カテゴリ:海の釣り( 48 )
外房昼磯~ひねもすのたりのたりかな
   
   
釣りには旬があるだろう


喰い物や芸能人に旬があるように

釣る魚やその釣り方にも旬があるが

乗っ込みのクロダイやバチ抜けのスズキ狙いのように

必ずしも釣り方の旬と食味の旬が一致するとは限らない

いつでも釣れるクチブトメジナにもやっぱり旬があって

どなたもご存じのようにそれは冬だ

寒い時期に磯べりに生えるノリをタップリ喰って

ポッテリと肥えたクチブトメジナはかなり旨い


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ポッテリですよ

俺は冬の肥えたメジナをノリ餌で釣る

季節性が強くて趣深い釣り方だからだ

昼間の釣りだがなぜか太仕掛でも喰ってくるし

ノリで釣れるメジナはけっこうでかい

魚が海藻で釣れてしまうという事象もココロ嬉しくて

釣味と食味の旬が一致するノリ餌でのメジナ釣りを

俺は冬の間何回かは楽しむ習わしだ









...









釣行前日に一番小さいアミブロックを買う

これはコマセ用で次の日までに解けるだろう

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なんて安上がりな釣りだ

使いさしの粉餌があればテキトーに振り掛けておくが

これは変色とアミ汁漏洩を防ぐためだ

翌朝夜が明けてからゆっくり家を出る


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あーラクチンだ

曇り空だがメジナを釣るには好日和だ

昼間のメジナは価値がある警戒心が強いから

陽が陰っていたり波気があるほうがよく釣れるだろう








...









漁港のスロープでノリをむしる

釣りをする足元の岩場にも生えてはいるが

磯で海藻の類を取るのはちょっと気が引ける

餌にする青いノリには何種類かあるようだし

場所によって育ち具合も違うから

秋口から旨そうなノリの生えるマイポイントを確認しておく


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ここでむしろう

ノリをむしり続けていると指先が痛くなるので

俺はここからクリーンガードG10を着ける


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さあイクわよ

しなやかなゴム被膜が指先を保護してくれるし

用を足すとき不思議にちょっとキモチイイのだ


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これだけ採れば充分だろう








...









のんびりとした昼間の釣りだから

道中カマスのひっかけ釣りを見学したり


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まだ釣れてる

おせんを転がしてみたり

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俺は高所恐怖症

良さそうなポイントを探して磯巡りをしたが

結局駐車スペースに近いお手軽磯に乗る


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歩くのメンドクサイから








...









釣り場に着いてさっそくミスをした

コマセを撒く杓を落としてしまったのだ


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イケス跡の隙間から


さあどうしよう

無頼派で鳴らす南房夜磯師の海おとこさんは

コマセをわしづかみにして撒いてらっしゃるとうわさで聞くが

夜釣りと違って昼間のメジナは価値がある警戒心が強いから

磯際に姿をさらして動き回るのはダメだろう

アミ汁で手がべとべとになるのもイヤだ

俺もちょっとした道具を作るくらいには進化してるから

拾った竹で手製の杓を作ってみたのだ


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縄文人以下w








...









解けたアミをまぶしつけたノリをコマセる

メジナの寄りを待ちながらタックルを整える

繊細さを要求される昼間の釣りだから

ハリスは極細のフロロ2.5号だ

ん?フロロ2.5号って細いのかな

よくわからんがまあいいや

針にノリをたっぷりつけて


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さあ釣るぞ

あらゆる魚につつかれるオキアミと違い

ノリを好んで喰う魚はあまりいないらしく

ノリ餌のメジナ釣りのアタリは遠い

あんまりアタラないので不安になって仕掛けを上げても


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齧られてもいない

だか大きなメジナがいれば必ず喰ってくる

そう信じてアタリを待つ

ノリ餌のメジナ釣りには辛抱が何より大切なのだ









...








その大切な辛抱が俺にはない

沖目に浮かぶカモメを数えてみたり

カニにちょっかい出してみたりして

気を紛らせながら釣ってはいたが一向にアタリはなく

俺はじきに飽きてしまった

駐車スペースにとって返し秘密兵器を持ってくる


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ナマイキ君

アジでも釣ろうと用意してた小粒のオキアミだ

さっそく針に付け仕掛けを振り込むと


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すぐ釣れた

ノリ餌の時の沈黙がウソのように

赤いどんぐり浮子は頻繁に反応した


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コッパ君

ノリ餌は喰ってこない小型ばかりだが

釣れればそれなりに楽しいし

小さいメジナは実は結構旨い


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喰い頃サイズ

その日はなぜだかフグも少なかった

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この一匹だけ

ひときわ鋭く引き込むアタリを上手くアワセると

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ウミタナゴだ

ウミタナゴは春先の小磯に似合いの魚で

平べったいから引きが強く釣って面白い

クセのない白身で少し軟らかいが食味も悪くなく

昔の釣り雑誌には盛んに登場していたものだが

最近あまり評価されてないようなのはなせだろう

釣具屋に金を落とす釣りじゃないからだろうか

そんなニンゲンどもの都合にかかわりなく

昔も今も変わらず釣れるこの磯べりの小魚を

俺はけっこう好きでしばしば釣って喰うのだ









...








夕マヅメ薄暗くなったからか根魚が釣れた


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ムラソイ君

良い子の時間は終わりだろう

俺は竿をたたんだ

暗くなる前に磯から降りよう


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これだけ喰います








...









釣った魚は煮つけてみた

ウミタナゴは濃いめの味付けが合うと思う


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さあどうぞ

ウミタナゴの身肉はその地味なキャラにふさわしく

特徴のない白身で少し磯の香を感じさせるくらいだ


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ちょっと軟らかい

穏やかだった今日の昼間の釣りの記憶と

遊んでくれた磯の小魚の煮つけを肴に

純米酒をぐびり

ぐびり




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by US100243 | 2015-03-20 18:28 | 海の釣り | Comments(8)
南房漁港~イカ臭くなれない
   
   
寒くて釣りに逝く気になれない

立春も過ぎ日差しは春めいてきているが

海の中はこれからが冬本番だろう

高い高速料金を払って海に逝き

冷たい水に仕掛けを垂らしてみたところで

ロクな魚は釣れないに決まっている

欲望を制御しきれないお若い釣り人ならともかく

老いぼれワケのわかった釣り人ならば

こんな季節は暖かい部屋の中で

スーパーで買った肴で一杯飲るのが正解だと

皆さんだって思うだろう


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今夜も半額げっとだぜ







...







今宵の肴はホタルイカとニシン

俺がガキの頃はニシンなんてのは硬い身欠きばかりで

刺身で喰うなんて思いもよらなかった

ホタルイカだって関東じゃ喰う風習はなかったと思う


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酢味噌で逝ってみよう

海なし県に住みながらこんな珍味で酒が飲めるのも

冷蔵やら輸送やら文明の進歩のおかげだと

環境破壊にココロ傷めながらも有り難く思ってしまう

房総の海に釣りに逝く高速料金の20分の1くらいで

こんな口福が味わえるのだ

やっぱり冬は漁港よりスーパーのラン&ガンだ

分別ある釣り人はこうでなくちゃなどと

怠惰な自分を正当化してみるがなんなんだろう



この敗北感は...







...








若い頃の俺はこんなじゃなかった

いや若い頃から怠惰ではあったが

魚釣りとイヤラシイことに関してはけっこう勤勉だった

目が覚めてる時間のたぶん3分の1くらいは

サオの類を握ってばかりいたろう

だから自分では分からなかったけれど

魚臭かったりイカ臭かったりしたんじゃないか

クラスメートにもイカ臭い野郎は多かった

ああ懐かしい青春時代

そうだ明日は久しぶりに休みを取って

日本海までホタルイカを掬いに逝こう

北海道産のニシンの刺身も喰ったからきっと

朝の目覚めはまりもっこりに違いない


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意味不明








...









年寄りの朝は早い

昨夜他愛もなく酔っ払ってしまって早寝したからでもあるが

明け方に目を覚ました俺は別段まりもっこりでもなく

グズグズしながらさてどこへ出かけようかと思案した

酔った勢いで計画はしたがさすがに日本海は遠い

窓を開ければホホを撫でる南寄りのそよ風に

かすかにイカ臭さを感じた

この方角は南房だな

俺は愛車のエンジンに火を入れると

久しぶりに館山道に向けてハンドルを切ったのだ









...








3時間走って南房に

館山湾はいつも鏡面のように凪ているから

別名鏡ヶ浦と呼ばれるらしい

天気予報では波気のある日だったが

やはり館山湾はよく凪ていた

混雑を極めた最近の外房の漁港とうって変わって

平日の館山港に釣り人は少なかった

大した魚は釣れてないからだろう

岸壁には常連なのか日向ぼっこがてらに

ブッ込んだりサビいたりのんびりと釣り糸を

垂らす釣り人が点在している

俺は車を横付けすると荷台の奥から道具箱を掘り出し

おもむろにデフレエギを取り出した


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198円なり

春のアオリイカはけっこう大きくなっている

大物に備えてPE1.5号を巻いたリールを選択すると

16lbフロロのリーダーにデフレエギをセットして

良く晴れた館山港内に向かい俺はエギを遠投した









...









水面に浮かぶPEラインの動きで着底を察すると

俺はピュンピュンとエギをしゃくった

ピュンピュン

ポーズ

ピュンピュンピュン

ポーズ

...

数投でクタビレテしまい何より飽きた

俺は作戦を変更してズル引きで釣り続けた

ズリズリ

ポーズ

ズリズリズリ

ポーズ

...

ズル引きだとアオリイカは期待できないが

モンゴウイカやタコが釣れる

モンゴウだって一晩寝かせた身の厚い刺身は

かなり旨いしもちろんタコも旨い

釣ったばかりのタコを塩でキシキシ揉みあげて

半分生くらいの茹で加減にするとたいそう旨い

たいそう旨いが実を言うと俺はタコが怖い

足は長くてヌメってうねうねと動くし

ぞろりとついた吸盤は気色悪すぎるだろう

慣れた釣り人はくるりとアタマをめくって〆てしまうが

俺はそれが怖くてできない

だから目と目の間にナイフを突き立てて〆るのだが

釣り上げたタコはけっこう素早く動き回る

たいてい一発で〆ることはできないから

殺られてたまるかと岸壁上を逃げ回るタコを

怖さと喰いたさに衝き動かされて

ナイフを握り締めへっぴり腰で追い回すことになる

それでも喰って旨い軟体系の釣りが止め難いのは

経験した皆さんならご存知と思う









...








ガキの頃から使ってきたナイロンと比べると

PEラインの感度は大したもので

ズル引くエギの感触から障害物の種類やら

海底の傾斜具合までそれとなく察知することができる

エギのカンナの先にイキモノが触れる気配がした



間髪入れず大合わせ


タコを掛けた場合この最初のゴリ巻が肝心で

一気に海底から引っぺがしてしまわなければ

あの8本の手というか吸盤のついた足で

岩に張り付かれては往生するだろう

エギングロッドはバットまで曲がるが動かない

根ガカリか

いやわずかに動くしこの軟らかさはイキモノだろう

PE1.5号なので力任せに引っ張り続けていると

ついに獲物が海底を離れ動き出す気配がした



さあファイト開始だ!









...









ファイト開始と言ったってまるで引かない

イカならそれでもピューピューと引っ張るが

タコの場合は重たいだけだ

それにしても尋常な重さじゃないな

竿は手元まで曲がったままだし

ずいぶん遠投してるから寄せるまでが大変だ

だがこれはタコを釣ってるとたまにあることで

石を抱いているに違いない

タコがしがみついた石が海底を離れ

一緒に釣り上げられているわけで重いのだ









...









竿の曲がりを見て見物人が集まりだした

自分の釣りや港湾作業の手を休めて

ジリジリと獲物を寄せる俺を見ている

寄せながら俺はジモティらしい爺さんとおしゃべりした

俺タコ怖くて〆られないんですよ

だらしねぇなあ、アタマひっくり返せば簡単だっぺおう

そして釣り上げたら〆てやると言う

うれしいなー、じゃあアシ4本差し上げますよ

俺たちは笑い合った

その笑いは見物人達に伝播していき

そこにいる人々の間に和気のようなものが生じた

ああこれが正しい漁港の釣りの在り方なんじゃないかと

俺はしみじみ思ったりした

新たに見物に加わった青年が

何が釣れてるんですかと訊く

いやあ喰うと旨いホネのないヤツですよ

石を抱いているからそんなに大きくはないんですよ


にこやかに説明する俺の顔の小鼻は

得意で少し膨らんでいたかもしれない









...









ローマ帝国の栄華は千年続いたが

俺の得意は10分で終わった

釣り上げた獲物には


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ホネがあった

苦笑いを浮かべて辺りを見回すと

見物人達は既にそれぞれ所定の位置に戻り誰もいない

絡まったサビキをほどいたりコンテナを触ったり

みな何もなかったかのように自分の仕事をしている

そして誰もが俺の姿が視野に入らない

微妙な立ち位置で作業しているのだ



館山港の釣り人は優しい









...








まだ若い頃の俺ならばスロープで貝を拾ったり

めげずに磯べりで流れワカメを探したり

何とか喰い物を確保しようと思ったろうが

何だかそんな気にもなれないのは

やっぱり年を取ってしまったからなのか

3時間走って手ぶらで家に帰った

日足はずいぶん伸びてきていて

家に帰り着いた頃にもまだ暗くなるには間があった

自然農園(狭い庭)で喰えるものを探す

病気と虫食いでズタボロの菜っ葉を採る


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それでも喰える

夕闇に急かされるように裏に回ると

季節に似合った懐かしい顔


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フキノトウだ

いくつか摘んで春を感じたい

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今夜はコイツで一杯








...









フキは味噌とよく合う

甘味を加えて油で炒めればポピュラーなフキ味噌だが

俺は生のまま味噌に刻み込むだけだ


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メンドクサイからな

夏の間キュウリに付けて喰った金山寺味噌が

まだ残っていたのでこれにも混ぜ込んでみる


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味噌だから腐ってないだろう

今日は海のものでなく豚肉の味噌漬けを焼く

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50円引きじゃ負けだろう

脂がジュウジュウいって旨そうだ

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焦げた味噌が香ばしい

残りのフキノトウは粉をはたいて油で揚げた

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揚げれば何でも喰える








...









さあ飲るか


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早春の膳

フキ味噌を口に含むと清冽な生のフキの香が

鼻腔から頭蓋へ沁み込んでいくようだ

塩っぱくてホロ苦くこれだけでいくらでも飲めてしまう

イカ臭くなれない老いぼれに似合いの枯淡の肴だが

いかんせん塩分の含有量がハンパない

これじゃ血圧が急上昇だろう

明日は久しぶりに献血センターに逝って

ナースにタップリ血を抜いてもらうとしようか





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by US100243 | 2015-02-27 17:23 | 海の釣り | Comments(14)
年老いたクロダイのお話
   
   
     
小雨そぼ降る秋の冷気の中

仕事してるフリをしながらボンヤリしていると

寒さと湿気が悪いのか春に痛めた左足やら

背中やら腰やらアチコチが痛い

37時間耐久釣り修業から帰ってきたばかりで

まだ疲れが残っているせいかもしれないが


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ひゃっほう!二晩目突入だぜ

やっぱり老いぼれた身体にガタがきてるからだろう

年老いた猫は自ら死出の旅に出て

その亡骸を飼い主には見せないと聞く

そんな猫のココロに共感できるほどに老いぼれた俺は

これは猫や動物に限ったことでもないとも思う


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すべてのイキモノがその時を待つ

文明に淫し自我が肥大し

自然から疎外された人間では今は見られないが

死期を察した老いぼれが自らを律する行動に出る

それもイキモノの自然な姿ではないだろうか

今回の釣行を終えて俺はそんな思いに耽っていたのだ










...









夕マヅメから夜磯でフカセ続けていたが

ウキは全く沈まなかった

もうすぐ朝マヅメだというのに

クサフグ一匹すら釣れなかったのだ


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エサまる残り

東になる背後の山の端が薄明るくなる頃

残り少ない夜釣り時間に祈るような気持ちで

バシャリと沖目に振り込んだ仕掛けが飛んだ

赤く光る電気ウキが横っ走りに流れていく

こりゃあサバでも来たのかと軽くアワセると

意外や重くグイグイと引く

ぐいぐいゴンゴン引くがあまり走らない

これはでっかいクロダイじゃないかと思ったが

それでもやっと魚が釣れたのは嬉しいことで

俺は腰の抜けた2号竿で存分にやり取りを楽しんだ

寄せてみるとやはり50cmくらいのクロダイで

抜くこともできずタモもないので取り込めない

伸び始めたヒジキに頭を寄せてそのクロダイは

闘いに疲れ果てたのかずいぶん弱って見えた

磯べりでゆらりゆらりと波に揺られるクロダイの

その眼の奥にすでに死の影が差してるように

思えて俺がちょっと身震いしたのは

明け方の冷気のせいばかりでもないだろう








...










魔が差したとしか思えない


俺はクロダイのキープは30cmのカイズまでと決めている

喰って旨いのはそれくらいまでだからだ

そのクロダイは磯クロダイだから色こそ銀白色で悪くないが

アタマばかりデカくて身は薄くやっぱり旨くなさそうだった

でもたぶん釣れない時間があまりに長かったせいだろう


ちょっとキープしたくなってしまったのだ


もちろん喰おうだなんて思ったわけじゃない

しばらくスカリに入れて傍らで泳がせたかったのだ

足元の根際はちょっと勾配が急で

ズリ上げることはできない

どうやって獲ろうかと思案して思い出した

俺はなんちゃってルアーマンでもあるから

ライジャケのポケットにボガグリップが入っているのだ

口のデカいスズキやヒラマゴならともかく

クロダイの口にそれが使えるか危ぶんだが


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使えた

俺はなるべく魚を傷めないようにハリスを切ると

スカリに入れて潮だまりに浮かばせたのだ










...









地合いが来たのかアタリが出だした


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足裏君

おはよう、お目覚めかい

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ササノハ君

ほどなくして周囲は明るくなり

潮だまりのスカリを引き上げてみると


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クロダイは死んでいた

タフな野生魚とは思えないくらいにあっけなく

その年老いたクロダイは死んでしまったのだ









...









思えば釣れ方も変だった

振り込んだ直後の水面の針がついたオキアミに

ヤツは挑みかかるように喰いついてきたのだ

俺はずいぶんクロダイを釣ってきたが

こんな釣れ方をしたのは初めてだ

撒かれたコマセやベイトの群れに我を忘れた魚が

大胆な捕食行動に出ることもあるが

この年老いたクロダイは疲れて腹もペタンコで

とてもそんな状態には見えなかった

なんだか俺には思えてならないのだ

これはこのクロダイの覚悟の上の行動ではないかと

自らの死期を悟った年老いたクロダイが

南房磯のこの溝を死に場所と思い定め

針のついたオキアミに喰らいついてきたのだと

俺には思えてならないのだ


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南無阿弥陀仏

死んだ年老いたクロダイに共感のようなものを覚えて

磯辺に横たわるヤツの亡骸に十字を切った俺は

朝マヅメの靄の中、長いこと悄然とうつむいていた


料理編へ続く>>




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by US100243 | 2014-11-05 11:10 | 海の釣り | Comments(8)
南房夜磯~今夜はジャブらない
   
   
年をとると億劫になる

ホントを言えば明日で間に合うことは今日やらない

明日になってもなるべくやらずに誤魔化そうとする

怠惰な行動様式はガキの頃からの習い性なのだが

年をとるにつれそのナマケグセは

いよいよ顕著になってきたように思う

狭い庭を「自然農法による農園」だとウソぶいて

放置プレイで荒れ果てるままにしてるのも


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ボーボーですよ

出来るだけ苦労しないで収穫だけ得たいという

俺らしいアマアマなココロからだろう

この数年ヤマメを釣るのに毛鉤釣り一辺倒なのも


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旬はひとときだけ

ひとえに川虫を採るのがメンドクサイという

俺らしいダメダメなココロからだろう

だが何故かクダラナイことやイヤラシイことを

考えたりやらかしてしまうことに関しては

あまりメンドクサイと感じない傾向にあるのは

たぶん俺の脳の機能やら老化の具合に

部分部分で大きくムラがあるように思えて

これはもう人体の不思議と言っていいのかもしれない










...









こんなブログを書いてるくらいだから

俺はずいぶん魚釣りが好きなんだろうと

お読みくださる皆さんはお察しかと思うが

お察しの通り昔から大好きな魚釣りも

正直釣り場まで逝くのは億劫だ

好きな磯に乗るにもホームの渓流に浸るにも

2~3時間車を走らせなくてはならないからだ

それでも俺は釣りに逝く

できることなら釣り場までワープしたいと思いながら

今日も俺はハンドルを握りちんたら走っている


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誰か乗せてってくれんかのう








...









今日もやっぱり磯で夜釣るが

このところ俺はウェーダーを履かない

蒸れて暑いのがイヤでウェーダーを履かないのだが

以前買った涼しくて泳ぎ易いせっかくのバイオギア

最近はめったに履かない


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快適ですよ

脱ぎ着がメンドクサイからだ

バイオギアを履くとつい腰までジャブって

局部を海水に浸したくなってしまうだろう

するとパンツまでぐしょ濡れになってしまい

釣り終わってからの着替えが大変なのだ

別に腰までジャブらなければいいじゃないかと

言われてしまえば誠にその通りなのだが

局部に潮の流れを感じる快感には抗い難く

バイオギアを履くとつい腰までジャブってしまうから

最近俺はこの優れものの使用を控えているのだ

だから履いているのはもっぱらコレ


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ジーンズ

普段着のズボンを履いて釣り

家を出てから帰るまで履き替えることはない

足元はフェルトスパイクの鮎足袋を履くこともあるが

靴下を履き替えることさえメンドクサイので

最近はスニーカーを履きっぱなしだ


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家から履いて逝く








...










ダサいスニーカーだとおっしゃるか


確かにこのスニーカーはダサいのだが

俺のセンスの問題ではなくこれにはワケがあって

このスニーカーは実は安全靴なのだ

つま先部分がガードで覆われていて

岩に蹴つまづいたりしても痛くない

金属だった昔と違いガードも樹脂製で

とても軽くて履きやすい

ラバーソールではあるが結構滑りにくく


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ハイパーVと書いてある

魚釣りでは重宝している

「ワークマン」というガテン系の店で売っていて

3千円だったか4千円だったか

大して高い靴じゃないので結構お勧めかもしれない

だがいくら滑りにくいと言っても

ラバーソールの靴で濡れた磯に乗るのは自殺行為だろう

豚さん皆さんには申し上げるまでもないことだろうが

濡れた磯は特にノリでも着いていたらムチャクチャ滑る

フェルト底やガチのスパイクでも効かないことがある

こんな靴でいったいどこで釣るのかと言えば

波しぶきさえかからない小高い岩場から釣る

皆さんが荷物を置いて基地にしたり

休日にはファミリーが弁当を広げるような

安全な岩場で俺は竿を振るのだ








...









そんな岩場で竿を振る上物師はいないらしく

チャランボを打ち込む穴はない

だからチャランボはいらない

濡れた水際に近づくと危ないから

魚が釣れてもタモ入れ出来ない

だからタモ網も持たない

荷物が少なくて実に結構なのだが

これじゃ取り込みに難儀だろう

だから俺はこの竿を出動させた


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お年寄りですよ

もう30年くらい昔のことだろうか

男女群島に遠征した駆け出しだった頃の俺は

60cmオーバーのオナガを仕留めるべく

この竿を携えて逝ったのだ

だが結局はタカノハダイで入魂させられたという


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この唇でウヘヘヘヘ

まあ俺の持ち竿にはありがちな

可哀そうな生い立ちの竿なのだ

この数年房総半島に釣行するようになっても

夷隅川河口でイシモチを釣ったくらいだ

そんな侘しい竿生を送っていたこの竿を

この夏俺は磯釣りに再登板させた

どこの産かも分からないような安竿だが

それでも4号竿だから水際まで降りなくても魚は抜ける

40cm以下の魚ならすっぽんすっぽん引き抜ける

30年前九州の「釣り具のポイント」で買われた安竿は

南房夜磯で失くした青春を取り戻したのかもしれない









...









さて遠くまで歩くのも億劫だから

駐車スペースから一番近い岩に乗ろう

いくら億劫でもライジャケは着けなきゃイケない

万が一の時に水死体がなかなか揚がらないと

各方面に迷惑をかけてしまうだろう

だから股ベルトもしっかり留めて磯に乗る

手軽な磯は場荒れしてるのかアタリも遠い

それでもアチコチ探れば釣れないことはない

今夜もイロイロな魚が4号竿の竿先にブラ下がった


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喰ってる猛者もいる

本命魚もブラ下がった

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結構旨いよ

お約束のデカアジもブラ下がる

外房や内房のポッテリとした小アジの方が旨いと思うが

デカくて喰いでがあるのが南房アジの取り柄だ


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旨くないってゆうなー

釣り方がテキトーなせいか釣れる魚にも方向性がない

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海藻かと思った

でもイロイロ釣れる方が俺は楽しい

a0279321_1428815.jpg

ありゃ








...









4号竿を手持ちで釣り続けるとかなり疲れる

波のかからない乾いた岩の上だから

そのまま俺はゴロリと横になった

釣りをするのはメンドクサくないが

家まで帰るのは猛烈にメンドクサイ

雲の切れ間からのぞく星の数をかぞえながら

あぁこのままベッドの中にワープ出来ればと

俺はしみじみ思ってしまうのだ



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by US100243 | 2014-09-17 15:46 | 海の釣り | Comments(24)
南房夜磯~想ひ出の渚
    
    
<<前回からの続き

富浦 I.Cを出て黄色いエサ屋に寄る

解けかけたオキアミを見るとなんだが今日のは小さい

店員は大きい粒のオキアミが仕入れられないと

イイワケとも愚痴ともとれるようなことを言っていたが

ないものはしょうがない

コマセから拾ったチビたエサでも釣れるときは釣れるし

かえってそんな付け餌のほうがイイような気もする

だが今日はクロダイやメジナに愛と敬意を表する釣り

想いを込めて付け餌は別に用意した


a0279321_14183517.jpg

漢(おとこ)なら3 Lだろう

今夜は夜半に上げいっぱい

何かが起きそうな予感もしたのだ









...










漁港でショゴを釣ったり


a0279321_14211238.jpg

まずは喰い物

アカエイに挨拶したりして時を待つ

a0279321_14225797.jpg

そのうちケリをつけるぞ

暗くなったらドーピング

a0279321_14265469.jpg

これなしには生きていけない

狙いは本命魚だからジャブるまでもないだろう

だから今夜もこれで逝く

a0279321_1430353.jpg

ズックにジーンズ








...








月のない穏やかな夜の海

波間に揺れる赤く光る電気ウキが時折沈む


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コンバンハ

ポツリポツリと本命魚であるメジナが釣れる

a0279321_14473733.jpg

コナガ君

やっぱり上物釣りはクロダイやメジナだな

a0279321_1454125.jpg

ボラと呼ばないで

楽しい時間は速く流れる

もう真夜中で潮は満潮に近い

このタイミングだとアレがきちゃうかな

根際で上下していたウキが一気に引き込まれる

おおっ、このアタリはひょっとしてアレかな

ふんっとアワセるとトルクもあってよく走る

おおっ、この引きはもしかするとアレかな

グイグイとよく引いて小さな魚ではなかったが

4号竿なので苦も無く寄せて岩上に抜きあげる

ちっ...


a0279321_1518106.jpg

ボラ本命魚だった







...









夏場のクロダイを馬鹿にしてはいけない

西日本ではクロダイの旬は夏だとされる

イイカゲンなことを言うなとおっしゃるか

俺じゃない、ちゃんとした文献にそう書いてある

俺がガキの時分の釣りの教本がこれだ


a0279321_15342473.jpg

昭和42年発刊

兄貴がくれたこの本は文字通り俺にとってバイブルで

「聖書の時間」に読んでいて牧師に殴られたこともある

どれ、ページをめくってみよう


a0279321_1547578.jpg

どうだそれ見ろ

モノを知らない関東人が臭いと言って敬遠する

夏場のクロダイを旨い料理にする記事を書けば

驕った若者を人の道に戻す格好の教材になるだろう

なるだろうが教材には既にもうメジナがある

だから今日のところは勘弁してやろう

ショージキ言って自信ない

俺はクロダイを優しくリリースした

結局俺は「豚さん矯正作戦」の教材として

小ぶりなオナガを2枚だけ〆て血を抜いて

余ったコマセや道具箱とともにランドリー背負子に

放り込むと夜半の岩場を降りたのだ










...









房総半島にもイロイロな渚がある

内房のタップリ栄養分を含んだ砂浜や

広大な九十九里のサーフ


a0279321_1652403.jpg

なんか俺に用かい

中でも俺は荒磯の間や背後に広がる

キメの粗い砂浜の渚を愛している

波打ち際より上は砂というより磨かれた小石で

いやほとんど貝殻のカケラかもしれない


a0279321_11244144.jpg

南洋ならサンゴのカケラ

サクサクと歩いても砂にまみれることはなく

波の音の合間に聴こえる微かな足音も好もしい

俺は海なし県に生まれ育ったので

海浜の植物はほとんど知らないが

今夜は可愛い青い花が咲いている


a0279321_11431782.jpg

喰えるのかな

そろそろ潮は下げに入るからこの先の岩場に乗って

払い出す流れに余ったコマセを撒き込んで

イサキの1,2枚でも追加してから帰ろうかな

月のない静かな夜

独りごちる俺は何だかシアワセな気持ちで

貝殻のカケラを集めた渚の上を

海浜植物の群落に沿って歩き続ける


a0279321_1292123.jpg

好いたご婦人と一緒なら...









...








ジーンズにズックを履いて背負子を背負い

チャランボも持たずタモ網も持たず

右手に握るたたんだ竿先には

付けたままの仕掛けの棒ウキが揺れる


a0279321_12454855.jpg

夏場にウェーダーなんぞ履けるか

まるでサイタマの田んぼの畦道を歩く中学生のようだが

違っているのはライフジャケットで身を固めていることと

被った野球帽にライトを付けているくらいか

そのライトの強力な光が遠くに人影をとらえた

俺の方へ歩いてきているようだ

真夜中の渚をそぞろ歩く人種は釣り人か

交尾目的のアベックくらいだろうが

その人影は独りで、ほとんど手ブラに見える


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ライジャケ着ろよ

何だろう密漁監視人かな

後ろ暗い所はないから何を調べられても構わないが

小さなメジナを見られるのはちょっと恥ずかしいな

お互い向かって歩いているから人影は急速に近づいてくる

頃合いをみて俺は大きな声で挨拶した

こんばんは~

その人影は残念ながら優子ではなく若い男で

俺の足元やらランドリー背負子やらを

品定めするように見ながら俺に咲いたマンかと問う

いかにもと答えると男は少し緊張した面持ちで言った



初めまして、豚です


ウソのようだが本当の話だ








...









生来人見知りの上にココロの準備もなかったから

俺の応答はずいぶんギコチなかったと思う

だがブログを通して俺は豚さんの人柄を

相当理解していると思っているし

豚さんも俺を理解してくださっているのだろう

二人はすぐに打ち解けた

豚さんは画面の大きなケータイで

その夜の釣花を見せてくださった


a0279321_14223927.jpg

いつも通りフツーに2枚ほど

言ってみれば説教かまそうと思っていた若者に

マウンティングかまされてしまったようなもので

内心俺はかなり狼狽したのだが

そこは南房イカの甲より年の功

さりげなく話題を逸らしたりした

リアルの豚さんは礼儀正しくココロ優しい青年で

いつも通りだと察してくださったのだろう

俺の釣果を問い詰めはしなかった

そして2枚釣ったから1枚お持ちなさいなどと

年長者のプライドを傷つけるようなことは

決しておっしゃらなかったのだ









...









お気に入りの南房の夜の渚

俺は豚さんと肩を並べて歩いた


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う~んロマンチック

俺たちはずいぶん話をした

お互いのブログを通じて知り得た話題を核に

釣りや魚の食味に話は弾んだ

駐車スペースに戻りメアドを交換する

俺の釣りはたいていいつも単独行だが

今度ご一緒に釣行しましょうと

社交辞令でなくお約束したので

いずれ近いうちにそのご報告ができると思う

今夜の邂逅に充分満足した俺は

釣りを切り上げて家へ帰ることにした

別れの挨拶の短いクラクションに豚さんは

ハザードランプを点滅させて答えてくれたのだ


>>料理編に続く





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by US100243 | 2014-08-30 16:23 | 海の釣り | Comments(11)
南房夜磯~年長者のツトメ

   
   
   
   
豚さんをご存じだろうか


貯金箱になったり蚊取り線香をハラに仕込まれたり

いろんなトコロにいろんな豚さんがいるが

俺が言いたいのはもちろん釣り師のほうの豚さんで

南房夜磯を徘徊する方の多くはご存知かと思う


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味には結構ウルサイよ

本格的に釣りを始めてまだホンの数年と聞くが


後生畏るべし


卓越した情報収集ならびに分析力に行動力が伴い

今ではもう南房夜磯師のエキスパートとお呼びしていいだろう

ことに夜磯師垂涎のフエについて結果を積み重ねていて

情報を求めてクレクレ君が殺到するお書きになっていたブログを

資源の枯渇と釣り場の荒廃の遠因になるのではないかと

憂慮の末閉じられてしまったことを

残念に思う向きも多いのではないだろうか









...









豚さんは性的嗜好同様変わったモノがお好みなのか

俺のこの変なブログをお読みになることがあるようで

時折コメントを下さったりもする

だが他の読者の皆さんと同じくリアルでの面識はない

面識はないが実はずいぶん以前から豚さんの

お書きになっているブログを俺は愛読しているから

何だか近しい感情を勝手に抱いてしまうのだ

大きいクロダイが釣れたと大喜びする記事や


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おめでとう!旨そうだね

針がチモトから抜けてメジナを逃がしてしまったと

口惜しがる記事を微笑ましく読んだり

小さな誕生日ケーキに涙したり

カワハギ釣りの外道で釣れたシマダイを

知らずにリリースしてしまった記事には

ああモッタイナイと声を出してしまったり

ついこの間まで釣りビギナーだった豚さんが

急速に上級者へと変貌する過程を

俺は豚さんのブログを通して見守り続けている


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末は教祖か名人か








...









さて今シーズンに入っても新たに進出した渓流で

ヤマメやらニジマスやらを釣りまくったり

初挑戦したアユの友釣りでは

なんとこともなげにツ抜けを達成したりと


a0279321_11284827.jpg

楽勝ですね

進化にトメドない様子の豚さんだが

その言動にちょっと気になるトコロがある

せっかく釣れたクロダイやメジナを捨ててるという

実際は優しくリリースしているのだろうが

ポイポイ捨ててるという表現は愛に欠けてないか

そしてそのクロダイやメジナを称して

こんな魚達はまとめてボラだとおっしゃる

上物釣りの本命魚をボラ呼ばわりとは


...



驕ったな


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もうピンコ立ちだろう

これは才能のある人間の陥りやすい状況で

学校や会社で皆さんも見たことがあるだろう

能力が高いがゆえに周囲の人や対象が

単純だとか劣っているとか思えてしまうのだろう


a0279321_16254347.jpg

蛍光真鯛針

もとより優秀な人達だからいずれ自分でそれに気づき

軌道修正してより大きな人間になる

だがその過程で周囲と摩擦が生じることが多い

その軋轢で自分が傷つくこともあるだろう

蔑まれた仲間やクロダイが傷つくこともあるだろう

豚さんは上達の速さにちょっと驕ってしまったんだと思う

これは周りの者がピシャリと言ってやる必要がある

有為な若者である豚さんがつまらぬ回り道をしないよう

そのココロに生じた驕りを諌めてやらなくてはなるまい

お節介なようだが


それが年長者のツトメ








...









老いぼれの義務として若者を善導してやろうなどと

つい発作的にイキリ立ってしまったが

十年一日のごとく進歩のない平凡な釣り人である俺に

豚さんに語るべき言葉が何かあるのだろうか

仮にあったとしても勝手に近しく思っているだけで

実際はほとんど赤の他人である豚さんに

いきなり説教かますのはちょっと失礼かもしれない

だから俺は料理を通じて伝えたい


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そんなこともわからんのか!

料理を通じて俺のココロを豚さんに伝えたいのだ

釣って殺めたクロダイやメジナを料理して

美味しく有り難く喰う記事を書いてみたい

もとより豚さんはココロある青年だもの

そこからこの老いぼれの想いを汲み取ってくださるだろう



...


別に大して釣りに逝きたいワケじゃないがまあ仕方ない

食材であり教材でもあるクロダイやメジナを確保すべく

俺は館山道を一気に駆け下ったのだ



続く>>




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by US100243 | 2014-08-22 11:44 | 海の釣り | Comments(12)
南房漁港~ショゴを探して
   
 
    
だってモッタイナイだろう

俺は結構ケチンボでなかなかモノが捨てられず

それは食い物に関してもそうだから

ウチの冷蔵庫の中はまだ喰えるのかもうダメなのか

ちょっとよく分からない食い物で充満してるのが常だ

その日も何だかコバラがすいたのでアチコチ探り

一週間前に作ったカツオのヅケを発見しては

匂いだけ嗅いでまた仕舞い直したりしていると

冷凍庫の奥に何やら厳重な包みを発見した


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高価な食い物だろうか

剥いてみると皆さんご存知のエグイ色

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マニアには堪らない色かと

いつの釣行だったのか覚えてもないが

解かしてはみたものの使い切れなかったアミコマセを

モッタイナイからと持って帰り再冷凍したものだ


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消費税はまだ5%だ

アミ汁とは不思議かつアブナイ性質を持っていて

開封してなくてもそしてどんなに厳重に包んでいても

どこからか滲み出してきて衣服やらフロアマットやら

いたる所に付着しのちに腐敗して悪臭を放つ

俺は法定危険物に指定してもいいんじゃないかと

個人的には思ってるくらいだ



嫁に見つかったら大変なことになるな


早いとこ海に逝って撒いちまおう

嫁からの苛烈な糾弾を怖れた俺は

シャーベット状のアミ汁をぱらぱらと台所の床にこぼしながら

そそくさとそのアミコマセを持って家を出た

道具箱を探ればモッタイナクて捨てられない

腐りかけの釣り針がいくらでもあるぞ


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尾長専用でも使ってみるかな

ちゃんと調理をして

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車内常備菜

その夜も俺は磯辺の小魚に餌やりをしたのだ

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たくさんお食べ









...









夜が明けて南房の漁港

蒸しているが街中よりはずっと気持ちがいい

俺は小物竿を継いでリーダーの先にジグヘッドを結ぶ

適当なワームを曲がらないようにセットして

漁港の真ん中あたりに放り込みゆっくりと引いてみた

今日の狙いはそろそろ接岸してくるショゴ

ショゴはカンパチの仔でルアーによく反応する

青物だから走って引くし平べったいからトルクもある

釣りとして面白いし小さくても結構旨い

だから今頃の季節に俺は好んでショゴを釣るのだ









...









さっそく何かが追ってきたぞ


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あと20cm大きけりゃな

チビカマスが入れ食いだ

この時期のショゴはブイやチギレ藻や係留船など

シェードに寄り添うようについて浮いていることが多い

俺は漁港を歩き回りそんなショゴを探した

最初の漁港はチビカマスばかりだった









...









次の漁港からはムツっ仔がよくルアーを追ってきた


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あと20cm大きけりゃな

こんなチビも秋が深まり20cmを超えてくると

馬鹿に出来ない結構なオカズになる

身は柔らかいが上品で淡白な白身で

小さいくせにかなり脂も乗ってくる


a0279321_15524431.jpg

あと15cm(以下略

とても傷みやすいので扱いに注意が必要だが

刺身にすると絶品だと教えてもらったのは

手のヒラアジさんのブログの記事でだったと思う

冬まで一匹でも多く港内に残っていてほしいものだ


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だったら早く放せよ








...









いろいろ釣れて飽きないが

やっぱりショゴは見当たらない

またキミか


a0279321_1674582.jpg

ガッツキ過ぎだよ

おっイイ引き

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さばどゅびあ

喰える魚はいないのか








...








磯の中に溶け込んでしまうような小さな漁港

普段は立ち寄ることもないが今日は竿を出してみた

防波堤は低く数隻しか係留できないくらいの規模だから

ワンドみたいなもので水は綺麗だが水深は浅い

背丈くらいの深さで水底まで透けて見えている

中層に見えるムツっ仔を何匹が釣った後

俺はワームを何気なく底まで落とした

動きを確認するくらいのつもりで巻き上げていると

突然わらわらと数匹の魚がワームにまとわりつく

驚いて水面まで巻き上げてしまうと

現れた時と同じようにふと消えてしまいもう見当たらない

まるで映画の特撮を見ているようだ



ショゴに見えたが錯覚か


俺は気を落ち着かせてからまたワームを投げ込んだ

魚の見えない水底からチョンチョン巻き巻きと誘い上げる

いきなり10匹近くまで数を増やした魚たちが現れた

群れを引き付けてからフリーフォール

落ちるワームについていく魚達

またチョンチョンと誘い上げてはフリーフォール

堪らなくなった中の一匹が喰いついた

アワセると3lbのナイロンをちりちりと引き出して

仲間と一緒に大暴れ



日本の夏 漁港の夏


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なぜか流血








...









いくつも漁港を回ってみたが浮いてるショゴが見えないから

居そうなところ手当たり次第にワームを落としては

底からチョンチョンと誘い上げ続けた


a0279321_17113075.jpg

やっと釣れた

マグレでたまに釣れる感じであまり面白くないし

酷使した右手首から二の腕がずいぶん痛い


a0279321_17201016.jpg

何だか型も小さい

カゴカキダイもまだ小さかった

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あと4cm...

底を釣るとこんなのも釣れる

a0279321_9585930.jpg

お前も旅をするのか








...








ずいぶん探したが結局浮きショゴは見えず

代わりにでっかいアオリイカが見えた

2キロくらいありそうなアオリイカにうわずった俺は

慌ててエギングタックルをセットして

おもむろにエギをキャストしたのだ


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イカ刺し頼むぞ

でっかいアオリイカは俺のエギを見て逃げて逝った

俺はイカ刺しが喰いたい一心で

未練がましく小一時間エギをしゃくり続けたが


a0279321_17401990.jpg

エギが安物だからダメなのか

やっぱりアオリイカは釣れなかった

右腕限界もう帰ろう








...








ショゴは塩焼きにした


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お疲れ様

ショゴは小さくてもたいてい旨いが

今日のショゴはあまり味が乗ってなかった

たぶん小さ過ぎたのかもしれない


a0279321_17501322.jpg

ちょっとパサつく

安定して旨いのは焼いたアブラゲだな

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大根オロシを忘れずに

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by US100243 | 2014-07-15 10:10 | 海の釣り | Comments(18)
外房ガチ磯~漢(おとこ)釣りファイナル(後編)
   
   
<<続き

ウェットスーツにライフジャケットのフル装備

スイッチが入りアドレナリンをだくだくと分泌させつつ俺は

波しぶき漢汁(おとこぢる)ほとばしる戦場へとむかう


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このサラシには居るだろう

道中の薮で叩き折った竹でロッドを作成する

a0279321_1211544.jpg

パッツン系に仕上げる

14号の漢糸を結ぶ

a0279321_1242432.jpg

適当ノット

リグを組む

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拾った漢針

そして餌

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ジンタ(23cm)








...









ポイントにリグを投入する

湧きかえるサラシに餌のアジは舞いあがり

なかなか沈んでいかないが

引き込む波を見つけて底へと送りこむ

すぐには当たらないがヤツは必ずいる

過去にここで2度スカリを破られているのだ

ノーシンカ―でたわんだ糸に緊張が走る

クックックッと竿先が引き込まれる



キタキタキタァ


ゆっくりと呑ませてからおもむろに竿をあおる

おおっグイグイグイと結構な引きだ

イヤイヤと後ずさるような独特なファイトをする

ほとんどしならない竿でその引きに耐えていると



バキッ


メイドオブ枯竹の竿が折れた

構わず竿を握り直し抜き上げようとすると



バキッ


また折れた

やっぱり野ざらしの竹は弱いな

結局俺は糸をじかに掴んでヤツを岩上に引きずりあげた




うねうねうね



a0279321_1255794.jpg

俺の心象風景です








...









ココロに生じた原初的な恐怖と嫌悪感に堪え

俺は仕掛けを回し遠心力を利用しヤツを岩に叩きつけた



ビタンッ


これは北海の巨大ギンポハンターなみ平さんの流儀だ

なみ平さんは50cmオーバーの巨大ギンポを

こうして仕留めて天ぷらにして喰ってるそうだ



...



ダメだ全然くたばらないぞ

むしろ怒り狂ってヤツは暴れまくる

うひゃあと俺は再びヤツを岩に叩きつけるが

ビビって腰が引けてるからあまり気合も入らずに

べちょんとチカラ弱く岩にぶつけられたヤツは

憎しみを燃え上がらせた目で俺を睨むのだ


あぁぁ...







...









だが俺は負けなかった

今日でヘタレな俺とはオサラバだ

チャランボを握りヤツの首筋に打ち込んだ

そしてスライドハンマーを握りワキを締め

えぐり込むように



打つべし!


打つべし!


打つべし!



a0279321_13434830.jpg

ジョォ~

このまま無慈悲に首をぶった切ってしまうのが

新進気鋭のオカズハンター豚さんの流儀だ

豚さんはチタン製のせっかくの業物チャランボを

ウツボの目打ちなんぞに使ってらっしゃるのか









...










ここからが結構大変だった

ウツボの皮はヌルヌルぶにょりとしてるくせに妙に固く

ナイフの刃先が入っていかないのだ

ウツボは首筋を貫かれてもその気力衰えず

チャランボをぐりんぐりんと巻き上がり

握る俺の手をぬらりぬらりと触るのだ


a0279321_14204981.jpg

やめてーっ

過去のツライ体験が俺の脳裏にフラッシュバックする

額に粘ついた汗をかきながらもウツボをよく観察すると

突き刺した首に何やら孔がある

エラブタらしいその孔にゴツイ料理バサミを突っ込み

チカラまかせに挟み切っていく


a0279321_14334357.jpg

10分経過

まだ生きている

a0279321_1435844.jpg

20分経過

ナイフも動員して切断完了

a0279321_14372042.jpg

30分経過


ウツボ獲ったり


a0279321_14382712.jpg

死闘の果てに








...








潮は上げてきている


a0279321_15235646.jpg


チャランボをフンッとひと振りして

サラシに潜むヒラスズキにウツボの首級をプレゼントすると

俺はすぐに二の矢を放った

アジを針に付け再び海中に投げ込んだのだ

今度はすぐに当たりがある

慣れてきた捌きで抜き上げるとメーターオーバーのウツボだ

高台に引きずり上げて〆ようと思ったが

喰いが浅かったのか針から外れた

波は荒く潮はまだまだ上がる

この位置でまた30分スッタモンダやるのは無理だろう

2匹目は諦めることにする

このままただ帰すのも何だかちょっとクヤシイので

俺はウツボの背中を竿先でペシペシと叩いてやった

でかいウツボは振り返ると俺を見てニヤリと笑い

足元を洗う波に乗ってサラシの中へと帰っていったのだ


a0279321_15407100.jpg

さあ撤収だ









...









駐車スペースまで戻り

ウツボを入れて下げてきた特大のビニール袋の中を

おそるおそる覗きこんでみた


a0279321_15452711.jpg

いや~ん053.gifピクピクしてるぅ


>>料理編に続く



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by US100243 | 2014-04-07 16:18 | 海の釣り | Comments(16)
外房ガチ磯~漢(おとこ)釣りファイナル(前編)
      
その日の海は荒れていた


a0279321_1018244.jpg

ヘタ打ちゃ死ぬな


だが漢(おとこ)には避けて通れぬ闘いがある


a0279321_10203075.jpg

一緒に逝ってくれるか








...










釣り師にとって大切な朝マヅメのひととき

俺はちんたら市原を走っていた


a0279321_12565217.jpg

あー寝坊した

久しぶりの休みなのでイロイロ釣ってみようと思ったのだが

寒くてフトンから出られなかったのだ

軟弱な俺にとって冬の早起きはツライ

今年の冬は特別に寒かったんじゃないか

今日のお話はそんな寒さの厳しかったこの冬の終りに近い

俺の歴史に残る一日の記録である









...









房総半島を横切り小湊に降り立つ

誰でも釣れるらしいカマスでも釣って喰おうと思ったのだが


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なんと誰もいない

平日とはいえ小湊漁港に一人も釣り人がいないのは珍しい

こりゃマナーが悪くて締めだされたか

あるいは魚が入ってきていないのだろう


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とりあえずピュンピュンしてみる

どうやら魚が入ってきてないようだ

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およびでない

あまりヤル気もなくぱちもんジグをしゃくっていると

おや、足下になにやら光るものが


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漢(おとこ)針だろう

なんだかデカイ針だがいったい何を釣るのだろう

針先もまだ鋭い状態なので針ケースに仕舞う

そのデカイ針を見てココロの奥になにか震えるモノを感じたが


俺はまだノンビリしていた


冬とはいえ日増しに力強くなってくる陽の光を浴びて


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正式には道明寺か

桜餅を喰ったりしていた








...









さてこの真昼間に何を釣ろう

そうだノリでもムシって針に付け

肥えた寒メジナでも釣ってみるかと磯に出る


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こりゃキツイ

波気があるほうがメジナにはイイが

さすがに今日は荒れ過ぎだろう


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なんだか汚いな

ノリも枯れてきていてヤル気になれない

どうしたものかちょっと途方に暮れ気味で

俺の車のドラえもん荷台をガサゴソやってると

道具箱の隅から見慣れない糸巻きがでてきた


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漢(おとこ)ハリスだった

おおそうだ、これは30年くらい前に買った糸だ

しかし14号のハリスでいったいなにを釣るつもりだったのか

若い自分が妄想の赴くままに買ったぶっといハリスを見て

俺はココロの奥になにかささやきかけるモノを感じたが



それでもまだノンビリしていたのだ


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鵜原の桜も咲いていた







...








ちんたら走って鴨川

まあいいや肴でも買って帰るかとオドヤに入る

鮮魚売り場に直行すると


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中アジのパック詰めだ

ジンタと表示しているが結構大きいマアジだ

平均23cmのアジをジンタだと言いきってしまうところに

地元スーパーとしての矜持のようなものを感じるじゃないか

そんなオドヤの鮮魚売り場の担当者の心意気に

俺のココロは激しく反応した



漢(おとこ)スイッチが入ったのだ


物語は偶然と必然で紡がれる

俺はそのジンタのパック詰めをカゴに放り込み

条件反射でそばにあったコイツもカゴに放り込むと


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千葉でも半額ゲットだぜ

レジで勘定を済ませ店の外へ出た

ヤツとの最終決着をつけるべく俺は

荒らぶるガチ磯に向けてハンドルを切ったのだ


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漢(おとこ)スーパーに認定


>>続く


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最後まで読んでくれてありがとう

忙しいのでいったん切ります







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by US100243 | 2014-04-03 15:52 | 海の釣り | Comments(12)
南房夜磯~ナースのお仕事
   
   
   
俺は血圧が高い

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結構若い頃からだ

季節にもよるが行きつけのスポーツジムで測ると

調子のイイ(悪い?)時は上が180くらいあったりする

正直に申告すれば追い返されてしまうだろうから

人に見られぬように血圧計のスイッチを切って

素知らぬ顔でロッカールームに逝くならわしだ

たぶん降圧剤を飲んだ方がいいレベルだろう

だが俺は薬を飲んでないし医者にもかかってない



なぜか


毎年の人間ドックで引っかからないからだ

病院で看護婦さんに測ってもらうと必ず正常値なのだ


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イメージ画像です

不思議なことだがいつも120くらいで収まってしまう

その計測値を目の前に異常を訴えることは出来ない

だから俺は薬を飲まず医者にもかかっていないのだ









...









人間ドックで指摘されないとはいえ

血圧が高めなのは自覚してるから

俺は定期的に献血をする


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ごほーびのオヤツも喰える

血を抜けば血圧も下がるだろうと考えてのことだが

先日献血ルームに逝くと看護婦さんでなく

ヤサグレたようなおっさんの医者がいた

おっさんは俺の血圧を測ると

アンタ血圧高いね、今日はやめときましょと言う

別に喰い下がって反対する理由はないし

おっさんに注射針を刺されるのもイヤだから

俺はおとなしくオヤツだけ喰って献血ルームを出た

その帰り道俺は天啓の如くヒラメイた

俺の血圧の謎が解けたのだ



逆白衣高血圧だろう


若い看護婦さんに血圧を測ってもらう時

俺はイロイロなことを想像してしまう

皆さんだってそうだろう

すると脳のイヤラシイことをつかさどる部位やら

海綿体やらに大量の血液が流入する

それがゆえに血圧が下がるのだ

白衣高血圧と言う言葉があるが

この現象は逆白衣高血圧と言えよう

まだまだ若いもんには負けない









...









タダでゲットした俺の魚拓カレンダーでは

2月の魚はメジナだという


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メジナの旬は短い

陽だまりの磯でノリをむしってハリに付け

ポッテリと肥えたメジナを釣るのが楽しい時期だが

あいにくちょっと忙しい

それでもやっぱり釣りには逝きたいから

今日も夕日を追いかける


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路肩の雪がまるで東北道だw

真冬の夜釣りはあまり釣れないし

マジ寒いから俺の血圧にもよくないのだろうが

釣り場へ向かう道のりはいつも通りココロが浮き立つ









...









真冬の夜磯の水面は低い

解かしたオキアミを入れたバッカンを手にさげ

滑る岩場をずいぶんと前まで出る

たいして釣れないとは思っているが

南房の夜磯では何が起こるか分からない

不測の大物に備えてタモは準備した


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なんか掬いたい

月の無い満天の星空の下

ちびちびコマセながら釣ってはみたが

やはりたいした魚は釣れなかった

ポツリポツリとコナガが当たる


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大きいのは釣れない

せっかくだから写メを撮って

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サイズが分からないようブレブレにw

みちのくのドン詰まりで雪に埋もれて仕事に励む

海おとこさんに禿げましのお便りを送る

すると特別に秘伝のタレを教えるから

そのメジナはヅケにして喰えと

熱い熱いお返事をいただいた

そのタレには豆板醤やら胡麻油やらが入っていて

旨いに間違いないレシピだと思うのだが


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コッパじゃ刺身がとれないのです

 






...









いつも通りのショボい釣りの話はこれくらいにして

今日は冬場限定の俺の愛用グッズをご紹介したい


クリーンガードG10

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ドイツ製?(タイ製らしい)

早い話が使い捨てのゴム手袋だ

俺は冬の釣りにしばしばこの手袋を使う


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さあ逝くわよ

ピッチリしていてこのままハリや糸も結べる

表面加工が施されていて思いのほか滑らない

わずかだが寒さ避けにもなるだろう

オキアミやサンマの切り身をクチュクチュしても

ばっちい汁が直接皮膚に触れないのがイイ

もちろん海水も沁みてこないから

手に傷やアカギレがあっても大丈夫だ


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クチュクチュ

ひと箱に150枚入って2千円くらいだったから

ワンペアで27円見当だ

俺はこの手袋を銀玉ピストルさんの記事で知った

なんでも下町の運河でハゼをエンコ釣る

粋で渋いオヤジ達のあいだで流行り始めたそうだ

ちぎったイソメやキジを扱うには

気持ち的にも具合がイイのだろう

だがエンコ釣りならいいが動き回ると汗をかく

透湿性があるとは言うが内部に汗が溜まってしまう

だから汗をかかない冬場限定グッズなのだ

俺が使い始めるのはカニ漁の頃からか


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サンマくちゅくちゅ

クリ―ンガードG10結構お勧めだ

枚数が多いが用途はいろいろ考えられる

ばっちくてなおかつ微妙な作業が要求される

さまざまな場面で使えるだろう

トイレや汚水槽の掃除にはどうだ

園芸家なら農薬を調合したり堆肥を混ぜたり

お肌がビンカンな若妻なら

中性洗剤で食器を洗ったり剃毛したり

...

ただひとつだけ言っておきたい



変なプレイに使わないでね


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変態禁止


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by US100243 | 2014-02-27 14:14 | 海の釣り | Comments(20)
  

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