カテゴリ:海の釣り( 54 )
外房挨拶回り~ああ年末は忙しい
どちらかと言えば俺はダメ人間だろう

今日できることを明日に延ばすなと厳しく躾けられたが

明日できることは今日しない人間になった

明日になってもやらないで出来るだけ先延ばしを計り

いくつかのことはメデタクやらないで済んでしまうこともあるが

いくつかのことはのっぴきならない事態に陥ったりもする

やるべきことはチャッチャと片付けてしまったほうが楽なような気もするが

持って生まれた性分なのかそれができない






...






そんな俺の年の瀬の日々だが

これが猛烈に忙しい

各方面にまあ年内にはとカラ手形を切りまくったせいで

年末年始の休みは元旦だけになりそうだ

そのうえ泳ぎ納めだ忘年会だと行事も多いから

何が何だか分からなくなってしまっている

毎年恒例の収拾のつかない事態に陥ってしまったのだ






...






28日の金曜日は仕事納め

俺の仕事はちっとも納まらないが役所や多くの会社がそうだ

それまでに年末の挨拶を済ませなければならない

我らが日本は礼節の国

今年はお世話になりましたと挨拶しなければいけない

来年もよろしくと忙しくたって挨拶しなければいけない






...






俺はケータイに向かって話しかけている

はい、お忙しいところ直接伺ってはかえって失礼かと

まあ来年もひとつヨロシクお願いします


左手のケータイにペコリとお辞儀をしながら

俺は右手でカニ網を広げた

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合体ロボ1号だ

サンマを仕込んだカニ網をテッパンポイントに放り込むと

俺は漁港の駐車スペースへ戻った

そして今年の釣納めの舞台となるガチ磯へと車を走らせた






...






思えば今年も房総の魚達には世話になった

世話になったなら年末の挨拶くらいしなくてはいけない

人間様なら電話で連絡もつくだろうが

魚もカニもケータイを持ってない


ならば直接お会いしてご挨拶せねばなるまい

そう考えた俺は未明に車を走らせ

明け方の小湊漁港に降り立ったのだ

アカカマスが釣れていると聞いたからだ

アカカマスは旨い

ルアーで釣ればアジも混じるだろう

ライトゲームでアジカマをさくっと釣って喰おうご挨拶申しあげようと思ったのだ






...






小湊漁港につくと何人かアジンガーがいる

訊けば全然ダメとのこと

常夜灯の下に行ってのぞき込むと底までスケスケだ

前回同様モーレツな澄潮なのだ

原因はなんだ

潮回りか

前回も大潮だった

強烈な冷え込みか

大多喜辺りで車の温度計はマイナス4度だった

海での経験値の低い俺には原因が分からない

だが漁港内では釣りにならないことはわかる

俺はプールのように澄み切った漁港に見切りをつけた



磯に乗るしかあるまい






...






無風でベタ凪

夕方からの雨に向け日が陰ってきたのだけが救いだ

俺はスリムウェーダーで足元を固めると

できるだけ荒い磯の先端に出てルアーを投げた

サラシもなければベイトも見当たらない

いくつもの磯を回りルアーを投げ続けたが

一発逆転ヒラスズキの夢はかなわなかった

釣納めで丸坊主は俺らしいと言えば言えるがちょっと悲しい



さあどうする


南房に下って溝を攻めるか

いいや今日の夜潮は大きく引く

あっという間に水がなくなるし夕方からは雨の予報だ

濡れるのヤダから昼磯で結果を出すしかない



よし!本気だすぞ





...






場面は冒頭に戻る

ダメもとで澄みきった漁港にカニ網をしかけ

目指す磯の駐車スペースに車を駐めた俺は

あれやこれやをランドリー背負子にブチ込み

ポイントへと続く岩場を歩く

今の時期はノリで滑るので慎重に歩き続ける


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ポイント到着さあ逝くぞ!

水は澄んでいてサラシもないが夕マヅメのように暗い

これは何とかなるかもしれない

1.5号ハリスにチヌバリ3号

コマセを打ってオキアミをエサに流す

すぐにアタリがあり付け餌はとられる

エサトリがいる

なにかな南房と違って外房フグは小さいからな

しばらくしてやっと


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今年もお世話になりました

コッパ君だが何だか嬉しい

俺は岩場に生え始めたノリを集めた

エサトリを避けノリをエサにするのだ


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ヒトが喰っても旨そうだ

冬の肥えたメジナの腹を割ると

みっちりと海草が詰まっているだろう

緑のノリだけでなく赤いのやら茶色いのやら

あらゆる海草がみっちり詰まっている

だがエサにするのは緑色のノリだけだ

喰ってるんだから赤や茶色でもよさそうなものだが

なぜか緑のノリしかエサには使われない

ちなみにブダイやイスズミには茶色いハバノリやホンダワラが使われるそうだ

面白いもんだ


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こんなふうに生えている


ノリを針にたっぷり付けて振り込む

ノリの写真を撮っていると

おおっ、竿先がガンガン引きこまれているではないか

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昭和の頃はノリクシロといった


喰えるサイズご挨拶できてとてもうれしい

ノリとオキアミを交互に使ってみる

どちらに喰ってきたか忘れたがオナガもきた


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小さいけどよく引く

このオナガを釣りあげると同時に1.5号のハリスが切れた

小さくても流石オナガの歯だ

ハリスを3号ハリをチヌ針4号に替える


俺はノリ餌のメジナ釣りが好きだ

釣れ方が面白いのだ

昼間でも大針太ハリスに喰ってくるし

それでも針を呑みこんでしまったりする

ちょっと夜磯のメジナっぽいのだ
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来年もよろしく

真っ暗になるとアタリが止まる

なぜだか外房夜磯ではメジナは釣れない

俺のポイント選択が間違っているのか

外房ではアジくらいしか釣れないのだ

今日も雨の中2時間ほど粘ってはみたが

付け餌まる残りだった

外房の夜磯攻略は来年の課題だ





...





喰う分のメジナのワタとエラを磯の溝に投げ込み

俺は釣りをしていた痕跡を消す

ランドリー背負子に何もかも放り込んで背負い

帰りしなに溝の中をヘッドライトで照らしてみると

いるいる巨大ウツボが2匹

メジナのワタに誘われて

ぬめりユラリと水中を舞うように泳いでいる

来年こそケリをつけるぜ

のぞき込んだ俺が挨拶すると

食いちぎってやる

目を赤く光らせたウツボが答えた気がした





...





漁港に戻り漬けておいたカニ網を引き揚げる

なにもついていなかった

彼女(カニ)に会えないのはちょっと寂しい

もう冬眠したのかな

磯場のカニはいたけどな

冷たい雨の中俺はかじられた跡もないサンマをはずし

よく洗ってからカニ網をスーパーの袋に仕舞った

車に戻り魔法瓶の湯で粉末の茶を淹れる

茶を啜りながらアタマの中で

来年まわしにできる仕事はないかと考えているのだ
 


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来年が皆さんにとってよい年でありますように
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by US100243 | 2012-12-29 20:02 | 海の釣り | Comments(10)
外房漁港~星に願いを
R297を走りながら俺は迷っていた


今日は外房で遊ぼうと考え市原インターを出た俺は

清澄山スルーで鴨川に降りるか

松野から入って小湊へ逝くか

勝浦に直行するか

未明のアジングをどこで釣るか決めあぐねていた

釣果的には勝浦がカタイだろう

だが今日はただ釣れるだけじゃダメだ

東の空がひらけたポイントで釣りたい



ふたご座流星群を見ながら釣りたいのだ


寄浦港の小沢丸横辺りがベストポジションと言えるが

今はもう立ち入り禁止になっちまったから迷うところだ





...





若い頃俺はジャコビニ流星群やらナントカ流星群やら

流星群が来るたびそれを口実に娘さんを誘いだした


もちろん下ゴコロやら何やらパンパンだったw


老いぼれた今となってはもうそんなこともなく

ただ純粋に流れ星を見ながら釣りをしたいと思い

俺は深夜の国道を走っている





...





外気温はマイナス4度

房総でも内陸部は相当寒い

東に向いた車のフロントガラス越しに

花火と見間違えるような大きな星が流れた

おぉっ、もう始まってるのか

とっさに俺は願い事を唱える

アジ釣れろっ

あまりにもささやかな願い事だw


もちろん俺だってごくフツ―の男たちのように

世界征服だの女房征伐だの

ごくフツ―の野望を胸に抱いている

だが流れ星が流れるという瞬間的な勝負時には

そんな大それた野望にまで思いは至らず

つい眼先の欲望を口走ってしまうのだ

こんな所にも人間の器の大きさがでてしまうのだろう

ニヒルに笑う目の前にまた大きく星が流れる


カニ獲れろっ






...






流星を探しながら走る俺は道を曲がりそこね

結局勝浦は松部漁港に車を滑り込ませた

3ポンドテストのナイロンに1.3gのジグヘッドを直結

ワームを替えながらテンポよく探る

釣り始めるとすぐに大型漁船が往ったり来たり

そんな時間帯だった

こりゃ場所選択を誤ったとすぐ鵜原に移動する





...






鵜原漁港は、勝場港と長入港からなる

二つ並んだ同規模の漁港なのだが

なぜか圧倒的に手前の勝場港の人気が高い

皆が来るからコマセも効くのだろうアジも来る

平日の今日も釣り人は多い

当然俺は誰もいない長入港で釣る

まるでアタリがない

闇夜の大潮の上げ最中

条件はいいはずだ

業を煮やした俺はヘッドライトで水中を照らす

数匹アジらしき魚影が見えるがヤル気なさげだ

見切って俺は車を南へと走らせた




...






薄明るくなって小湊漁港

水を見て俺は驚いた

とんでもない澄み潮なのだ

大潮の上げいっぱいで水深はあるのに

普段キレイとはいえない漁港の水底が

ゴミやら小石まで丸見えなのだ

港内にロクな魚がいないことまで丸見えなのだ

これだけ外気温が低いのに海面の湯気も少ない

水温も相当低いのだろう

ボラだけが変わらず群れをなして泳いでいる





...





水底に漁師がブン投げた小サバが散らばっている

目を凝らして見てもそれに着く生物はいない

こりゃカニも望み薄か

今日は厳しい釣りになりそうだ

俺は竿を持って浮遊するゴミや係留船の下をチェックして回る

ヤル気なさげな小魚ばかりだがカマスがなんとかなりそうだ

群れの先にワームを投げ込んで誘う

最初の一投だけ少し追ってくるが、二投目からは知らんぷり

窮した俺はリアクションで喰わそうとパールホワイトのワームに替える

秘儀ナントカお願いしますよメソッドで

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ちょっと小さいけど


さらにお願いして
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ゼイタクは言えない

ナントカお願いし続けて喰う分5匹を確保した





...





いくつかの漁港をチェックするがどこも同じ状況だ

規模の小さい漁港などはまるでプールだw

記憶にないほどの澄み潮の漁港でワームを投げて

実は大変な収穫を得た

俺のブログに似合わないから詳しくは述べないが

リグの動きをつぶさに見たのだ

それは遠投すればするほど

深く沈めれば沈めるほど

イメージとはかけ離れた振る舞いを見せた

カウント5で2m沈むならカウント10なら4mか?

全然沈下速度が違うのだ

ボトム付近をゆっくりとリトリーブ?

ぐんぐんレンジが切り上がってるぜ

ちょんちょんトウィッチ?

上に向かってピョンピョンしてるぞ

俺は夢中でいろいろ試した

ラインの浮力を介してリグは思わぬ動きを見せる

フロロやポリエステルなら少しは違うだろうが

あくまで程度の違いだけだろう

何年分の経験にもまさる実験ができたと思う

俺は何十年もケタ違いの細糸でヤマメやアユを釣ってきた

水中での仕掛けの動きには気を使ってきたし、少しは分かってたつもりだ

自分の想像力と理解力の無さを棚に上げ、こう言っておこう



釣りは深い





...





小規模漁港の駐車スペース

俺は使いこんでズタボロになったカニ網1号とカニ網2号を取り出した

おもむろにその二つをつなぎ合わせ

俺は合体ロボ1号を製造したのだ

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破れてしまったエサ袋を新たに装着する
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2個入り100円

エサのサンマは抜かりなく半額ゲットw
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昨夜スーパーで

見渡す漁港は日に照らされて、水底のチギレ藻の破片まで見ることができる

狙うならあそこしかない

コーナーの係留船の影

一投入魂

サンマを仕込んだ合体ロボ1号を投げ込み俺は車へと戻ったのだ





...





酷く疲れている

昨夜通っているスポーツジムの水泳部で散々シゴかれ

身体はクタクタなんだが神経が高ぶって眠れず

そのまま出撃したのだ

こんな時に身体を伸ばして眠れるよう

俺は車の後部座席を格納しフラットにしている

フラットにはしているがそこにはダラシナク釣り道具が積みっぱなしになっていて

横になる余地は全くない

真冬なのに鮎ダモまで積んでるw

自業自得とはいえリクライニングすらできない運転席に座り

俺は大きくふうとため息をつく

運転する姿勢のまま1時間ほど気を失ったようだ






...






足元が寒くて目が覚める

エンジンを回してヒーターを付けた俺は

魔法瓶の湯で紅茶を淹れて啜った

ラジオで大沢悠里が今日で「小沢昭一の小沢昭一的こころ」は最終回だと言っている

彼が入院してからこの番組は

過去の傑作選を流していた

それもこれで最後だというのだ

今日でほんとうの終わり


小沢昭一はよく童謡を歌っていた

老人が歌うのだから老謡だと言っていた

今日は「思い出のアルバム」を歌っていた

この歌は今では卒園式の定番らしいが

俺がガキの頃には歌われていなかった

大人になってからそれを聴き

俺はなかなかいい歌だと思った

小沢昭一もそんな意味のことを言い、そして歌った

いつのことだか

思い出してごらん

あんなこと

こんなこと

あったでしょう

嬉しかったこと

おもしろかったこと

いつになっても

忘れない






...






サンマ臭いタオルで顔を拭うと俺は車外に降り立った

空気は冷たく日の光はあくまで眩しい

そろそろカニ網を上げてみよう

漁港のコーナーに回り細引きを引く

微妙な重みで何かが付いているのがわかる

それがカニなのかゴミなのかは分からないがw

おぉっでかいイシガニかな



モンツキイシガニきたーーーーーっ

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これは超レアだろう

最初はジャノメガザミかと思ったが、あまりにもゴツイ

よくよく調べてモンツキイシガニと同定した

ブロンズに底光りする甲羅

イシガニがさらに筋トレしたようなハサミ

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カッチョよすぎるぜモンツキイシガニ





...





落ちハゼを狙ってイソメでチェックして回るが無反応

たまにアタルのもサビハゼくらい
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およびでない


風が強くなり海面が波立つ

海水に色がついてきて海は変わりつつある

南房の夜磯なら勝負になるかもしれない

内房の根魚ならおみやになるかもしれない

だが今日は外房シバリと決め

太夫崎港で俺は車をUターンさせた

悪条件の外房とトコトン付き合ってみようと思ったのだ






...






一年で一番日が短いこの頃

夕マヅメの漁港で良型のイシガニを追加した

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小指くらい逝けるよな


常夜灯周辺のボトムを探る

昼間体得したイメージでねちねち攻める

わずかに感じるアタリ

俺は流行りの鬼アワセはしない

川釣りで大アワセはヘボのすることと身に染みているからだ

違和感を竿先に乗せたまま強く短くアワセる

緩めのドラグがチリチリと鳴く

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苦労しました

同じ攻め方で次も来た
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肉厚で旨そうだ

やっと5匹だが喰うにはいい分量だ
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まあまあの型揃い


先刻挨拶を交わしたアジンガーが

「失礼ですがこれいりますか」と声を掛けてくる

見ればでっかいマハゼだ


普通初対面の人間に外道をいるかとは訊かないだろう

なぜ俺が貰ってでも喰いたい人間だと分かったのだ

恐るべしアジンガー

ありがたく頂戴した
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落ちハゼもゲット





...






結局今日もそれなりに楽しめた

夜空を見上げる視野の片隅に

普通サイズの流れ星が見えた気がした

俺は別段願い事を唱えるでもなく

帰ってカニを茹でるかとつぶやくと

リクライニングしない運転席にゆっくり

身体を滑り込ませたのだ



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by US100243 | 2012-12-16 17:36 | 海の釣り | Comments(6)
地震はやっぱりダメなのか
その時俺は舘山道を走っていた


December07.2012-17:18


流していたラジオが騒ぎ出す

千葉では震度4だという

時速100㎞位で走っていたと思うが

揺れを感じることはなかった

その時俺は南房に向かっていたのだ





...





NHKは津波に警戒を呼びかけ続ける

当然だろう

3.11の悪夢が脳裏によみがえる

知らず俺も掌に汗をかいている

東北各県は津波警報

茨城県は津波注意報

千葉県は入ってない

予想の最大は宮城県の1m

一瞬迷ったがインターを出ると俺はエサ屋に滑り込んだ

アミブロックの解凍を予約していたのだ







...







揺れたかい?

店員に訊くと

大したことなかったです、この間の大震災のことがあるからみんな大騒ぎしてるけど

大丈夫かな

大丈夫ですよ


まあ大丈夫だろうが、余震の恐れもあるのだから適切な発言とは言えない

俺が彼なら磯には乗るなと止めるだろう

だが俺は彼をとがめだてする気はない

足元のトレイにはいくつもの解けたオキアミブロック

生きていくのは大変なのだ







...






目の前の電話が鳴る

受け答えする店員が少し悲しげに見える

キャンセルの電話だろう

俺は要りもしないルアーを二つ買い足して店を出た

別に同情したわけじゃない

年末セールで安くなっていたからだ







...







中途半端な気持ちのまま俺は半島を横切った

高台から夜の磯を見渡す

ウネリが作る白波が磯辺を白く縁どる

予報では波高2mだがもっと荒れている

逃げ場はあるだろうが磯に乗るのは諦めた

こんな日に海抜0mの岩場に立つ気にはなれない

海が怖くてしょうがない俺としては

夜の海に投げ出されるのは最悪の事態といえる

俺は半解凍のアミブロックをクーラー代わりのトロ箱に仕舞い込んだ

もうこれ以上解かす必要はない






...






さて内房に戻って根魚でも釣るか

それとも外房に上ってアジを狙うか

俺は外房に向けて漁港をランガンすることにした

地震とナマズの言い伝えだけでなく

地震の前後に生き物たちが常ならぬ行動をすることをよく聞く

慣れ親しんだ漁港の魚たちに変化はあるのか

俺のココロに好奇心がわいた

別に何の変化もなく

アジかムツでも釣れればそれはそれで嬉しい





...






潮は小潮で夜半まで上げ続ける

月はなく条件はいい

1.3gのジグヘッドにガルプのサンドワーム

とにかく魚の反応が見たいから

表層のハヤ引きからボトムでのリフト&フォールまで

1ポイント5投ほど探って見切る

布良

野島崎

乙浜

千倉

江見

太夫崎

浜荻

天津

小湊


夜灯周りやスロープ先のブレイク

1級ポイントを叩きながら北上したが

まるで反応はなかった

俺的鉄板ポイントの磯がらみの船揚場でも魚の気配はなかった

その間海タナゴらしいショートバイトが数回あったきり

イナや小カマスが泳いでいるだけだった


金曜の夜だが釣り人はほとんどいない

何人かのカゴアジ師に釣果を訊いたが

誰も何も釣れていなかった





...






これは地震の影響なのか

俺には分からない

前日まで南西風が吹き荒れていたのも悪材料といえよう

今日はもういい

何の結論も出せないが

今日のこの事実だけを記憶に刻み

俺は家路へとハンドルを切った

明日今日も仕事だ

良い子はやっぱり3時間くらいは寝ないとなw






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by US100243 | 2012-12-09 01:11 | 海の釣り | Comments(6)
南房サーフ~あのトリヤマを追え
たいていの釣人には好みの潮回りがあるだろう

そしてそれは釣り場や釣り物で変わったりもする

俺は冬場の大潮が苦手だ

冬の夜潮は大きく引く

磯で夜釣っているとドンドン水がなくなる

引き潮に合わせて前に出なくてはならないが

滑って危ないし何よりメンドクサイ

未明からの満ち込みも勢いがある

追われるように後退しなくてはならず

何ともせわしない釣りになる

満月でも出てた日にゃ釣れる気がしない

今週はそんな潮だった




...





木曜日の晩俺は考えた

明日はサーフでルアーを投げよう

朝夕マヅメは上げいっぱい

昼潮はあまり引かないから条件はいい

朝マヅメから夕マヅメまでの釣り

夜中に磯でゴソゴソ釣るより健康的だ

コマセ臭くならないし何だかカッコいい

ヒラメかマゴチを釣って刺身にしよう

合間に漁港でイカを釣るのも悪くない


明日は疑似餌シバリで逝くぞ


少し睡眠をとって真夜中

湯を入れた魔法瓶を持って俺は車に乗り込む

煌々たる満月に照らされながら

銀色に鈍く光る俺の車は館山道を南下したのだ





...





富浦インターを出ると脊髄反射でエサ屋に入ってしまう

しかしルアーの釣りにコマセはいらない

何も買うものはない

磯釣りにくらべて安全快適経済的なのだ

わが社のモットーのようだw

だけどあまり釣れない

保険に漁港を回ってお土産を確保した



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ムラソイ君


明らかに魚は減っている

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カサゴ君


今の時期は子持の個体が多い

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ムラソイ君


各ポイントで一匹ずつ

煮付けで喰う分カサゴとムラソイ2匹ずつキープした





...





明るくなってきて朝マズメ

俺はサーフに降り立つ

ルアーボックスをまさぐりカッチョいいルアーをチョイス

ルアーをセットするがすぐには投げない

辺りを見渡しトリヤマを探すのだ

ややっ、あそこの流れ込みで海鳥が騒いでいるぞ


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トリヤマ発見!


よーそろー

あのトリヤマにむかって全速前進!



ウェーダーをブカブカいわせながら俺は小走りで急ぐ

ダッシュをしたら老いぼれた身体は100mももたない

歩いて逝くには分泌されたアドレナリンが多すぎる

だから俺は小走りで砂浜を移動したのだ




...





トリヤマに近づいてみると白黒入り乱れて大騒ぎ


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ぎゃーぎゃーミャーミャーもう大変


鳥どもに負けず興奮しきった俺は、まだずいぶん距離があるのに力まかせにルアーをブン投げる

...

切れた

...

リーダー部分が切れてカッチョいいルアーをロスト

やっぱりたまには結び換えないとダメだな

フローティングベストのポケットから5号フロロを取り出す

俺はショックリーダーなんてスカした物は買わない

夜磯用のハリスをひとヒロほど切って1.5号PEに結ぶ

ひとつおぼえのオルブライトノットでくりくり結んでいるうち

俺はココロの落ち着きを取り戻した

やっぱワームだな、安いし釣れるし


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信頼と実績の金粉ワーム


さらに近づきルアーを投げると鳥ども一斉に逃げる


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きゃー変なおぢさんが来たわよ~


???

ナブラに興奮した鳥は少しくらいのことでは逃げないものだ

辺りを探ってみるが反応はない

ベイトらしき小魚も見当たらない

肩透かしを喰った気分で悄然と立ち尽くしていると

おおっ、ヘッドランドの向こうでまたトリヤマが立った



よーそろー

あのトリヤマに向かって全速前進!



俺はまたウェーダーをブカブカいわせてトリヤマへ急ぐ

近づくと鳥ども一斉に逃げる

魚いない

なんか変だな




...





しばらくしてまた別の場所に立ったトリヤマをよく観察すると

どうもヤツら単に喧嘩をしてるだけらしい

タッチアンドゴーでエサ喰ってるヤツも結構いるので実に紛らわしいが

別にナブラめがけて集結してるわけでもないようなのだ

だから現場にブカブカ駆けつけても魚っ気はない

かえって逃げちまうのだろう

がっくりと肩を落とし俺はいくつかのサーフをランガンした





...





ルアーの釣りはあまり釣れない

キャストを繰り返した右腕が痛い

砂の上を歩くのも疲れる

半日もして飽きてきた俺はふと考えた

都合のいいアイツと遊ぶか

今日は疑似餌シバリだがあれは釣りじゃない

問題なかろう

俺は釣具屋に寄ると店番のおばちゃんに言った

カニ網おくれ

ナイよ

このあいだ買ったじゃん

売り切れちゃったよ



...


ひょっとしてブームw



ナイんじゃ仕方ない

かなりクタビレちまったカニ網2号を再登板させよう

おどやで79円のサンマを買って俺は漁港でカニ網を投げる

疲れた俺を癒してくれるのはいつものイシガニ

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ウッシャーどっからでもかかってこーい


あれほど燃えあがった俺とカニとの関係は

グヂュグヂュに爛れたような季節を経て

安定期に入ったようだ

そばにいるからなんとなくしちゃうってカンジ?

何の感慨もなく俺は生臭い肉片を指先でもてあそぶ(エサのサンマのことです)

さほど愛おしいわけでもないが甲羅をナデテみたりする

...



ガッ


イッッテェ―

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火遊びご用心





...






キャストに疲れた右腕はまだ痛い

今しばらくの休養が必要だ

せっかくだから夜磯の下見をしよう

俺は半島を横切りガチ磯に向かう

漁港のポイントにカニ網を投げ込んでおいて

ガチ磯を見下ろす駐車スペースに車を乗り入れた

チャランボだけを持って新しい溝を2本踏査する

上がってくると先行していた宇都宮ナンバーのアングラーがいた

ヒラスズキ師で少しおしゃべりをする

勉強になった




...




そんなこんなでずいぶん時間がたってカニ網を上げたがカニは付いてない

かじられた形跡もないのだ



ひょっとして場荒れ?!


仕方がないのでピュンピュンしてみた
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ズリズリもした


何も釣れない

よけいに右腕が痛くなっただけだ





...





雲行きが怪しくなってきた

山越えの途中で雨が降り出し

夕マヅメに狙いを定めたサーフに着く頃には

風をともない雨脚はさらに強まったのだ




...





横殴りの雨の中俺はサーフで釣りをする

ベストの上には防水透湿素材のレインウェア

メンテが悪いせいか防水性能はすでにない

透湿性はある

肌着にまで浸み込む雨が冷たい

身体が冷え切ったからか、右腕の痛みが右半身にシビレのように広がってきた

もう手投げではキャストできず、身体全体を使ってルアーを投げる

夕マヅメは過ぎ辺りはもう暗い

帰りゃいいのに雨の中俺は釣り続ける

タレックスのレンズ越しに見える灯が滲むのは雨のせいなのか





...





力なく飛んでいったワームが着底すると

ゴゴンと何かが喰らいついた

ドラグがジリジリ鳴く

ああエギングの時緩めたままだった

ドラグを締め直して2度3度追いアワセを入れる

慣れ親しんだ首振りアクション


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50くらいか



やっと帰れる


来週は小潮だ

夜磯でチンタラ釣ろう





...





疲労困憊で富浦インターに滑り込む

ウェーダーを履いたまま俺は強がりを言う



予定通り通勤割引に間に合ったぜ



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by US100243 | 2012-12-02 19:47 | 海の釣り | Comments(10)
南房ガチ磯~中通し竿インプレ
俺は景品に弱い

根がケチンボだから、とかく安いものを買いたがるが

景品をつけられたりすると、いとも簡単に幻惑され

ちょっと高かったりあまり必要で無いものも

つい買ってしまったりする

昨夜もカイワレ大根の種がおまけに付いた日本酒を3パック買った

日本酒もカイワレ大根の種も、別々に吟味して買ったほうが

それぞれ安くてよい品が手に入ると思うのだが

景品として組み合わされると何だかオトクな気がして

ついつい買ってしまう

カイワレ大根の種なんぞ全く必要もないのに

昨夜俺は日本酒を3パックも買ってしまったのだ





...





手持ちのハリが大方フグにのみ込まれてしまったので

俺はチヌ針を補充しようと釣具屋へ逝った

釣針と5号フロロをカゴに入れレジに向かうと

5千円以上お買い上げのお客様に魚拓カレンダープレゼント

と張り紙が目に入った

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こんなヤツ

そういえば今年のヤツは昨年末に安物のリールを買ってもらったな

タダでもらえるなら来年のも欲しい

これは5千円以上お買い上げせねばなるまいと俺は売り場に戻ったのだ




...





売り場を見て歩くが欲しいものはない

根がケチンボなせいだろう

必要に迫られないと物を買う気にならないのだ

かといってチヌ針ばかり5千円分買うのも夢がない

さてなんとしたものかと釣り竿を見てるとガイドの無い磯竿がある

5.2mの2号竿で1万円ちょっと

インナーなんとかと名付けられてるが、要は中通し竿だ

中通し竿と言えば、俺のイメージでは趣味人がハゼやシロギスを釣る小物竿だが、磯竿もあるのか

そういえば夜磯の釣りは糸のトラブルが付きものだ

頻繁に糸撚りを伸ばしたりガイド絡みを直したりしなくてはならない

先週の釣りも猛烈な向かい風で糸がバタついて難儀した

中通し竿ならその心配はない

ひょっとして夜磯と中通し竿はベストマッチなのではないか


俺は1万円ちょっとでその中通し竿を買った

糸の通し方を教わると俺は竿と糸通しのワイヤー以外の付属物をすべて捨てた

ケ-スの中に入っていただろう保証書や取説や竿袋をその場で捨てた

それが俺の流儀




俺は今年もタダで魚拓カレンダーを手に入れたのだ





...





今日も明日もまるっきりの平日

特に明日は請求書の関係で絶対にサボれない

なのに俺は我慢が出来ない

買った中通し竿を使ってみたいのだ

吹きすさぶ海風の中で

糸ガラミ皆無だぜウヒョーと言ってみたいのだ

夕方出撃でいいじゃないか

明日の朝までに帰ってくればいいじゃないか

俺は午後の仕事を片付けたことにしてエサ屋に解凍予約を入れた

買った中通し竿に前もって糸を通して荷台に放り込み

俺は逃げるように館山道を走り続けたのだ


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夕日に向かって走れ




...





ガチ磯に降り立つとなんと無風

無風の冬磯の釣りが一番快適ではなかろうか

夏場では暑いし何より磯ヌカカの猛攻を許す

冬場の強風時は寒くてまるで修行だ

中通し竿の強風下の実験にはならないが

快適に釣れる幸せを今日は楽しもう

少しウネリが残っているが小潮で干満も小さい

このあいだ開拓した溝を釣ることにした

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ウネリでざわつく海




...





付け餌を取り分けアミとオキアミのブロックをガシガシ混ぜる
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あまり解けてない

まとめる必要もないので粉を入れずに撒いたがよく光ること

何だかスゴク釣れそうだ

さあ逝くぞ中通し竿

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なんか変なのw


竿を振ると5号の道糸が気持ちよくスルスルと出ていく

そりゃそうだ

俺は夜磯では1.5号のウキに1号のクッションシンカ―でフカセる

少し波に揉まれたりエサトリにつつかれたりする度に

浮いたり沈んだりされては煩わしい

だから浮力はタップリ残す

それでも問題無くメジナもクロダイも釣れる

魚に違和感を与えないように浮力は限りなくゼロに

なんて昼磯とは別世界なのだ





...




2投目でアタリ

タップリ浮力を残したウキがジブジブと沈む

いつも通りわずかに聞きアワセをしたのち本アワセ

ぐいぐいと寄せてよいさと抜くと35cmくらいのクチブト

普段使いの1.5号竿と比べると寄せも抜きも楽チンだ

ちょっと持ち重りを感じるが、中通しだからか2号だからかは分からない

さてブログのために記念撮影

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何も写らんw


モニターにはフラッシュを禁止しましたと出ている

俺はフラッシュを禁止した覚えはない

デジカメをポケットから出す際に、変な所を押して変な設定になってしまったようだ

テキト―にボタンを押してみるが戻らない

取説を見なければわからないが、そんなものは買った瞬間に捨てている

仕方がないのでヘッドライトで照らしながらシャッターを押してみた

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いかがですかw


ちょっと写真撮影に手間取ってしまうがよく釣れる
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ヘッドライトで照らしてパチリ


バラシたりフグったりもしたがよく釣れた
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またライトで照らしてパチリ


そうこうするうちに道糸を根にとられてウキを失くす

拾ったウキだからまあいいや

しかし1.5号ウキはひとつしかなかったので「中」と表示しているウキを付け、3Bのかみつぶしを噛ませる

一般的なフカセ仕掛けだが格段に軽くなった

すると格段に仕掛けが扱いにくくなった

濡れた道糸が竿の内部に張り付くのか

道糸が穂先から出ていきにくいのだ

中通し竿は重い仕掛け向きのようだ





...





仕方がないので足元を攻めていると

「中」のウキが勢いよく水中に入る

軽いウキは抵抗が小さいからかなとアワセると

ぎゅいんぎゅいんと今日一番の引き

40あるかな

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測らないけど


クチブトばかりだけれど充分に楽しめた

明日今日も仕事だもう帰ろう

喰う分のメジナのエラとワタをウツボ様に奉げて

俺はガチ磯から撤収した




...





帰りの車中俺は出来ゴコロを起こした

もう季節だしちょっと根魚をチェックしとくか


漁港のめぼしいポイントをパトロールする

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年々釣れなくなる


根魚はすぐに場荒れするので俺的には自粛している
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たまに喰う分だけ


シメはギンポ君
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盗撮画像のようだw





...






家に帰ると午前5時

まだ真っ暗だがもう朝なのだ

俺はたたんだ中通し竿の上からジャボジャボと水を注ぎ

逆さにして水を出した

これ以上の手入れをする気はない

体を温めるために入った湯船で

俺は少しウトウトとした

今日もキツイ1日になりそうだ



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by US100243 | 2012-11-23 18:00 | 海の釣り | Comments(6)
南房徘徊~堕ちていく男
俺は反省したハズなのだ


竿さばきやらタモ入れやらコマセワークやら

俺は自分がヘタなのを夜釣りばっかりやってるせいにした

そしてちゃんと昼磯で修行しなおそうと何度も思った


しかし一向に昼磯に乗る様子はない

明るいとまるで磯に入る気にならないのだ


どうしたんだ俺

修行への決心はどうした

向上心はないのか


いつからそんなにダラシナクなっちまったんだ


...


昔からだw



それでもなんとかしようと俺はエサ屋に解凍予約を入れた

修行するぞ修行するぞと連呼しながら

まだ先週のコマセの匂いの残る車に乗り込みエンジンに火を入れたのだ





...





館山道は夜間工事中のため今日は遅い出発だ

富浦インターを出る時にはすでにあたりは明るい

俺はエサ屋と反対方向にハンドルを切りサーフへと向かう

潮は上げっぱな

深場に落ちる前のマゴチを狙う

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獲るためにはワームが確実


ベタ凪でヒラマゴにはいい感じだ

沖目のカケアガリでガツンと当たり

エギングロッドがぐいぐいと引きこまれる

独特の首振り動作で狙いのマゴチとわかる

波打ち際で一段と大暴れ

あ”っ、バレたw

50cmくらいのアベレージサイズだが猛烈なヘッドシェイクにやられた

ワームと針先をチェックしすぐ同じ場所に投げる

マゴチは何匹かの群れでいることが多い

同じコースをトレースするとほぼ同じポイントでヒット

今度はやや小さく難なく砂浜にズリ上げる

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砂まみれ


とりあえず刺身を一品確保した
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40cmちょっとかな


いつもならジアイ到来とルアーを投げまくるところだが

今日はもういいや

なんだかソワソワとココロが落ち着かない

そう、カニりたいのだ

俺はカニ網を投げずにはいられないカラダになってしまったようだ





...





目星をつけていた新規の漁港に逝く

サンマをぶった切って開始

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いつも通り半額ゲット


一投目からかなり重い

良型のタイワンガザミになんちゃってサザエ5個w

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でもなんだかおかしい

あまりトキメカナイのだ

細引きを手繰る時のワクワク感が薄れている

ちょっと体位漁港を変えてみよう





...





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次の漁港でもカニは順調に獲れる


でもやっぱりトキメキがない

どうしたんだろう

一緒にいるだけであんなに楽しかったのに

あんなに激しく求めあったのに


...


俺とカニとの関係に秋の気配



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もう冬だけどね


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ネェはやくキテ


甘えられてもココロは動かない



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カラダだけが目当てだったのね



俺は悪い男



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都合のいいカニ達



とりあえず昼飯にしよう
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今日はこっち


アジの漬け丼600円を喰う
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美味しゅうございました





...





飯を喰い終えた俺はふたたびカニ網を投げることもなくガチ磯へとむかう

今日は新しい溝でやるつもりだ

新しい溝と言ってもいつもの溝から100mも離れていない

目と鼻の先で見ることができる

だが溝は一本違えば様子はまるで違う

ルート、深さ、足場の具合は歩いてみないと分からない


俺は海が怖い


渓流なら多少のことがあっても生還できる気がするが、海はダメだ

だから下見は入念にやる

用心しまくりで鮎用のスリムウェーダーを履いた

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動き易いよ


チャランボだけ持って行ったり来たり

今日はここで逝けそうだ

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ノリが付き始めてメジナも旨くなる
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クチブトでもキープするぞ


よく足を置く岩のノリを擦りとって滑らないようにする
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怖がり咲いたマンw


準備万端整った

久しぶりのハリス1.5号にチヌ針3号を結ぶ



さあ昼磯修行だ



...




3号針を全部使い果たして修行は終わった
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ボクがみんな食べちゃった



昼磯釣れねぇよw



辺りが暗くなってきた

電気ウキを点すとなぜか俺のヤル気にも火がつく

5号ハリスにチヌ針の5号を結ぶ

まずは夕マヅメのお約束南房デカアジだ

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旨そう


けっこう狭い溝の中まで入ってくるんだな
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日々勉強だ


メジナも釣れる
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忘れてたわけじゃないんだよ


釣れる
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釣れる
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うひょ~夜釣り楽しーっ



何か変わった魚が釣れないかと思っていると、それに応えるかのようにメジナとは違う引き
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でかメバルキタ―ッ


ぎりぎり尺に欠けるがこれは嬉しい

刺身はコチとアジとメジナがあるから煮つけだな

エラと胃袋だけツボ抜いて内臓もろとも喰ってやるぞ


上機嫌で釣り続けている時ヤツは来た

溝の出口あたりに漂っていたウキがゆらりと沈む

電池を換えたばかりでとてもキレイだ

わずかに聞き合わせをして魚の動きを感じる

フンッと本合わせを入れる

竿は曲がったまま動かない

おや地球を釣っちまったかな?


ぎゅっぎゅっぎゅっ地球が動き出す


でかいっ


俺はドラグをフルロックにしている

溝から出したらコントロールできないと思うからだ

穂先を20cmほどつめた1.5号の安物の竿が手元近くまで曲がる

俺は片手を竿尻に移し2点持ちで強烈な引きに耐える

キズの無い5号ハリスはそう簡単には切れない

しばらく耐えているとヤツが動き出した

溝の中に入ってきたのだ

だが俺に引かれてではなく自分の意思でのようだ

ヤツは悠然と泳ぎ寄ってくる

その分俺はラインを巻き取る

ヤツは俺の横を通ろうとしている


これは獲れる


狭い溝の中俺より岸側に入っちまえばこっちのもんだ

ひたすら時間をかけて弱るのを待てばいい



俺のほぼ真横に弧を描く竿先とウキの間隔はほとんどない

ヤツがひときわ強く重くグンッと引く

緊張から放たれた竿が跳ね上がる

赤く光るウキが夜空に星のように流れる


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チヌ針5号折れたーっ


掛かり方が悪かったのか

ハリに焼きムラがあったのか

いずれにしろ糸の伸びが使えない所で勝負を掛けてきたヤツの勝ちだ

不思議とクヤシサはなかった





...





その後もメジナは釣れ続く

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楽しい


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夜釣り楽しすぎるぞコノヤロウ


修行なんてもうどうでもいい

太仕掛け上等だ

次は7号ハリスにヒラマサ針で逝くぞ

カニだって飽きるまでシャブッてやる

もう冬の星座にかわった夜空を見上げて

街では見られない満天の星空を見上げて

俺は不良少年のようにひとりごちるのだ



俺は釣りたいように釣ってやるぜ



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by US100243 | 2012-11-11 18:14 | 海の釣り | Comments(6)
南房彷徨~欲望のおもむくままに
俺は反省したのだ

9月南房夜磯で俺は良型マダイ(たぶん)を取り逃がした

太いハリスに甘えてチンタラしてる間にばらしたのだ

夜釣りは太仕掛けが基本

とくに夜磯では安全のためにもあまり動きまわらず

太いハリスでその場でぶっこ抜いたほうがいい

いきおい釣りは雑になりがちだ

俺は反省しつつも自分の技術の未熟を夜釣りのせいにした


昼磯で修行しなおそう


コマセとサシ餌を同調させよう

細いハリスで魚をいなそう

タモ入れも一発で決めなきゃダメだ


釣道を極めんとした仙台藩士の如く


昼磯で腕を磨こう

しばらく夜釣りは控えよう

殊勝にも俺はそんな決心をした




...




決心はしたものの行動が伴わないのが俺の常

夜通し釣るのだけは自重したものの

一向に昼磯に乗ることもなく

サビキったりチョイ投げったりワレメにブラクリを突っ込んだり

放蕩の限りを尽くした揚句


俺はカニとの関係に溺れた




...




そんなカニとの関係を悩む昼下がり

なんとか修行しなければと俺はこんなことを考えた

南房のエサ屋でオキアミ解かしちまえばいい

もったいないから磯に乗らざるを得ないだろう


セコイ考えだが名案だ

すぐに黄色いエサ屋に解凍予約を入れた

そしてその夜、俺は今度こそ修行しようと館山道を一気に南下したのだ





...




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解けかけたオキアミとアミのブロックをバッカンに移す未明のエサ屋前

どうもおかしい

まるでヤル気が起きないのだ

イイワケばかりが頭に浮かぶ

①ド満月で釣れる気がしない

②ガチ磯は足元がデコボコしてる

③おまけにすごくスベる

④ヘタすりゃ死ぬ

⑤女っ気がまるでない

まあ⑤のイイワケが通ればほとんどすべての釣りが成立しないので論外だが

前の四つは一理なくもない

なにしろ1ヶ月以上ブランクがあるのだ

足慣らしが必要かもしれない

俺は履きかけたウェーダーをスパイクブーツに変えて

ヒミツのポイントに向かった

解けたオキアミでカサゴを釣る

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もう根魚の季節か


こいつは旨いけど捌くのメンドクサイからリリース
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ギンポ君


こいつも旨いけど人に見られると恥ずかしいのでリリース
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ネンブツ君


とても楽しい


空が白んで夜明けが近い

潮は下げ始めた

そうだ!サーフに逝こう


ぱちもんルアーが詰まって無駄に重いケースの中から

俺は黄色いバイブをチョイスした

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ヒイヒイいわしたる


もう冷たい秋の朝の空気の中

穏やかな海に向かってルアーを投げ続ける

それだけでも楽しい

速めのリトリーブにガガッと当たり



ひらめキタ―ッ
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ナイスガッツだ


お前は自分と同じ大きさの鉄のカタマリを喰うつもりで噛みついたのか

もし本物の魚だったとしてもちょっと無意味だろう


こんなサーフの釣りも楽しい





...




日が昇り去年の今頃シイラが入っていた漁港を偵察してみた

シイラは見えずサッパだかコノシロだかがのんびり泳いでる

おや何だか生臭い

古い魚の匂いだ

漁港だからか

いや俺のクーラー代わりのトロ箱からだ

フタをあけると先週使い残したサンマが入っているw


あーイカンイカン

これはイカンでしょー

ダメ

ああっダメもう


...


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南房でもイシガニキタ―ッ

大丈夫ナニもしないからとカニ網を投げ続ける俺
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おりゃかかってこい


いつも積極的なイシガニにおぢさんメロメロだ

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これは自己レコードだろう

5匹ばかり獲ったところで俺は我に返った

こんな所でこんなことをしててはイケナイ

修行をしなくては

ガチ磯に乗らなくては...


俺は振りほどくようにカニ網を回収して

半島を横切り磯釣りのメッカへと車を走らせた




...





なんだかんだやってるうちにもう昼過ぎ


そうだこの間るるぶでみた店で昼飯を喰おう
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i 様おいしゅうございました

今日はちょっとオゴッて海鮮丼を注文した

800円だがよく見るとアワビの細片が乗っててプチ豪華

ごちそうさまでした





...





腹ごなしに漁港の堤防を歩く

コーナーに何やら細引きらしきヒモが

あれれ何だろう

オカシイな

オカシイなっと



南房でもタイワンキタ―ッ
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修行はどしたよ

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細いハリスでいなすんじゃねえのか




...





そういえば今年はメッキを釣って無い

あそこにテッパンポイントがあったな

ショゴの期待もあるからジグヘッドにワームで攻める

おおっいるいる

追っては来るがバイトにはいたらない

あの手この手でなんとか喰わせようとする

これが面白い

底まで落とし禿げしく小刻みにチョンチョン

このパターンでスイッチが入った

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磯に乗らないのかよ


楽し―っ

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修行はどしたっていってんだよ


メッキは死滅回遊魚

小さいけどから揚げにして大切に喰おう


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豆アジのほうがずっと旨いけどね




...





さあもう日も暮れる

解けて手つかずのコマセをどうするか

潮通しのいいあの溝でアジを狙うか

山を背にしたあの磯なら満月が昇るまでの2時間勝負だ



櫛の歯のように沖に向かう南房ガチ磯の岩場

その上を伝い歩き俺はアジを釣る

当たりはあるがなかなか針にはかからない

コショウダイの襲来に備えてチヌ針の5号だからだ

コロダイの目にとまるようオキアミは3Lだからだ

それでいい

南房アジは何匹かあれば充分だ

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デカイからね


外房よりふたまわり大きい南房アジを四つ釣ったところで辺りの気配が一変した

煌々と光る月が山の端から姿を現す


タイムアップ


俺は急いで釣りをしていた痕跡を消す

ランドリー背負子に何もかもぶち込み磯から撤収した



今日も楽しかった

早く帰ってカニを茹でよう

アジの脂のノリはどうかな

うきゃうきゃとハシャギながらエンジンに火を入れる

何か大切なものを忘れてないかとココロの奥で感じながらも

俺は富浦インターに向けてハンドルを切る

この時間なら通勤割引に間に合うな



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by US100243 | 2012-11-01 19:35 | 海の釣り | Comments(6)
小湊周辺~ヨコ歩きの純情
ふと気がつくと好きになってしまっていることがある

一緒にいても何とも思ってなかったのに

いつの間にかココロの中に忍び込んで

何をしてても気になって仕方がない

老いぼれ汚れちまった俺には似合わない

この感情はに似たもの


恥じらいに赤く染まる甲羅を脱がす

清楚を装う柔らかく白い胸(肉)

隠微な匂いと味わいのミソ


俺はカニにココロを奪われた


メジナなんぞ釣ってる場合じゃないのですw





...




本格的な秋の釣りシーズンのさなか

尾長でも青物でもなくカニ獲りのために深夜出撃した俺


房総半島を横切り

今回は小湊に降り立った

勝浦周辺は人が多いからだ

外房の釣り人の動きはアジの動きにほぼ等しい

アジの入ってない未明の小湊漁港に釣り人はほとんどいなかった

暗いうちの狙いはムツだ

そろそろ20cmくらいに育ったろう

俺はジグヘッドにワームを着けてキャストを繰り返す

ひと通り探ったがなにも釣れなかった


せっかくの朝マヅメなのに、さあどうしよう

居残りのショゴでも釣れないかと、大きめのアイスジグを取り出して遠投する

チョンチョン巻き巻きしているとゴゴンと当たり

トルクはあるが走らない

カイズかなと寄せてみるとソゲ

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泣き尺


ヒラメは旨い魚だが小さいのはダメだ

水っぽいし身は薄くて喰うところがない

カレイなら大喜びでキープサイズなのだが

似たような魚なのに不思議なもんだ

来年おいでとリリース



一匹釣ってフンギリがついたので南へ移動

お気に入りの寄浦港に入ろうとすると、入り口にバリケード

でかいクレーンが見えたので工事中だからかと気にも留めずにスルーしたが、これについて詳しくは後述したい




...




潮も下げきり明るくなってきたので、小湊とも鴨川とも言えそうなあたりでカニ獲りを開始する

エサは昨夜半額でゲットしたサンマ

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カニのエサにはサンマやイワシのような匂いと脂の強いものがいい

単なる思い込みなのかもしれないが、俺はそれがいいと思って使っている

志ある御仁はいろいろ試して

ヒラメのエンガワが特餌だぜとか

大型狙いはクジラの尾の身が一番とか

ご教授いただけたら幸いである

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カニ網2号


エサ袋にサンマを仕込んでよさげなポイントに投げ込む

ウネリも収まり落ち着いた海だが、今日はなぜか獲れない

漁港内をあちこち移動してカニとの出会いを求め続けるが、イシガニが一匹だけ

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こいつはいつもヤル気マンマン

チョイ投げのシロギスもぽつりぽつりだ
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いい手応えにワクテカで上げるとコイツ
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昼もいるのね


バイガイも結構旨いが2個じゃね
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イソメ丸呑みも気になるし

こりゃダメだ

見切りをつけて移動




...




俺が勝手にホームと思ってる小規模漁港

平日なのに釣り人が多い

訊けば朝方アジが釣れたらしい

情報はやいね


奥まったコーナーに狙いを定めカニ網を投げ込む

待つ間のチョイ投げイソメにソゲが飛びつく

やはり30cm弱なのでリリース
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真っ白な天然


堤防を歩き皆さんの釣果を見て回るが、主な釣りものはボラとサッパとイワシだな

訊き込みを終えカニ網のところへ戻る

細引きを引っ張ると微妙な重みが

澄んだ水の中に鮮やかなブルーが見えてくる




やったー!



2週間ぶりのタイワンガザミ

それにしてもデカイ

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会えない間切なくて切なくて


どこをどう測るのが正式なのか分からないが、甲羅の横幅は20cmオーバー

俺の自己レコードだ

まあ真剣に測ったことはないがw



カニは鮮度が命


早く帰って茹でよう

秘密のシマシマも釣ったし



...



帰り道偵察に寄った地磯で、浜荻に住む知り合いに会う

夜磯でのノベアジ専門というマニアックなおぢさんだ



寄浦ついに釣り禁だってよ


なんでも盗難だかイセエビの密漁だか、一部のバカの悪さが問題になったらしい

2~3日前からだが、撤回にはならないんじゃないかという

盗難じゃマナーの問題というより犯罪じゃないか


ちくしょう

かなり好きな釣り場だったのに

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やりきれんな


道中嫌な気分は晴れなかった




...




家に帰ってすぐカニを茹でる

改めて見てもホレボレする蟹体だ

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肉量は毛ガニ並みだな


まだ酸っぱい夏ミカンを切って添えた

これから先はお見せできない



俺とカニとの大人の時間


皆様ごきげんよう


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by US100243 | 2012-10-27 18:09 | 海の釣り | Comments(12)
嵐の前の爆釣はあるのか
天候が荒れると人は妙に興奮する

俺も大雨が降ると意味なく水溜りの中を通過したり

台風が来るとウロウロと家の周りを点検したりする


田んぼの様子を見に逝ったジイサンが、用水路にはまって流されたり

舟の様子を見に逝ったジイサンが波にさらわれたり

天候が荒れるとしばしば痛ましい事故が起こる

たいていジイサン(男)だ

おとなしく家で酒でも飲んでいればとも思うが



気持ちはよくわかる



そんな荒れた天候に興奮するココロの動きも影響してか

嵐の前後の爆釣話をよく聞く

それはもう伝説のように昔から語られている

だが俺の経験からいえば嵐の前後の爆釣なんて


ナイナイw


むしろ普段より釣れない

そりゃ嵐の前に大釣りすることもある

可能性はゼロじゃない

しかし平常時に釣れ釣れのこともある

嵐の前後が特別ということはない

嵐の前後の爆釣の可能性を式にすれば



嵐の前後の爆釣≒キャバクラの娘さんとやれる


こうなる

これはもう公式といっていいくらいに精度は高い

なにいってやがる俺はいつも荒れ前には爆釣だぜ、とおっしゃる名人もいるだろう

しかしいつもキャバ嬢入れ喰いの羨ましい奴も少数だがいる


何ら矛盾はなくこの式は正しい



...



幾多の試行錯誤と散財と深い思索の末、そんな公式を導き出した俺だが

それでもやっぱり嵐が来ると夢見てしまう

嵐が来るとやれる釣れるんじゃないかと思ってしまう

21号22号と連チャン台風の合間の水曜日

うねりを避けてあんな魚が漁港内に入るんじゃないか

ニゴリを避けてこんな魚が漁港内に入るんじゃないか

それを追ってアイツが漁港内に入り込むんじゃないか



これは爆釣のチャンスじゃないか


たまらなくなった俺はアミブロックの解凍を予約してしまう


平日夜中なのに外房に向けて車を走らせてしまうのだ



...




勝浦に入り海を見るとやはりうねりがキツい

漁港内しか選択肢はない

アジでも釣ろうと鵜原港に逝くとまさかの人だらけ

皆さん俺同様少年のようなココロを失っていないようだw

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(大人げないともいう)


夜明けと同時にいっとき地合いが訪れた

投げサビキの人も

ノベウキの人も

アジングの人も

皆等しくバタバタと釣れ、すぐに釣れなくなった

いつも通りのショボい光景

嵐の前だからといって何も変わることはなかった


俺はカゴフカセで釣った

南房巨匠のブログで創意工夫のフカセカゴ記事を読み

たまらなくカゴフカセで釣りたくなってしまったのだ

オキアミの付け餌で普通に釣れた

そして地合い終了とともに

長年愛用した俺のステンカゴは力尽きたように壊れた

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(長い間ありがとう)



天気予報は昼から雨という

まだたっぷり時間はある

またカニでも獲るかと鴨川方面に南下した

先週喰ったワタリガニが文句なしに旨かったからだ




...




さて高級食材とはいえしょせん相手はカニ

エサなんぞこれで充分だと釣ったアジのエラとワタと残ったアミコマセを混ぜる

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(グロいな)


エラワタアミの練り餌をエサ袋に詰めてカニのいそうな所に放り込む
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(ちょっと小汚いところ)


カニ網は引き揚げる時のドキドキ感がいい

何かが絡まっている重みに狩猟本能はかきたてられる


ややっでかいサザエが付いてる
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(しかも2個だ)


先週のウニに続いて今日はサザエか

猛烈に喰いたいが密漁者になっちまう



神は俺を試しているのか


俺が落としたのは金の斧ですと言いかけたその時サザエがごそごそと動き出した
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(オニヤドカリw)

石鯛の大好物だ

わずかな可食部をナマで喰うと珍味らしいが

小汚い場所なので今回はリリース

いずれ試してご報告します



...


なかなかカニは獲れない

エサをケチりすぎたか

網も先週10個のウニを外してズタズタだ

仕切り直しにサンマを購入

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(特売で78円なり)


カニ網も新調した
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(感度のいいパッツン系(意味不明))


サンマを刻んで
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(これなら逝ける)


カニ網を放り込んで待つ間チョイ投げる

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(いつも通り)


喰いはシブい

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(シロギス)


底荒れのためだろう

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(天種)


カニ網を引き揚げるとこんなカニが付いてる
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(ワタリガニよりずいぶん小さい)


これはイシガニだ

旨いカニだが硬くて小さい

特筆すべきはコイツの攻撃性

素早く動きかなり凶暴だ

そのハサミの殺傷力はおかみの一突きに似て高く

やられたら流血必至

くれぐれもご用心いただきたい


ビビって足で押さえたら

靴底を挟まれたの図

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バケツまでの10mこのまま離さなかったアッパレな漢(カニ)


茹でておいしく頂いた

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(おたがい頑張ったよな)


もちろんミソも
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(おぢさんも好きねぇ)




イシガニばかり4つ獲った頃イシモチが釣れた
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(底濁りのしるし)


漁港内も大荒れ
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雨も降ってきた

撤収の時だ

俺は嵐の前後の爆釣≒キャバクラの娘さんとやれるの式の正しさを噛みしめながら、家路へとハンドルを切ったのだ




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by US100243 | 2012-10-18 17:43 | 海の釣り | Comments(8)
外房漁港~ヨロシク哀愁
秋になるとおセンチになる


心に秋を乗せて愁い(うれい)とするのだから

このメンタリティは万人に共通するのだろう


若い頃から俺もおセンチだった


秋の夜長、詩集なぞを読みふけっては涙した

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愛読書


あろうことか自分で詩を書いて好いた娘に送ったりもした

...

人に言えないハズカシイ思い出


...

今は反省している



さて、長じて精神が鍛えられれば秋になってもおセンチにならないかといえば、そんなことはない

迎える寒い冬を不安に感じたり

鮎が終わり渓流も禁漁になったり

夫婦仲がかんばしくなかったり

せがれのアタマが悪かったり

そんな事々など関係ない

理由など何もなくても



おぢさんだって秋はおセンチになってしまうのだ


このやるせないモヤモヤを危うく嫁に語りそうになったりもするが

語ったところで相手はデリカシーなぞ1ナノグラムも持ち合わせていないイキモノ

俺の唇から紡がれる詩のような言葉をさえぎり

アンタの与太話聞いてあげたんだから今度はアタシの話を聞きなさいよと難癖をつけられ

大変な展開になることが予想される

だから俺は哀しくココロを閉じる



ハンドルを握りひとり感傷旅行へと旅立つのだ



...



風に吹かれるままに旅をする俺

ふと見上げると寂れた駅舎が
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外房かよw

いやいや釣りしに来たんじゃアリマセン

ココロの風邪を癒すセンチメンタルジャーニー

純粋だった青春の日々を懐かしみにここに来た

いとしくて抱きしめたくなるような自分を見つけに来たのだ



若い頃俺はここでひと夏を過ごした



そう聞けば殿方は「おっ避暑かい、咲いたマンって結構育ちがいいな」と羨ましがることだろう

そう聞けばご婦人方は「まあステキ裕次郎みたい、咲いたマンさんも障子ばりばりかしら」とトキメイテしまうことだろう



事実はちょっと違う

俺はここで働いたのだ

それも住み込みで




夏休み前のある日、俺は「行川アイランド」が守谷海岸で小さなビヤガーデンを運営してることを知った

若い俺は考えた

そこでバイトをしよう

生ビールが飲めるぞ

リゾート気分の女の子が入れ食いだ

...



なんて単純なんだろう


考えただけでなく本当に行ってしまったのだ

お泊まりセット片手に外房線に乗って

何の問い合せもアポイントもなく、いきなり事務所でバーテンをやらせてくれと頼んでみたが


当然不採用



なんて非常識なんだろう



だが外房の人々は優しかった

サイタマからきた純朴な青年(俺のことね)をむげに返すことはしなかった

行川アイランド内の野外バーベキュー会場で、ウェイターとして雇ってくれた

のみならず寝泊りの場所として、守谷海岸にあった社有のバンガロー風の小屋を一つ貸し与えてくれたのだ



こうして俺は夏の間ここで働いた

肉の皿やらモヤシの椀やら焼き肉のタレやら

夏の間ひたすら運び続けたのだ


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このトンネルをくぐって毎朝出勤した


リゾート気分の女の子達はいなかった


別荘のお嬢様もいなかった


こんなのはいっぱいいた

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こいつには毎日のようにバカにされた
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あほーあほー


夜になると小屋から遠目に楽しげなビヤガーデンが見える

ビールを飲む金はないから、職場のおっちゃんに貰った酒をあおる

そういえば酔っぱらって遊泳禁止の赤旗をへし折って持ち帰ったことがあったな
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あくまでイメージです

戦利品として小屋の前に突き立てて置いた赤旗は、早朝監視員のジイサンに発見された

監視員のジイサンは厳しかった

警察へ行こうと息巻くジイサンに、俺はヒドい二日酔いでがんがんするアタマを下げ続けた

朝マヅメの守谷海岸で俺は土下座し続けたのだ




なんて愚かだったんだろう


抱きしめたくなる自分なんていないじゃないか

どこにいっても恥ずかしい自分ばかり

思い出すほどドツボにはまる

こりゃやってられん

過去から逃げ出し現実(へ)逃避だ

精神の平衡を保つためチョットだけ釣りすることをお許しくださいw




感傷旅行なのにコマセを買うのは気が引けるので、小さなミノーで勝負だ

そろそろメッキが育ってきた頃

漁港のスロープを叩いていく

ライトゲームも面白い

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干物が来た

こんなのも釣れれば楽しい
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アジも釣れたがなぜかメッキは来なかった

雨脚も強くなってきたのでもう帰ろう




釣りたてを塩焼きにしてみた

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やっぱ新鮮な魚は旨いな

今日も楽しかった

来週はどこへ感傷旅行に逝こうかな



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by US100243 | 2012-10-04 17:52 | 海の釣り | Comments(6)
  

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