海おとこさんそれはボラのスレ掛りですよ

内心そう思ったが送られてきた画像に息をのんだ

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南洋パラダイス

このところ南房でお見かけしないと思ったら

トロピカルリゾートに遠征釣行してるそうだ


さすがブルジョアは違うな






...








南房パラダイス辺りでコッパメジナを釣る

あくまでショボイ釣り人である俺に

南の海で遊ぶゴージャスな釣りの楽しさを

味合わせてやろうと思ってくださるのだろう

海おとこさんはその後もしばしば便りをよこす

(隣の釣り人が)でっかいGTを釣りました とか

タマンを仕留めましたが落っことしちゃいました とか

豪儀なお話に想像はいよいよ膨らむが

釣れた魚の画像が一向に送られてこないのは

俺のココロを嫉妬の炎で汚さぬようにとの

海おとこさん流の思いやりなのかもしれない








...









南の島ならもちろん俺も好きで

若い頃アチコチ旅をしたものだ

八丈島やら小笠原やらグアム島やら

まだ直行便もなかった頃飛行機を乗り継いで

宮古島まで逝ったこともあったな

市場でカラフルな魚を見たり土地の物を喰ったり

人懐こく話しかけてくるタクシードライバーは

ヤギ汁が喰いたいと言う俺が独り旅だと知ると

「度胸がイイですね」と盛んに言っていた

度胸がイイとは沖縄では普通に使う言葉なのか

そんなちょっとした違和感も旅の味わいで

年老いて関東地方から出ることもままならない今

若い頃旅をしておいてよかったとしみじみ思う

旅に出たところでロバが駿馬になって帰るわけではないが

想い出を肴に酒が飲めるだろう








...








と言っても想い出だけでは口寂しいから

何かよすがになるような肴を料ってみよう

おやおや今日もイイものがあるぞ

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お約束の半額ゲットだ

豚ばらナンコツは関東で生まれ育った俺には

なじみのなかった不思議な喰い物で

あばら骨の先端部分なのだろうか

骨なのだがよく煮ればコリコリと喰える

ハモニカやら白モツやらお前の喰い物はアラばかりだな

と言われてしまうかもしれないが

繰り返し申し上げたいのはイキモノの肉は

骨や皮にからんだ部位がたいてい旨い

取り澄ました正肉やサク取りした刺身は

料亭通いのブルジョワに喰わせておいて

俺たちは安くて実のあるアラを大いに喰って

来るべき暑さに備えようじゃないか









...









大鍋に放り込んで

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いからしこたま買った

水を張って茹でるだけだ

一度茹でこぼしてもイイがしなくてもイイ

ショウガやネギの切れ端を入れてもイイが

モツのように臭くないので入れなくてもイイ

ただアクが盛大に浮いてくるから


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ブクブクですよ

これは丁寧に掬って捨てて欲しい

アクを掬ったらトロ火にして気長に茹でる

喰うのは翌日以降だと覚悟を決めて

酒でも飲みながらのんびり茹でればいいだろう








...









翌日茹で汁を肉がひたひたになるくらいに調節する

この茹で汁は澄んでいい出汁が出てるから

ラーメンや中華スープに利用してもイイだろう

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塩味だけでもかなり旨い

醤油と酒で味を付ける

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やっぱり醤油は旨い

俺はあまり砂糖を多用しない性質だが

この料理には砂糖を加える

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お好みでね

砂糖を入れると肉が柔らかくなるような気がするのだ

やはり煮返すうちに味が濃くなるから

最初は少し薄めに味付けするのが俺の流儀だ

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味が染みたら出来上がり









...









この豚ばらナンコツの煮込みは肴にも飯の菜にもなる

チャーシューの代わりにラーメンに乗せてもイイが

俺はといえばカップうどんに乗せる

ヨモギの葉っぱを摘んできて

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千切って散らせば

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なんちゃってソーキソバだ







...









肉と脂身はほろほろトロリと軟らかく

ナンコツはコリコリと歯触り楽しく

茹でた青菜の上に乗せて温め直せば


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冷凍ホウレンソウだって上等だ

ビールにも焼酎にも合う好酒肴だ

南の島なら泡盛と言いたいところだが

俺は酒類の中で米の焼酎が唯一苦手で

だからウィスキーを合わせることが多い

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色も合うしね









...









豚ばらナンコツの煮込みを肴に

ウィスキーをひと啜りしては

旅先で出会った人情を思い出す

またウィスキーをひと啜りしては

南の島で遊ぶ友を想う

ストレートで呑むウィスキーの酔いに

ココロ穏やかに陶然としていると

俺の格安スマホがぴろりんと鳴る

海おとこさんからの画像だった

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ちっ












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by US100243 | 2018-06-07 16:14 | 里の味 | Comments(8)
我らが身辺に低廉の佳肴あり(その2)

何につけ季節を感じる喰い物はイイものだが

以前お話した春時分に楽しむカラシナが

どうしたことか今年はとても少なかった

川べりやら道端やらいたる所に生え

春先にはさては時ぞとばかりに咲き誇るのが常だが


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例年の風景

散歩がてら河原の採集ポイントに出掛けてみたが

あろうことかほとんど生えていない


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ちょっとありえないだろう

あまりの風景の変わりように驚き

さては無粋な行政機関が除草剤でも撒いたかと

邪推してみたがどうも違うようだ

毎年群生してる川べりやバイパスの道沿い

どこを見てもカラシナは少ない

これは自然現象とみる方が道理だろう

思えば去年の夏から秋にかけての長雨のせいで

野菜が不作でついこの間までずいぶん高かった

俺の
自然農園(狭い庭)でも元気なのはシクラメンくらいで

菜っ葉類はまるでダメだった

不本意ながら八百屋で300円のキャベツを買ったりした

不如意ではあるがこれも自然というものだろう









...








さて少ないと言っても生えてはいるから

歩き回れば喰う分くらいは充分採れる


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瑞々しいね

だが無尽蔵に生い茂る例年の摘み草を想えば

なんだか採集本能が満たされない

ちょっとスーパーをラン&ガンしてみるか









...








おやおや今日もイイ物があるぞ

安いホルモンがいよいよ安い


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もちろん半額だ

白モツは豚の小腸で下拵えしてあるのが有り難い

コイツを味噌で炒りつけるようにしてから

コトコト煮込むとたいそう旨い



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知る人ぞ知る

居酒屋の定番メニューだからもちろん皆さんご存知だろう

こってり濃厚でビールや焼酎の好酒肴だ

だが日本酒の肴にはちょっと強く感じるので

俺はといえば何度か茹でこぼしてから

醤油と酒と少し味醂を加えてやや薄味に煮込む

そうだなお吸い物くらいのカラさか

その際ネギ坊主が出てきてしまったネギでも


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シーズン終了

切って鍋に放り込んで一緒に煮込めば

日本酒の香りや味わいを邪魔しない

安くて旨い煮込みになるだろう


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春の膳







...








おや、何ですと

お前の喰い物は塩焼くか醤油で煮るばっかりだな

たまにはオシャレな洋食でも作って見せろ
 とおっしゃるか

よろしいそれなら任せなさい

今頃の季節めでたく進学して上京したり

地方に飛ばされてもちろん妻子はついてきてくれず

やむなく単身赴任を余儀なくされたり

不慣れな自炊生活を始めた皆さんもおいでだろう

そんな料理初心者の皆さんでもカンタンにできる

安くて旨くて女子受けする洋食をこの白モツで

作ってお見せいたしましょう








...









オリーブオイルを鍋に鍋にひと垂らし

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なければ何油でもイイ

火に掛けたら包丁の腹でニンニクを潰して放り込む

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タマネギをざくざくと切って

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いちど茹でこぼした白モツとともに

鍋に投入して炒める

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コショウを振ってさて味付けだが

何も難しいことはないし凝った調味料もいらない

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がりがりがり

トマトジュースで煮る

ただそれだけ

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100%のヤツだ

皆さんご存知の通りトマトという果菜は

旨味が強くそれだけで完結したソースになる

このメンドクサイからトマトジュースで煮ちゃえメソッドは

鶏や牛など他の肉にも応用が効く

肉を炒める際に小麦粉をはたけば

より本格的なシチューになるがしなくても喰える

イロイロ試してみればよろしい

ただ昔のトマトジュースと比べ今のトマトジュースは

ずいぶんと減塩になっているようだから

好みで塩を加えたほうがイイかもしれない







...








散歩の途中で折り採ってきた月桂樹の葉っぱでも

入れれば上等だが無くたって別にかまわない

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主に頼めばたいていくれる

朝晩火を通してやれば日持ちはするし

煮込むほどドンドン旨くなる

ワンコインで買える安物でいいから

辛口でミディアムボディの赤ワインを合わせたい

テーブルの上を片付けて焼きたてのパンでも買ったら

キャンパスで知り合った好いたらしい娘さんや

あるいは行きつけになったスナックのチイママを

簡単なディナーにお招きしたらどうだろう

この白モツのトマトジュース煮を頬張れば

彼女のココロの中でアナタの株は

急上昇すること俺が請け合う

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健闘を祈る













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by US100243 | 2018-05-18 14:53 | 里の味 | Comments(8)
おお牧場はみどり~たまにはウォッカを
  
 
季節は廻り木の芽どき

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今頃の季節になると何やらココロ落ち着かず

精神に失調をきたしたり変なもの喰ってオナカを壊したり

俺を含め不穏な日々を送る人々も多いのだという

そんな与太話を以前お話したことがあったと思う

だが年老いて俺の感受性も枯れてしまったのだろうか

最近ではそんなこともなくココロいたって平穏で

釣れない釣りに逝くことも減り

60cmオーバーの乗っ込みマダイを仕留めたとの知らせにも

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まだ若かった頃のように嫉妬することもなく

ハラボテだからたいして旨くないでしょう
などと

ココロ穏やかに祝福することができるのだ








...








さて春から夏に移ろう風に吹かれながら

俺の自然農園(狭い庭)を眺めていると

完熟して落果したアマナツが転がっていた



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そう言えば皮をムクのがメンドクサイから

長年ないがしろにしていたアマナツの実を

切り方に工夫するだけで旨く喰えるようになったと

去年の今頃御報告したことがあったと思う

その際にこのアマナツでウォッカを飲ることがあると

お話ししかけたかと思うが

今日はそのお話をもう少し詳しくしてみたい

緑の風に吹かれながら飲るにふさわしい

ウォッカとその呑み方について

俺の流儀を皆さんにお話ししたいと思うのだ








...









ポーランドにズブロッカというウォッカがある

瓶の中にイネ科らしい草の茎が一本入っていて

そのせいかうっすらと緑の色を帯びている

ヨーロッパバイソン(野牛)が喰う草だそうで

ラベルにその野牛の絵が描いてあるのも楽しい

俺はこのウォッカを学生の頃知った

爾来愛飲して今日に至るのだが

俺が飲む酒だからどちらかといえば安酒だ

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だが安酒だからといってバカには出来ない

アルコール度数40%でも舌触り優しく

フクイクと香るこの酒を俺は高く評価している

呑んだ後もワケあって壮大なココロ持ちになる

このズブロッカを物見高い皆さんに

お勧めしたいと俺は思うのだ








...








買ってきたズブロッカは冷凍庫に放り込む

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俺はマティーニを作るジンやウォッカも

炭酸で割るウィスキーも大抵こうする

アルコール度数が高いから中身が凍る心配はない

アマナツの傍らにアスパラガスが萌え出ていたから

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ついでにポキリと折り採ってこよう

採りたてだから一瞬だけ茹でてゴマダレで喰う

アマナツはいつもの切り方だ


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アマナツとアスパラだけではちょっと物足りないだろう

好物の羊が安くなっていたので買ってきた


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今時分のニュージーランドの子羊は

スプリングラムといってとても旨いと謳っている

まさに晩春の膳にふさわしい肉じゃないか







...








ん?ニュージーランドはいま秋じゃないかと訝りながら

スパイスを効かせてラムを焼いたらさあどうぞ

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...









冷凍庫から出してグラスに注いだズブロッカは

凍ってはいないが少しトロリとしている


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オンザロックもイイがこのままでも充分冷たい

常温よりも香りは立たないが

俺にはこの状態が一番旨く感じられる

一口きゅっと飲ってアマナツをひと齧り

強い酒の刺激をアマナツのジュースが和らげる

生に近いアスパラガスの香りと歯触りを楽しんだら

口中のゴマダレをズブロッカですすぐ

香ばしく網焼いた肉汁滴る子羊の肉が

この酒に合わないワケがないだろう








...








アルコール40度の酒をストレートで呑むのだから

過ぎないように注意しなければならないが

こうして呑めばどうしたって

呑み過ぎちまうってもんだろう

充分呑んだらトイレに立っていただきたい

トイレでおしっこをしていただきたいのだ


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ここからがズブロッカの真骨頂で

酒中に浸出したバイソングラスの成分が

腎臓を通過しまるで再び生命を与えられたかのように

おしっこの湯気としてイキイキと香り立つ

目を瞑り恍惚としておしっこするアナタのココロは

春から夏に向かって吹く風に乗って

ヨーロッパバイソンが草を食むポーランドの

広大な緑一面の牧場へと飛んでいくことだろう





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by US100243 | 2017-05-17 16:57 | 里の味 | Comments(22)
我らが身辺に低廉の佳肴あり(その1)
   
   
俺は貧乏に強いと思う


幸い今まで生きてきてその日喰うものに事欠くほど

困窮したことはないが金持ちになったこともない

まずはありきたりの小市民と言える俺が

なぜそんなことを言えるのかと言えば

冷静かつ客観的な自己省察(せいさつ)による

人みな自分にウソを吐くと日頃言ってるお前が

客観的な自己省察とは笑わせる
 と

言われてしまえばまことにその通りなのだが

俺がケチンボでシミッタレで貧乏に対する耐性が

大方の皆さんよりあるということについては

けっこう自信を持っているのだ









...









俺がケチンボなのは生まれつきなんだろう

末っ子の俺を溺愛したお袋でさえも

お前はホントにケチだねぇ と

ことあるごとに慨嘆していたものだ

本物のケチンボだから他人のムダ遣いも許せない

だから結婚当初から嫁にも倹約を要求したのだが

もちろんバカ嫁は俺に従うはずもなく

いまだに大して寒くもないのに暖房をつけたり

お湯を出しっぱなしにしたりのムダ遣いを仕掛け

イラつく俺をみて嘲り悦ぶという

隠微な楽しみを楽しんでいるのだ









...








アカの他人の大金持ちが自家用ジェットで

絢爛豪華なビーチリゾートへ繰り出したり

貧しく愚かな若者が金がないと嘆きながら

自家用車やスマホを手放さないのをみて

内心憤然とするのだが文句を言うわけにもいかず

独りイジイジとシミッタレた人生を送っているわけだが

それが不幸かと言えばまったくそんなことはない

もともと物欲が希薄なせいか着る物や持ち物には

あまり関心がないし頓着しない

好きな魚釣りだってたまたま持ち合わせがあるから

高速道路を走って夜磯でフカセたりブッ込んだり

渓流で毛鉤を振ったりしているが

持ってなければ近所の沼で枯れアシを竿に

泥鰌や手長エビなんぞを釣っても

同じ楽しみを楽しめるだろう









...









俺は物欲はあまりないとお話はしたが

禅寺の坊主よろしく枯れて悟り澄ましているかと言えば

万事そう言うわけでもなく食欲はかなり強い

性欲は普通だ(と思う)

むしろ意地汚いくらいに旨いものが喰いたいほうで

と言って生来の吝嗇も同時に俺の中にあるから

夜ごとスーパーの生鮮品売り場をラン&ガンしては

半額セールやお値打ち品の旨いものを

撃っているのだとお話したことがあったと思う


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堕落の蟹師と呼ばれて









...








そんな変わり映えのしないある春の夜

俺はスーパーで結構な肴をゲットした


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これは安い!

メカジキのアラでハモニカと呼ばれる部分だ

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画像拝借

100gが50円とはちょっと破格で

動物性タンパク質最安値と俺が認定した

哀れなサケの白子より安いじゃないか


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100g55円w

アラとはいえメカジキだから気仙沼辺りで水揚げされた

国産品なら100gで200円以上はする食材だ

台湾産で冷凍だから安いのかもしれないが

なに台湾だって気仙沼だって同じ太平洋だ

旨いに違いないだろうと思って買ってきたのだ

今夜はコイツを煮付けて一杯飲りませんか









...









近所の空き地で群生しているカラシ菜の


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年々歳々花相似たり

薹(とう)を漬けておいたからそれを刻もう

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少し発酵している








...









俺の自然農園(狭い庭)ではいつも春になると

喰い切れなかった菜っ葉が花を咲かせる

それは小松菜だったりチンゲン菜だったり

自家採種したワケの分からない交雑種だったりするが

俺はそれらの花のツボミを好んで摘んで喰う


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小松菜に近い植物

ヤツラもそれでは子孫を残せないから

すぐに脇芽を伸ばすだろう

それもすかさず摘んで喰う


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水菜に近い植物

放置プレイの自然栽培の野菜は逞しいから

かくてはならじと三たび四たび花芽を出すが

俺は容赦なくそれらも摘んで喰ってしまう

シーズンも終わりの今頃になるとそれらの花芽は

細く硬くあまつさえ苦味すら帯びてくるが

それも味わいと俺は摘んで喰ってしまうのだ

この苦味はもうこれ以上俺に喰われまいと

生成されたアルカロイドの類の毒物かとも思うが

なにこんな酷い仕打ちをしてるんだもの

もしもアタッたところで俺に植物を恨む気持ちはない


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喰い尽くされたブロッコリー

完熟して自然落果した甘夏ミカンも拾っておこうか

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結構旨いよ








...









カジキのハモニカを甘辛く煮付けてる間に

摘んだ菜の花を茹でてしまおう

茹でるといってもホントに茹でてはイケナイ

塩を一つまみ入れた鍋の湯が沸いたら

火を止めて菜の花を放り込む


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もう火にはかけない

数分お湯に浸したらそれで出来上がりだ

香りも歯触りも上等だろう


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緑も素敵だ

今夜はまた一段と安上がりな酒肴ばかりだが

味もお安いかどうぞ試してくれたまえ


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晩春の膳








...









お湯に浸しただけの菜っ葉たちの薹(とう)は

シャキシャキとした歯応えを残して緑も香り

やっぱりちょっとホロ苦い

そして春の生命力を感じさせるそれら諸々が

ゴマだれのコク味と絡まりたいそう旨いのだ

どれ100g50円のメカジキのハモニカはどうだろう


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旨いに決まってる

背びれの土台になっているであろう骨から剥がして喰うが

ヒラメで言えばエンガワの部分だろう

しっかりとした筋肉にカジキ特有の匂いのいい脂が

適度にサシていて予想通りにしみじみ旨い

いったいにケダモノやら魚やらイキモノの肉は

骨や皮や内臓に絡んだ部分がたいてい旨い

取り澄ました正肉やサク取りした身なぞは

料亭通いの金持ちに喰わせておけばイイだろう

そして醤油と酒と味醂から成り立つ煮汁は

世界でもトップレベルのソースだと改めて思うのだ









...









因果は廻り生まれ変わった来世の俺は

大金持ちになっているかもしれない

生まれ変わっても魚釣りは好きだろうから

自家用クルーザーでトローリングなんぞをするだろう


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ああっバラシた!

見事トロフィーを仕留めて港に凱旋した俺は

そのメカジキを解体して漁師や農民に配ってしまうだろう

だが捨てられたアラをそっと拾って持ち帰り

海べりの大邸宅で煮付けて一杯飲るに違いない

財産目当てで結婚したモデル上りの嫁はそれを見て

アンタはホントにしみったれた男ね と

バカにして嘲り嗤うんだろうなぁ





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by US100243 | 2016-04-30 15:48 | 里の味 | Comments(42)
花に想う~春の川辺に佳肴あり(後篇)
     
<<続き
     
   
ツンと辛いカラシ菜漬を懲りずに口いっぱいに頬張って

ぐはぐはいいながら酒を飲んだり飯を喰ったり

幾日かかけて楽しむうち緑鮮やかだったカラシ菜漬は

やがて黄色から黄褐色に変色してくるだろう

ツボミに蜜やら花粉やら栄養分が含まれるせいか

漬物のくせにカラシ菜漬は傷むのがけっこう速い

付着していた乳酸菌に発酵を促されて

酸味の生じた漬物もそれはそれで旨いものだが

この風味にはちょっと好き嫌いがあるだろう

悪い菌が繁殖して腐敗臭を感じることもある

ああもう終わりか天然の喰い物の旬は短いものだなと

三角コーナーに捨ててお仕舞いになるか



いやいやちょっとお待ちなさい


せっかくいただいた自然の命だもの

もう一工夫して美味しく喰ってみよう









...









若い頃俺はサラリーマンだったことがあって

しばらく九州に暮らしたと以前お話したと思う

毎晩のように中州に繰り出しては酒を飲み

ご多分に漏れず〆にはラーメンをよく喰った

九州でラーメンといえばやっぱりとんこつラーメンで

そのケモノ臭さとしこたまぶち込まれた化学調味料に

俺の舌とココロはシビレさせられたものだ


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今でも無性に喰いたくなる

薬味は紅ショウガがメジャーだったが

店によってはよく高菜の油炒めが置かれていた

高菜の古漬を唐辛子を効かせて炒めたもので

関東育ちの俺は知らない喰い物だったが

ピリリと辛いそれを俺は愛好した

高菜は関東ではなじみの薄い菜っ葉だが

味や性質はカラシ菜の兄弟みたいなものだろう

今日は高菜の代わりに古くなったカラシ菜漬を

九州の流儀で炒めてみたいと思うのだ









...








カラシ菜を小口に切って唐辛子はたっぷり


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辛い方が旨いがお好みで

油で炒めるのだが油の種類は何でもいい

菜の花つながりでキャノーラ油はどうだ


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無難な選択

意外なところではラードがけっこう合う

獣の脂のコク味が油気のないカラシ菜漬に力を与えるのだ

ラードがいいからといってもワザワザ買いに逝く必要はない

豚の三枚肉を鍋にしたり角煮を作ったり

翌朝にはスープや煮汁に脂が凝固して浮いているだろう

それを菜箸でつまみ取ってフライパンに落とし込めばいい


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安上がりだ

このラード炒めは旨いのだが冷めると脂が固まってしまう

喰うたびに炒め直さなくてはならないのが

ちょっとメンドクサイといえばメンドクサイ

だから俺は多く胡麻油を使う


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これもコクがある

お好みでいろいろ試してみるのがよろしいが

まあ揚げ物をやった残り油でも何でもいいのだ









...









多めの味醂を加えて炒めつけるのだが

もともと漬物としての塩分が含まれているから

醤油はいいように加減すればいい

仕上げに煎り胡麻をパラリと振って


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アッという間に出来上がり








...









我が田に水を引くようだが

このカラシ菜漬の油炒めはかなり旨い

俺は本家の高菜炒めより旨いんじゃないかと思う


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自信作です

甘味を勝たせれば飯がいくらでも喰えるし

唐辛子を効かせれば酒がいくらでも飲める

日本酒もイイが焼酎によく合うと思う

味付けを濃くすれば日持ちもするだろうが

なに旨いからスグ食い尽くしてしまうだろう

野遊びの楽しさについ採り過ぎてしまったとしても

無駄にするシンパイはないと俺が請け合う









...









カラシ菜漬の油炒めの在庫がなくなったので

俺はみたび川辺に出かけた

カラシ菜はいよいよ成長して咲き誇り

川べりは一面の菜の花畑になっていた


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真っ黄色ですよ

よく探せばまだ喰える株があるかもしれないが

もういいや

昨日より少し暖かい風に吹かれながら

陶然として俺は菜の花に囲まれていた

アブラ菜と比べて色と匂いが少し薄い気もするが

カラシ菜の花もやっぱり菜の花で

押し寄せるその匂いは俺の記憶の畑に鍬を入れる

ふうわりとした長いフレアスカートを履いた背の高い

ちょっとアカ抜けない娘が花の中に佇んでいる

近づいて寄り添う俺は彼女の洗い髪の匂いを

今嗅いでいるかのように感じることができるのだ




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最後まで読んでくれてありがとう
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by US100243 | 2015-04-17 10:11 | 里の味 | Comments(15)
花に想う~春の川辺に佳肴あり(中篇)
   
<<続き

   
皆さんお住まいの街もたぶんそうだと思うのだが

俺の棲家の近所にはドブ川があって

毎春その川辺には菜の花が盛大に花を咲かせる

用水や排水の流れ着く先で

街で一番海抜の低い辺りを流れるから

栄養分も豊富で湿り気も適当なんだろう

今年はどうかと来てみたが少し早かったようだ

それに生えてる菜の花様子がちょっと変だぞ


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なんだかゴツイな

野生とは言えいかにも頑丈で強そうだ

この菜の花は菜の花でもカラシ菜の菜の花で

実は自生して咲く菜の花はほとんどカラシ菜なのだ

昔は菜の花といえばたいていはアブラ菜の菜の花で

その種子である菜種から搾り取る菜種油は

重要な農産品だったから菜の花畑も多かった

コボレ種も多かったろうからあちこちで咲く菜の花は

たいていはアブラナだったのだ

菜種油はキャノーラ油なんてスカした名前になって

よく売られているし大豆油アレルギーの俺も愛用しているが

そのほとんどは輸入物でもう菜種を蒔く農家もない

蒔かれるのは観光地で観賞用としてくらいだ


これも時代の流れだろう


性質の強いカラシ菜が野生種として生き残り

ドブ川べりを制覇して今に至っている









...









このカラシ菜、丈夫でどこにでも自生しているとなると

何だかアリガタミも薄くなってしまうがバカにしてはいけない

季節の喰い物としてかなり旨いものなのだ

俺が見たところ結構な都会でも生えているから

手軽に野草摘みが楽しめるのも嬉しい

たいてい無尽蔵に群生してるから興味を持った皆さんが

春の川辺に出かけて少しくらい採ったところで

資源の枯渇を心配することもないし

どこぞの漁港のように軋轢やら衝突やらの恐れもないだろう

喰いたいだけ採ってこの春の雅味を味わってはいかがかと

遠慮なくご紹介したいと思うのだ









...









栄養分も水分も豊富なドブ川べりに生えるカラシ菜は

メキメキ育ってその塔はアスパラガスくらいに太い

何だか硬くて食えないんじゃないかと

シンパイする向きもおありかと思うがシンパイない

他の山菜野草と同様に手でポキリと折れれば

そこから美味しく喰えるのだと前にもお話したと思う


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細くても折れないのはダメ

遠目に霞んで見えるのは

梅かな桃かな桜かなと野遊びがてらに採ったとしても

5分もあれば喰うには充分なだけ採れるだろう


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今日はこれだけ

家に帰って料ってみるか








...








サッと湯通しして水をかけ粗熱を取る


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茹でちゃダメ

塩をして容器に入れ冷蔵庫にしまう

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色鮮やかだ

重しを乗せてもいいが乗せなくてもできる

漬けてる途中でよく揉むと辛みの強い旨い漬物になるから

時間と情熱のあるお方は手塩にかけて揉んでやるとよい

俺はといえばタッパーウェアーに入れて密封し

上下左右にガシャガシャガシャとシェイクして

ああよく揉めたと澄まし顔だ

一日おけば旨いカラシ菜漬が出来上がる


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小口に切って喰おう








...









料理とは言えないような簡単な一品だが

これが結構イイ肴になる


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血圧注意

種子から和カラシを作ったり野菜として喰ったり

もともとは栽培種であったカラシ菜ではあるが

野生化して久しいせいかホロ苦いアクも含まれる

だがそのホロ苦さや青臭さが萌えいずる新芽の

内包するエネルギーをいただくようにも感じられて

春の酒にふさわしい肴だと俺は思っている









...









カラシ菜漬の辛さは鼻にツンとくる辛さで

同じアブラナ科のワサビと同系統の辛さだ

だから米の飯にもとてもよく合う

俺はカラシ菜漬を混ぜ込んだ飯で飲むこともある


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糖尿注意

酒を嗜まないお方も丼飯にカラシ菜漬をどさりと載せて

ちょっと醤油を垂らして口いっぱいに頬張ってみたまえ



ぐはっ


っとくるだろう

揮発性らしいその辛み成分が鼻腔を抜けて

頭蓋の裏に激突して脳内に拡散する

そんな危険も孕むからカラシ菜漬がいくら旨くても

ゆっくり落ち着いて味わっていただきたい









...







採ったカラシ菜はすぐに喰い尽くしてしまったから

俺は再び川辺に向かった


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遅かったか

カラシ菜は成長して菜の花畑になっていた

だが諦めるのはまだ早い

斜面の日陰側や川の水面に近いところには

気温が低いのかまだ蕾が開かない株も多い

個体差もあって咲き誇る株の隣にだって

喰い頃の株があったりもする

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けっこう採れました

そんなふうに同じ地域でも未練がましく探索すれば

半月くらいはカラシ菜摘みを楽しむことができるだろう



続く>>



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もう少し書かせてね
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by US100243 | 2015-04-13 18:10 | 里の味 | Comments(10)
花に想う~春の川辺に佳肴あり(前篇)
   
   
菜の花畠に入日薄れ

見わたす山の端 霞ふかし


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唱歌が好きです


春はやっぱり菜の花だろう

スミレだってチューリップだってもちろんイイし

王道は桜に決まってるじゃないかと叱られたなら

それはそれで正論でお返しする言葉もない

だが菜の花には独特の香りがあるだろう

俺の呆けたアタマの中に存在する思い出の多くは

それらにまつわる匂いの記憶と分かち難く

郷愁やら後悔やら興奮やら

こもごもの感情を喚起させると以前お話したと思うが

この菜の花の香りに俺は特別の思い入れがある

俺にとって数ある春の花の中で最も身近で好もしくて

そしてココロ揺さぶられる花は菜の花なのだ









...











ずっと昔もう30有余年が過ぎたろう

まだ学生で新学期の始まる前の春休み

俺は顔をだしていたサークルの仲間たちと

外房は御宿海岸に一泊の小旅行に出かけた


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その頃から建ってたとおもう

その時代、海や山には安価な民宿がまだ残っていて

貧乏学生の旅行や合宿には重宝したものだ

泊まった民宿もたぶん漁師と兼業だったのだろう

ピカピカの金目鯛の刺身を喰いきれないほど出してくれた

酒の持ち込みもOKで俺たちの気勢はいよいよ上がった

若者は基本的にバカだから飲み過ぎて吐くヤツが何人もいた

もちろん俺も仲間に交じってハシャイではいたが

そのじつ内心ではあまり楽しまなかった

人付き合いより花鳥風月を俺は愛した

魚釣りを通じて幸田露伴や井伏鱒二を好んで読んだり

山本夏彦というヒネクレモノの爺さんにに私淑していたり

同世代の連中とはあまり話が合わなかった

その夜の俺も仲間の間を杯を持ってまわりながら

小さく開けた窓から聞こえてくる波の音や

潮の香りにばかり本当はココロを向けていたのだ









...









帰りの道中だったろう

俺はさりげなくある娘の隣の席に座った

その下級生の娘に俺は恋をしていた

首尾よく隣に座ったものの俺は女性にオクテだったから

何を話せば年頃の娘が喜ぶのか皆目わからない

俺はおずおずと彼女に語りかけた

昨日海岸を散歩してるとき変な魚が落ちてたよね

ああはい、ちょっとグロテスクでした

あれはゴンズイといって危ないから触っちゃだめだよ

はい、たぶん触らないと思います

でも食べると結構美味しいんだよ

はぁ...


何とも盛り上がらない気まずい空気とともに

俺たちは千葉の山あいの里を抜ける列車に揺られていた

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千葉の田舎は変わらんね








...








車窓は既に夕闇に閉ざされ

もう外の景色は分からない

若者達の熱気に誰かが窓を開けたのだろう

どこからか流れ込む春の夜気に

確かに花の香りを感じた

イイ匂いだね

俺は答えを期待せずに彼女に言った

はい、菜の花ですね

興味に眼をキラリと光らせ彼女が答える

えっ、わかるの

訊けば彼女は動植物に興味があって

ことのほか香りのいい花が好きなのだという

そしてこの偏屈そうな先輩学生(俺のこと)が

自分と同じ嗜好を持っていることに驚いたようだ

花の匂いは言葉で説明するのが難しいがゆえに

知っている者同士のココロを近づける

周りの学生たちがえーっ聖子ちゃんがぁーだとか

やっぱりパンタロンがナウいよねだとか

ワイワイしゃべり合う喧騒の中で俺たちふたりのココロは

夜の闇の中に広がっているであろう菜の花畑を

肩を寄せ合い歩き始めていた


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美化しまくり








...









僕は花が咲いてるとつい匂いを嗅いでしまうから

俺は彼女にゆっくりと語りかける

散歩から帰ると鼻のアタマによく花粉が付いてるんだ

えーっ咲いたマンさんて可愛い

嬉しそうに笑う彼女はいきなり俺に質問をする

アジサイって何科か知ってます?

うーん何だろう、ウツギの仲間かな

ぶーっ、ユキノシタ科なんですよぉ

へーっ!意外だなぁ



...




他愛もないとおっしゃるか

その通り他愛も何もない若いふたりの会話だが

彼女と一緒に菜の花の香りを嗅いで

俺は充分シアワセだった

昨夜宿で洗ったらしい彼女の髪の匂いを

分からぬように胸いっぱいに呼吸して

ああ今この俺にこの瞬間以上のものは

何も要らないとココロの底から思っていた


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サカッてもええのん









...









季節の変わり目の寒暖の差で精神が失調をきたしたのか

われにもあらず変な話をしてしまったようだ

こんな古臭い昭和のプラトニックラヴのお話は

ミもココロも汚れちまった皆さんには

たぶんお分かりいただけないだろう

俺もほとんど忘れかけていた

言って詮無いお話はこれくらいにして

春風そよぐ野辺に出て菜の花を探してみよう

そしてその香りを胸いっぱいに吸い込めば

あの頃の感性やら情熱やら性欲やらが

少しは甦ってくるかもしれない

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花の下にて春死なむ


続く>>



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忙しいのでいったん切ります
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by US100243 | 2015-04-08 14:33 | 里の味 | Comments(12)
つゆのあとさき
   
   
今がまさしくその時だろう


本場鳥取産は高いから鹿児島産だっていい

なに、ドコの産だって半額処分セールだっていいから

すぐに八百屋に走って泥ラッキョウを手に入れ



ぜひラッキョウをお漬けなさい

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お安い鹿児島産は即売り切れ








...









梅雨入りを迎え渓流も本格的にシーズン入りし

海べりにもカタクチイワシが接岸してると聞く

何を悠長にラッキョウの話なんぞをしてるのかと

笑われてしまうだろうがこれにはちょっとワケがある

ワケがあると言っても大したワケじゃなく

早い話が渓で転んで足に怪我したのだ

骨は折れていないから仕事に差し支えはないが

ひと月経つ今もまだ痛いから釣りには逝けない

足ごしらえはちゃんとしてたし

別に急峻な山岳渓流でもない

勝手も知った通い慣れた沢で転んじまった



ヤキが回ったってことだろう


年はとりたくないもんだ








...









GW明けに俺は渓で遊んだ


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水温は12℃

爽やかに晴れたとてもいい日和で

甘い風の匂いをたどると


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藤の花が咲いていた

毛鉤に飛びつくヤマメにも肉が付いてきて

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もっと太れ

これから梅雨明けまでの短い間が

俺にとって渓流釣りのピークなのだ


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梅雨が明けると味は落ち出す








...









風がでてきた

ひと休みしてかたわらを見るとオオイタドリが生えている


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スカンポと呼ぶ地方もある

オオイタドリは山では普通に見る植物で

秋に巣食うイタドリ虫はイワナの好餌と言われていた

最近はとんと聞かないがまだ使われてるのかな

そういえば山ブドウのツルに巣くったブドウ虫も

俺がガキの頃には一本100円くらいで売られていて

そのツルの膨らんだ部分を束ねたものをよく買った

一本つまり一匹のブドウ虫が100円だから

今考えても結構高いエサで

せっかく買ったそのツルの膨らみが空き家だったりすると

ずいぶんとクヤシク思った記憶がある

そしてたまに一本のツルに二匹入っていたりすると

それだけでヤマメやマスを釣ったくらいに嬉しかったもんだ

ブドウ虫採りはいい小遣い稼ぎになったと聞くが

養殖のブドウ虫が売られている今は

もうそんなこともないのだろう









...









オオイタドリを折り採る


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ポンと音がする

ガシガシと齧る

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すっぱーい

渇きかけた喉に唾液を誘う酸味が心地よい

そうこうしてるうちに風はいよいよ強くなる

何の釣りもたいていそうだが特に毛鉤釣りは風に弱い

俺はひとまず竿をたたんだのだ









...









山道に上がるとスイバが生えていた


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これもスカンポと呼ばれる

西洋の読み物でもちょくちょく見かけるくらいだから

世界的にポピュラーな野草だと思うが

なぜだか俺の育った地域ではほどんど生えてなかった

だから俺にとっては結構アコガレの植物で

見つけるとたいていこうして折り採り


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こいつは音はしない

ガシガシガシと噛みつぶし

喉とココロを潤すならわしだ


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すっぱーい

そんなふうにフラフラと遊んでいたが

風は一向に収まらなかった

むしろどんどん強く吹いてきて

こうなるとハエ竿テンカラじゃお手上げだろう

仕掛けを詰めて重いタマを噛ませて

マブナのヅキ釣りのように魚を獲る手はあるが

今更川虫を採るのもメンドクサイ

俺は風を頭上に山襞深く流れる

小さな沢のひとつに入ることにした









...









林道脇の駐車スペースに車を残し

俺は杉山の中にもぐりこみ沢を目指す

杉山は間伐したばかりのようで

杉の枝やら丸太やらがごろごろ転がっている

もうずいぶんと太く育った杉なので

割り箸やら何やらに利用すればと思うが

運び出す手間賃にもならないのであろう

歩きにくいが暗い山にはいいモノもあった


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シドケだ

標準和名はモミジガサで旨い山菜だ

俺はこのシドケの独特な香りが大そう好きで

茹ですぎないよう注意して薄味のオヒタシにする

シャキシャキとした歯ごたえと香りを楽しむのだ

そういえば釣友Mはマヨネーズが合うと言っていたな

いい年をしてジャンクな奴めと思うが

山菜にマヨネーズは確かに合う

サッパリしたものに油脂を当てるのは料理の定石だろう

俺はタップリ喰うだけのシドケを摘み採ったのだ








...









杉山を抜け広葉樹林をしばらく進むと

微かな水音が聴こえてきて沢筋に出る

この辺りは巨岩巨石のあいだを

わずかな水がチョロチョロと流れているだけだ

こんな流れの中にも渓流魚は居る

増水した時に半信半疑で竿を入れると

いったいどこに隠れていたんだと思うような

良型のイワナやヤマメが釣れたりする

でも平水時ではちょっと難しいだろう








...









しばらく登ると堰堤が見えてきた

それを越えると流れが現れる


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水温は11℃

流れに毛鉤を浮かべると魚がでてくる

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コンニチハ

小さいけれど綺麗なヤマメだ

沢筋だからイワナも多い


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骨酒になってね

俺は骨酒用にイワナをひとつだけキープし

腰に下げた友バッグに水とともに入れた









...









沢は種沢とも言って魚の補給地だと思うから

釣って喰う俺はなるべく本流筋で釣るようにしている

でも本当は山の胎内にもぐり込んでいくような

こんな小さな沢での釣りが大好きなのだ

大自然に抱かれているようなココロ持ちさえして

魚や草木との距離もより近く感じる

そんな安心感から油断したのか魔が差したのか

体重を預けていた左足が滑った

踏ん張ってバランスを取ろうとした右足も滑った

体をひねって岩に突こうとした右手も滑り

俺はそのまま沢水の中に倒れ込んだのだ









...









膝くらいの深さのなんでもない流れだったが

11℃の沢水は冷たく俺は声にならない悲鳴を上げた

慌てて起き上がろうともがくと左足の腿に激痛が走る

倒れ込む過程でしたたか岩に打ちつけたようだ

両手で岩を掴んで身体を引きずり上げる



ああ、なんてこった


骨は折れてないようだが左足が痛くて動かせない

情けない話だがその時俺は死を想った

落ち着いて考えれば左足一本くらい利かなくたって

残りの三肢で時間はかかるが移動は出来る

よほどの山奥でなければ何とかなるだろう

だが冷たい水は体温と共に精神力をも奪ったようで

俺は小さい沢の岸辺の石の上でしばらくの間

大自然に抱かれながらヒイヒイとへたり込んでいた









...









もういいかげん生きたから

このまま好きだったこの沢で逝っちまっても

仕方ないと思おうと思えば思えるが

後に残された者達はどうだろう

特に一番下の高校生になるせがれは

誰に似たのか天晴れなくらいのバカたれで

やつが一人で生きていけるようになるには

まだしばらくの年月が必要だろう

俺を虐げてきた嫁だってそうだ

俺を搾取する以外にできることはロクに無いから

一人で食べていくのはかなり難儀だろう

ふつつかな嫁だったと反省するだろうか

亡くして初めて俺の愛に気づき涙を流すだろうか


...


いやそれはナイな

あいつはそんなタマじゃない



全米が泣いても嫁は泣かない


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くやしいのう








...









生命保険金を嫁にやるのはいかにも惜しいと

フツ―のことを考えられるようになったのだから

ココロも落ち着いてきたのだろう

打ちつけた左足の腿はひどく痛むが他に怪我はない

恐る恐る取り出した胸ポケットのケータイは

濡れてはいたが防水でもないのに生きていて

健気にアンテナ二本を立てている

消防に救助を頼もうか迷ったがやめた



やっぱりハズカシイ


キープしていたイワナを逃がして友バッグを空にする

絞ったタオルでケータイを拭いて仕舞い

俺はザックを背中に背負い直した

逝けるとこまで自力で逝こう









...









岩だらけの沢を下るのは意外に順調だった

移動するのに両腕を参加させられたからだ

だが沢筋を離れ杉山に入り込んだ俺の前には

無数の間伐材が転がっていた

俺は頃合いの棒きれを杖にして歩いていたが

来る時はひと跨ぎした丸太が越えられない

つま先がコツンと当たるだけで腿に激痛が走る

アアーッ

イテーッ


悲鳴をあげながらヨロヨロと進む

普段30分の行程を2時間くらいかけて移動する

俺のシャツを濡らし染み込んでいた冷たい沢水は

車に着く頃には熱い汗に替わっていた









...









荷台の隅から着替えを引っぱり出す

何年ものあいだ積みっぱなしにしてたせいか

ちょっとホコリ臭かったがそれでも有り難い

そしておもむろに濡れた札を乾かした


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船長と呼んでくれw

俺の車はもちろんオートマ車だから

左足が利かなくても運転は出来る

足の痛みと興奮で道中眠くなることもなく

俺は休憩なしで車を家へと走らせたのだ









...









いつになく早い時間にインターチェンジを降りると

俺はスーパーの駐車場に車を滑り込ませた

買い物のオバちゃん達に奇異の目で見られながら

左足を引きずり鮮魚売り場へ向かう


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限界なのは俺の足だろう








...









家へ帰り着くと嫁とせがれがいた

何だかちょっといつもより愛おしく思えるのは

今日の経験で俺もひと皮ムケたのかもしれない

嫁は笑いもせずに魚はと訊く

俺がナイよと答えると

ならばオカズがないからその刺身をよこせというのだ


...


ザックの中に摘んだシドケが入っているが

疲労困憊で茹でる気にもならない

そんな俺を優しく迎えてくれるのは

やっぱりこいつらだけだろう


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だからラッキョウをお漬けなさい




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by US100243 | 2014-06-11 14:04 | 里の味 | Comments(22)
Mからの便り~鬼の居ぬ間に
   
   
釣友Mから荷物が届いた

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ご苦労さん

Mは俺がサラリーマンだった頃の同僚で

会社からある地方都市にトバされを任されている

もちろん妻子は付いてきてくれず単身赴任だ

釣り好きなのでいまだに俺との付き合いがあるのだが

釣技的にちょっと残念なトコロがあって

釣れないイイワケのために今はフライフィッシング専門だと

以前にお話ししたことがあったかと思う


また巻いた毛鉤でも送ってくれたかと荷物を受け取ると

クール便だし、かさも大きくずいぶん重い


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ジャーン


おおっ旬のアサリじゃないか


手のひらに乗せるとずしりと重い上等品だ

釣友Mはあまりに釣れない釣りに行き詰まりを感じて

逃げてはいかない貝掘りに活路を見出したのだろう

そばをウロウロしてる高校生のバカ息子に

おい、母さんに渡しておけと命じると

母さん出かけてて遅くまで居ないよと言う

なんでもオバサン仲間とディズニーシ―に逝ってるらしい


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ハゼ釣りかな

そうか

そうなのか


...



そいつはちょっと嬉しいじゃないか


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一升瓶もゴロニャンするだろう








...










実は今日は前から決めていた休肝日で

半日スポーツジムで身体を絞り上げる予定だった

だが嫁がいないとあってはそんなことはしていられない

せっかくの善き日なのだからMのくれたアサリを料って

俺は陽のあるうちから酒を飲むことにしたのだ









...








何かいいモノはないか自然農園に出てみる


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ほとんど原っぱだ

最近この手のヒナゲシがはびこっている

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関東地方だけかな

雑草のチューリップも咲いて春爛漫だ

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球根は喰えるよ

このあいだ喰ったムカゴはもう芽を出している

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夏には大変なことになる

今回はヤブガラシはやめにしておこう

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あまり悪いことしてないし

裏庭にまわるとミツバが生えていた

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これも雑草みたいなもんだ

何かに使えないかと、とりあえず採る

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結構旨そうだ

名残りのワケギも収穫した

こいつのひともじくるくるは春の良肴だろう


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熊本の流儀だ







...









さてMが送ってくれたアサリは極上品だ

メンドクサイ素材を活かしてあまり手をかけない方がいい

洗って鍋に入れたら酒をジャブジャブかける


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モッタイナイけど惜しみなく

フタをして火にかけ酒蒸しにするのだが

加熱しすぎないことが肝心だろう


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ナマだって喰えるのだから

吹きあがってくると鍋の中でカチカチと音がする

これは熱さに耐えかねたアサリが開く音なのだが

この音がしなくなったらもう出来上がりだ

ものの5分くらいだと思う

採ってきたミツバを刻んで


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瑞々しいね

皿に盛ったアサリに散らせば和風酒蒸しだ

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汁も捨てるなよ








...









俺はケチンボだがニンニクはちょっと高い国産品を買う

必ずしも国産品なら安全だと思っているわけじゃないが

それでも芽の出てこない輸入品は何だか気持ち悪い

青森産のいいニンニクがあったので


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そういえばショウガもだ

スライスして次の酒蒸しの鍋に入れ

今度はタップリのバターを加える

チャイブのつもりで採ってきたワケギを刻み


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ちょっと取り分けておく

皿に盛ったアサリに散らせば洋風酒蒸しの出来上がりだ

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居酒屋によくあるよね

腹をすかせた子供がウロついているようなら

茹であげたスパゲティを和えて喰わせればよろしい


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ボンゴレだろう








...









バターを探していると腐りかけたイワシがあった


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モッタイナイから焼いてみる

菜の花時のマイワシはダメだ

なりはデカイが産卵期だから脂が落ちてる


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ハラワタ爆発

焼いてはみたがやっぱりちょっとアレなので

これは遊び疲れて帰ってくる嫁に食わしてやろう


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ラップして冷蔵庫へ








...









おおむね肴は整ったがまだひと仕事残ってる



スーパーのラン&ガンだろう


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主食ゲット

好物のアツミカブもそろそろ終わりだ

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20%引きは微妙なところ








...









さあムッチリ詰まったアサリの身を見てくれ


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まさしく今が旬だろう

ワケギの酢味噌とも出会いのモノと言える

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混ぜ込んでも一品になる

ひょっとして嫁が早く帰ってくるんじゃないかと

不安や焦りをココロの奥に感じたりもするが

それをもスパイスと思うのが俺の家飲みの流儀



今日は飲むよ


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春の宴



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by US100243 | 2014-04-27 16:37 | 里の味 | Comments(16)
ラッキョウ漬けるべし!
ガキの頃から怠惰な性格なのは自覚している

明日できることは今日やらないアスタマニアーナな俺だが

ラッキョウは漬ける

それも泥ラッキョウからだ

ずっと昔婚約時代の嫁が俺のアパートに夜這いをかけた時

いくつものビンに漬け分けた大量のラッキョウを発見し

二人の将来に漠然とした不安を覚えたという

まあ年季が入っているのです

自他共に認める怠け者の俺がなぜラッキョウを漬けるのか

理由など考えたこともないが、今考えてみる

第一に好きだからだ

皆さんも、いや全人類が好きなはず

サルだって好きだ(ムクだけか)

カレーライスの付け合わせといえばラッキョウと福神漬で決まりだが

福神漬とり放題のお店はあってもラッキョウとり放題のお店はない(と思う)

そんなことをすれば、すべての人が腹がいっぱいになるまでラッキョウをむさぼり喰ってしまう(と思う)

タダのラッキョウを肴に生ビールを何杯も飲む不届き者も続出する(これはテッパン)

そうなったら店はもたない

なんだか訳が分からなくなってきたが

それくらいラッキョウは人類に愛されているということです


第二第三の理由は割愛して、まずは俺の作品
a0279321_1312421.jpg

香り高くてウマイよ

今日はこの地球上に「自家製ラッキョウ党」を広めるべく

このブログをのぞかれた物好きなココロある皆様に

ラッキョウの漬け方を伝授もうしあげたい

難しい?

そんなことはない!

咲いたマン流の漬け方なら超カンタンかかるのは時間だけ

コスト的にもこんな感じ

国内産ラッキョウ漬>>>>>輸入品ラッキョウ漬>>国内産塩ラッキョウ(半製品)>>>>>輸入品塩ラッキョウ>>国内産おいしい自家製ラッキョウ漬

どう、ヤル気でた?

ヤル気でたらスーパーで泥ラッキョウを好きなだけ買ってくる(今年はもう遅いか)

ざっと洗って塩をまぶしつけ、密閉できる容器に入れて仮漬け

少し発酵するかもしれないので、エア抜きできる梅酒用のビンがあれば最適

塩の量はテキト―、多いほうが失敗の恐れは少ない

ラッキョウの一つ一つがカリン糖のようになるくらいで十二分だろう

そして放置

部屋の隅にでも置いて忘れる

たまに転がして上下を入れ替えてもいい

いずれ水が上がってくるので気が向いたときにでも

取り出してアタマとシッポ(根っこのとこね)を切りそろえる

水で洗いながら上下を切ってツルンと一皮むけばまっ白スベスベ

器に戻し塩をまぶしつけて本漬けとする

塩の量はテキトー

繰り返すが塩が多いほど失敗しないが塩抜きに時間がかかる

この工程だけちょっとメンドくさい

大シケで釣りにいけずモンモンとしている日曜日にでも

このちまちました作業で欲望を昇華してくださいな

ここまでくればしめたもの

この塩ラッキョウは長期保存に耐える

こんな感じ
a0279321_14351992.jpg



あとはもう好きな時に好きなだけビンからつかみだして

水道水で塩を抜き(俺のは塩が多いのか3日くらいかかる)

甘酢に漬けなおし

鷹の爪を入れたり入れなかったり

醤油を加えたり加えなかったり

アナタのお好みに調味してココロゆくまでラッキョウ漬をお楽しみください

味付けの工夫がメンドーだというアナタには

こんなのもおおありくいだ


a0279321_1585690.jpg



ラッキョウの強い個性に芋焼酎のロックを合わせて



夏の夕べの至福のひととき



世界中の人々が皆幸せにかつ自家製ラッキョウ党員になって

若い娘さんに接近しておしゃべりする時も口臭を気にせずに済むような

そんなステキな世の中に早くなって欲しいものです


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by US100243 | 2012-07-23 15:59 | 里の味 | Comments(0)
  

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