カテゴリ:海の幸( 20 )
今日のお料理~フエダイの姿煮
   
   
ある晩俺は磯でフカセていた

狙いはもちろんクロダイとメジナで

波間にゆらりと赤く光るウキが沈むたび

俺のココロは期待にときめいた


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嬉しいな

産卵から完全に回復したパワフルなメジナだ

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楽しいな

でもたまには違う魚が釣れないかな

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...

たくさん釣れたクチブトメジナに満足し

俺は竿をたたんだ

中くらいを三枚〆て丁寧に血抜きをし

ハラワタを出して海水で洗った

夏場のクチブトを旨く喰ってこそ

真の魚喰いと言えるだろう









...









エサやら釣道具やら〆たクチブトメジナやら

諸々を放り込んだランドリーショイコを背負い

俺は貝殻混じりの粗い砂の上を歩いていた

おや、ずいぶん沖に見える根の先端辺り

何やらボンヤリと光って見えるぞ

塩で曇ったメガネをタオルで拭き

よくよく夜目を凝らして見てみると

このあいだ魚をくれた御坊様が修業しているようで



またまたフエダイをもらってしまった


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つぶらな瞳がカワユス

いかに俺の日頃の行いが善いからといっても

貴重なフエダイををひと夏に二枚もくださるなんて

まったくもって文字通り有り難い話で

とても現世の御坊様とは思えない

ごめんなすって といいながら去って逝ったから

ひょっとすると江戸時代の頃の

高僧の生まれ変わりなのかもしれないなぁ


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イメージ画像です








...









フエダイを最上に味わい尽くすには

身をサクに取って刺身にし残りはアラ煮だろう

だが今回はこのフエダイを丸のまま煮てみたい

俺はその料理を夜釣り教の広報サイトで見た

夜釣り教の面々にとってフエダイは

既に何のプレミアムもないフツーの魚らしく

無造作に丸のまま煮付けられていたのだ

俺もこのもらったフエダイでそんなゼイタクをしてみたい

おや、何ですと

釣りブログのクセにいつももらった魚ばかりで

記事を書くのはいかがなものかとおっしゃるか

釣師としてのプライドはないのかとおっしゃるか



そんなものはない(キリッ








...










喰う際にウロコが口中に入るのは興醒めなものだから

ウロコはヒレの付け根まで念入りに落そう


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これは大切

腹は割かずにエラと胃袋をツボ抜く

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ミカン色は内臓脂肪

身が暴れないよう切れ目を入れて

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煮汁も沁み込む

一番直径のデカい鍋に入れたが収まらない

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シッポがはみ出てしまう

どうしても姿煮にしたいので悩んだが

結局思案の末こうなった


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オトナの妥協

ゴボウも一緒に煮てみよう

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俺は見切り品に弱い

フエダイを煮てる間にもうひと仕事

嫁とセガレのためにクチブトを刺身にした


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ココロなしかぞんざい









...









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結局皿にも収まらない

嫁に 旨い刺身を造ってやったぞ と声をかけ

俺は煮ものでいいや と言ってフエダイを独り占めする

周辺からじらして攻めるセオリー通りゴボウから喰うが

フエダイ出汁の煮汁と土の香りが相まって

これがしみじみ旨いのだ


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健康にも良さそうだ

たくましく盛り上がった胸鰭の付け根の身肉をむしる

しっかりとした歯応えで俺の好む部位だ


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ウロコはちゃんと取ってね


腹まわりのやや軟らかく脂の乗った

身肉を愛好する向きも多いだろう


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どっちも旨い

禁断の内臓脂肪も入ってるぞ

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磯くちゃい








...









肴が旨いと酒もすすむ

フエダイの半身を喰って俺は箸を置いた

さすがに丸々一匹は喰い切れない


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満足じゃ

その頃になってクチブトの刺身を喰い尽くした嫁が

煮た魚も喰いたい と欲深なことを言い出した

喰い意地の張ったヤツめ と一喝すべきところだが

肴が旨いとココロも優しくほぐれるのだろう

酔ってはいたが俺は嫁のために台所に立ち


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クチブトのアタマを煮てやった

残ったフエダイの半身と煮汁の煮凝りで

明日も旨い酒が飲めるだろう

ありがたや ありがたや

俺は千葉の方角に向かってコウベを垂れ

両の手をそっと合わせた






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by US100243 | 2016-08-25 15:38 | 海の幸 | Comments(9)
今日のお料理~フエダイの内臓脂肪
   
   
穢れなき少年とよく言うが本当か


俺は少年の頃イヤラシイことばかり考えていた

経験がないが故にかえってアンナコトをしてみたいとか

コンナコトもしてみたいとか口にするのも憚られるような

はしたない妄想にココロの大部分を占領されていた


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若い娘もはしたない

長じてめでたくアンナコトやらコンナコトやらを

するようになるのだが果たしてどうだろう

初めこそアァァと感じて悪くはないが大したことはない

無理めなミッションにはそれなりにコーフンするが

それも達成するまでのことだ

場数を踏むにつれ感動は薄れてしまう

なんだか寂しい話だが

それが大人になるということなんだろう









...









数年前の夏の夜フエダイ童貞を卒業した俺だが

たぶんめったに釣れない魚だからだろう

釣ったり喰ったりするといまだにけっこう感動する

だが慣れてくるといけないプレイを試したくなるのが

ニンゲンのはしたなく罪深いところで

俺は捨てていたフエダイの内臓脂肪が喰いたくなった

ミカン色も鮮やかな内臓脂肪が喰いたくてたまらないのだ

釣った仔フエを丸蒸しにして試してみたが

絶対イヤと断られ小さいフエにはその内臓脂肪がなかったと

以前お話したことがあったと思う

内臓脂肪だけに大人のフエダイでなければダメなのだ

といって簡単に釣れる魚でもないから

今度フエダイを釣ったらその内臓脂肪に

アンナコトやらコンナコトやらをしてみたいものだと

いいかげんスレッカラシた大人のくせに

俺は妄想し日々悶々として過ごしていた









...









たまたまフエダイをもらった


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とれとれですよ

フエダイのような希少な魚を他人にやる者がいるか

いつもいつもイイカゲンなことを言うな 


言われてしまうかもしれないが本当のことだ

たいていお魚は神父様が下さるのだが

今回は御坊様が下さった

まったく信心はするものだろう









...









もらったフエダイは40cmオーバーの脂の乗った

ポッテリとした大人のフエダイだった

腹を割くと期待通りに内臓脂肪がまろび出てくる

どうだい旨そう...

...


どうだい毒々しいだろうw


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喰えるのかな

南方の魚はシガテラやらなにやら毒を含んで

普通の魚でも中ったりすることがあるから

このオレンジ色に恐れをなして今まで捨てていたのだが

なに構うものか

イケナイことやアブナイことにちょっとコーフンしてしまうのは

皆さんも経験がおありだろう









...









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もらいフエ御膳

内臓脂肪はアラと一緒に煮付けてみた

アアどんな味なんだろう早く喰ってみたいと

逸るココロをなだめながらまずは刺身だ


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脂のノリがおわかりか

レモンを垂らし込んだ醤油を付けて

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どうだい羨ましいだろう


うめ~っ


きめ細かく締まった白身にほどよく脂がのって

フエダイの刺身はやっぱり旨い

咀嚼する時に鼻腔に抜ける幽かな磯の香は

好みの分かれるところかもしれないが

たいていの刺身喰いには好もしい要素だろう









...









さてアラ煮の皿に移るがいきなり核心は攻めない

周辺から攻めていくのが大人のプレイ

まずは肝臓を喰ってみよう


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普通に旨い

そして身肉をむしって喰う

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ちょっと煮汁に付けて

純白の身肉に皮目のニカワ質や脂が絡まって

フエダイのアラ煮もしみじみ旨い

ひょっとするとフエダイの刺身とアラ煮を比べれば

アラ煮に軍配を上げる人の方が多いかもしれない









...









セルフじらしプレイに昂ぶった食欲をスパイスに

いよいよフエダイの内臓脂肪に箸をつけてみる


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もうヌルヌルですよ

加熱された内臓脂肪はやや透明感が出るが

鮮やかなオレンジ色はそのままで

融けだして煮汁に浮かぶ脂はまるでラー油のようだ


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さあ喰っちゃうよ

口に含むと内臓脂肪は噛むまでもなく融けてしまう

味はと言えばまさに魚の脂でまあ旨い

まあまあ旨いがちょっと磯臭い

魚喰いの俺には苦にはならないが

嫌う人もいるかもしれない

俺が料理屋の主人ならたぶん客には出さないだろう









...









これから先フエダイを釣ってアラ煮を作る時

俺はミカン色の内臓脂肪も加えると思う

そしてその磯の匂いをよすがに

波の音や満天の星空を思い浮かべるのだ

だがその味わいを知らなかった今までのように

トキメクことはないだろう

ずいぶん年老いてしまった俺だけど

また一つオトナの階段を上ったのかもしれない






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by US100243 | 2016-08-15 16:26 | 海の幸 | Comments(10)
我らが身辺に低廉の佳肴あり
   
   
俺は貧乏に強いと思う


幸い今まで生きてきてその日喰うものに事欠くほど

困窮したことはないが金持ちになったこともない

まずはありきたりの小市民と言える俺が

なぜそんなことを言えるのかと言えば

冷静かつ客観的な自己省察(せいさつ)による

人みな自分にウソを吐くと日頃言ってるお前が

客観的な自己省察とは笑わせる
 と

言われてしまえばまことにその通りなのだが

俺がケチンボでシミッタレで貧乏に対する耐性が

大方の皆さんよりあるということについては

けっこう自信を持っているのだ









...









俺がケチンボなのは生まれつきなんだろう

末っ子の俺を溺愛したお袋でさえも

お前はホントにケチだねぇ と

ことあるごとに慨嘆していたものだ

本物のケチンボだから他人のムダ遣いも許せない

だから結婚当初から嫁にも倹約を要求したのだが

もちろんバカ嫁は俺に従うはずもなく

いまだに大して寒くもないのに暖房をつけたり

お湯を出しっぱなしにしたりのムダ遣いを仕掛け

イラつく俺をみて嘲り悦ぶという

隠微な楽しみを楽しんでいるのだ









...








アカの他人の大金持ちが自家用ジェットで

絢爛豪華なビーチリゾートへ繰り出したり

貧しく愚かな若者が金がないと嘆きながら

自家用車やスマホを手放さないのをみて

内心憤然とするのだが文句を言うわけにもいかず

独りイジイジとシミッタレた人生を送っているわけだが

それが不幸かと言えばまったくそんなことはない

もともと物欲が希薄なせいか着る物や持ち物には

あまり関心がないし頓着しない

好きな魚釣りだってたまたま持ち合わせがあるから

高速道路を走って夜磯でフカセたりブッ込んだり

渓流で毛鉤を振ったりしているが

持ってなければ近所の沼で枯れアシを竿に

泥鰌や手長エビなんぞを釣っても

同じ楽しみを楽しめるだろう









...









俺は物欲はあまりないとお話はしたが

禅寺の坊主よろしく枯れて悟り澄ましているかと言えば

万事そう言うわけでもなく食欲はかなり強い

性欲は普通だ(と思う)

むしろ意地汚いくらいに旨いものが喰いたいほうで

と言って生来の吝嗇も同時に俺の中にあるから

夜ごとスーパーの生鮮品売り場をラン&ガンしては

半額セールやお値打ち品の旨いものを

撃っているのだとお話したことがあったと思う


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堕落の蟹師と呼ばれて









...








そんな変わり映えのしないある春の夜

俺はスーパーで結構な肴をゲットした


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これは安い!

メカジキのアラでハモニカと呼ばれる部分だ

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画像拝借

100gが50円とはちょっと破格で

動物性タンパク質最安値と俺が認定した

哀れなサケの白子より安いじゃないか


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100g55円w

アラとはいえメカジキだから気仙沼辺りで水揚げされた

国産品なら100gで200円以上はする食材だ

台湾産で冷凍だから安いのかもしれないが

なに台湾だって気仙沼だって同じ太平洋だ

旨いに違いないだろうと思って買ってきたのだ

今夜はコイツを煮付けて一杯飲りませんか









...









近所の空き地で群生しているカラシ菜の


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年々歳々花相似たり

薹(とう)を漬けておいたからそれを刻もう

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少し発酵している








...









俺の自然農園(狭い庭)ではいつも春になると

喰い切れなかった菜っ葉が花を咲かせる

それは小松菜だったりチンゲン菜だったり

自家採種したワケの分からない交雑種だったりするが

俺はそれらの花のツボミを好んで摘んで喰う


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小松菜に近い植物

ヤツラもそれでは子孫を残せないから

すぐに脇芽を伸ばすだろう

それもすかさず摘んで喰う


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水菜に近い植物

放置プレイの自然栽培の野菜は逞しいから

かくてはならじと三たび四たび花芽を出すが

俺は容赦なくそれらも摘んで喰ってしまう

シーズンも終わりの今頃になるとそれらの花芽は

細く硬くあまつさえ苦味すら帯びてくるが

それも味わいと俺は摘んで喰ってしまうのだ

この苦味はもうこれ以上俺に喰われまいと

生成されたアルカロイドの類の毒物かとも思うが

なにこんな酷い仕打ちをしてるんだもの

もしもアタッたところで俺に植物を恨む気持ちはない


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喰い尽くされたブロッコリー

完熟して自然落果した甘夏ミカンも拾っておこうか

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結構旨いよ








...









カジキのハモニカを甘辛く煮付けてる間に

摘んだ菜の花を茹でてしまおう

茹でるといってもホントに茹でてはイケナイ

塩を一つまみ入れた鍋の湯が沸いたら

火を止めて菜の花を放り込む


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もう火にはかけない

数分お湯に浸したらそれで出来上がりだ

香りも歯触りも上等だろう


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緑も素敵だ

今夜はまた一段と安上がりな酒肴ばかりだが

味もお安いかどうぞ試してくれたまえ


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晩春の膳








...









お湯に浸しただけの菜っ葉たちの薹(とう)は

シャキシャキとした歯応えを残して緑も香り

やっぱりちょっとホロ苦い

そして春の生命力を感じさせるそれら諸々が

ゴマだれのコク味と絡まりたいそう旨いのだ

どれ100g50円のメカジキのハモニカはどうだろう


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旨いに決まってる

背びれの土台になっているであろう骨から剥がして喰うが

ヒラメで言えばエンガワの部分だろう

しっかりとした筋肉にカジキ特有の匂いのいい脂が

適度にサシていて予想通りにしみじみ旨い

いったいにケダモノやら魚やらイキモノの肉は

骨や皮や内臓に絡んだ部分がたいてい旨い

取り澄ました正肉やサク取りした身なぞは

料亭通いの金持ちに喰わせておけばイイだろう

そして醤油と酒と味醂から成り立つ煮汁は

世界でもトップレベルのソースだと改めて思うのだ









...









因果は廻り生まれ変わった来世の俺は

大金持ちになっているかもしれない

生まれ変わっても魚釣りは好きだろうから

自家用クルーザーでトローリングなんぞをするだろう


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ああっバラシた!

見事トロフィーを仕留めて港に凱旋した俺は

そのメカジキを解体して漁師や農民に配ってしまうだろう

だが捨てられたアラをそっと拾って持ち帰り

海べりの大邸宅で煮付けて一杯飲るに違いない

財産目当てで結婚したモデル上りの嫁はそれを見て

アンタはホントにしみったれた男ね と

バカにして嘲り嗤うんだろうなぁ





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by US100243 | 2016-04-30 15:48 | 海の幸 | Comments(42)
夏の想い出~東北の海を喰らう
   
   
床屋のマスターにホヤをもらった

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これは喰い物ですか

俺の行きつけの床屋のマスターは

俺より一回り以上若い武骨な男で

東北は宮城県の生まれだという

親御さんはお二人とも宮城の海べりの町に健在で

先の大震災では辛くも難を逃れたそうだ

マスターは俺のヒゲを剃りながらホヤはお好きかと問う

嫌いじゃないよと俺は答えた

キュウリと合わせた酢の物はイイ肴だね

でもたくさん喰うもんじゃないな


俺の食通を気取ったつもりのその答えは

ホヤ喰い人種である東北人の矜持のようなものを

少し傷つけてしまったのかもしれない

俺の喉元を滑らせていた剃刀の動きがピタリと止まった

ウチの小学二年生のせがれでも

マスターはココロを落ち着かせるように低い声で言った

ホヤの二三個くらいペロリと喰います

続けてホヤの味わいや喰い方そして宮城県人が

どれほどホヤを愛しているかについて滔々と語ったのだ









...









ホヤの味の分からぬ野蛮な関東人を

教育しなければとの使命感に駆られたのだろう

マスターは俺の職場にホヤを届けてくれた


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とれとれを冷凍したそうだ

二つの冷凍パックには10個以上のホヤが入っていて

ホヤ独特のクセの強い風味を思い出して

俺はちょっとひるんだが覚悟を決めた

東北の海に育ったホヤをそのまま生で喰い尽くし

俺の味覚の世界を広げてみたいと思ったのだ








...









ホヤは周年出回っているが旬は夏らしい

季節は夏から秋に移る頃のお話で

俺は俺の自然農園(狭い庭)に出て喰うものを探した


茂みの中にミョウガの花がほの白く見えた

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瑞々しいな

やぶ蚊と闘いながら採り集める

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これだけあればイイだろう

見上げると絡んだツルにムカゴが生っている

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蜜柑の枝に

俺は大きいムカゴを選って摘み取った

コイツも喰って精を付けよう


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山芋だからな








...









ムカゴはいつも通り油で揚げた


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菜種油で

ミョウガはスライスして酢味噌で喰うが

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これもいつも通り

たくさんあるからテンプラにもしてみよう

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揚げればなんでも旨い

テンプラを揚げていてちょっと迷いが出た

マスターに貰ったホヤはひたすら生で喰って

その真味に到達したいと意気込んではいたが

今まで喰ってきたホヤの匂いを思い出して

何だか自信がなくなったのだ

そして一部をコロモに放り込んで


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コロモ余ってたし

テンプラにしてしまったことは

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揚げればなんでもry

我ながら意気地のないことである

だがテンプラに揚げたホヤを二つに割れば

海の精気のような香りが湯気とともに立ち上り

たいそう食欲をそそるのだ


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やっぱり旨いだろう








...








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東北の食材を迎えて

ホヤの刺身は喰いやすい大きさに切って

その汁とともに供するだけで醤油は使わない

その頃には膨らんでくる柑橘類の汁を垂らして喰う


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これは合う

塩分のほかにもミネラル分が豊富なのか

調味料を使わなくてもホヤの刺身は旨い

喰ったら水を飲めとマスターは力説していた

どんな水を飲めばいいのかと訊くと

エビアンでもヴォルビックでも水道水でもなんでもいい

それが東北の流儀だというのだ


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どれ試してみよう

ホヤの刺身を喰った後に飲む水は旨い

ホヤに含まれる成分がなにやら反応するのだろうか

水道水がどこかの名水のような味わいになるのだ

ミントのような涼やかさも感じられて

まだ暑い夏の夕べの食事にはそれも楽しい



東北のホヤ喰い文化は深いなぁ


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二杯目からは酒だが








...









刺身を喰った後の小鉢には

ホヤの汁がたっぷりと残っている


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オレンジジュースみたいだ

これを飲み干して初めて

ホヤを喰い尽くしたといえるだろう


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ご馳走さまでした

豊饒な海の水を吸って育ったホヤの体液は

東北の海が呑み込んだこもごもを含んで

濃厚で鮮烈な味わいだった

まるで夏の光にきらめく海そのものを体内に

取り込んでいるようなココロ持ちさえして

日頃はショボイ俺の気宇だって

ずいぶんと広がったように思えたものだ

あれから5年経ちあの衝撃も悲しみも

忘れ呆けた俺だがそのカラダの一部は確かに

東北の海で成り立っていて

物事やイキモノや何もかもがそんなふうにして

知らず繋がっているのかもしれない




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by US100243 | 2016-03-11 17:31 | 海の幸 | Comments(26)
旬のウツボ料理(後篇)~刺身と揚げ物
   
   
>>続き


満を持するとはこのことだろう


三晩目のウツボを俺は刺身にした

釣った魚を喰う皆さんならご存知だろうが

刺身は新鮮なほど旨いとは限らない

もちろんイワシやらカマスやらムツッコのような小魚は

新鮮なほど旨いしそうでなければ刺身にならない

洗いのようにほとんど活きてる身肉を楽しむ技法もある

だが大きめの白身魚や種類によってはデカい青魚も

しばらく寝かせたほうが旨い場合が多い

旨味成分であるイノシン酸が増えるのだと聞く

獣肉なんぞはジュクジュクに熟成させて

腐り落ちる寸前が一番旨くて、そしてそれは

ご婦人に関しても言えるのだと力説するマニアも

おいでのようだがその辺はちょっと俺には分からない


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まぁ、死んでる

だがウツボの身肉を捌きながら俺は

この強靭な筋肉はしばらく寝かせることによって

ほどよく柔らぎ旨味も増して荒磯の王者としての真価を

発揮するんじゃないかとほとんど確信していたのだ









...









さて三日寝かせたウツボの刺身を引くのだが

やっぱり妨げになるのは硬く鋭い小骨だ

ハモのように骨切りすべしとする指南書もあるが

骨切りしたって喰えるようなヤワな骨じゃない

じつはプロの技をもってすれば何とかなるらしいが

いったいどうするのか俺には想像もつかない

あのうなっくすさんも企業秘密で公開できないと

おっしゃるくらいの秘中の秘術だから

俺の素人包丁では当然お手上げだろう

しかし案ずることも諦めることもない

骨のないところだけを喰えばいいのだ

チルドルームから取り出したウツボの切り身を

皮目を下にしてまな板の上にベタリと置く

そして身肉の表面から水平に包丁を構えて

おもむろに薄くそぎ切りにしていけばいい

骨に当たったら欲張らずにそこで包丁を止める

腹身には小骨は入っていないから

メンドウならば腹身ばかりを喰えばいい

切り身の半分も刺身はとれないが

デカいウツボの切り身はたくさんあるし

残った部分は揚げ物にして喰えばいいのだから

モッタイナイことはないのだ


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三晩目は刺身定食








...








さて煮付けの煮汁が冷蔵庫の中で

プリプリに煮凝っていたので一つまみ


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コラーゲンたっぷり

艶めかしい食感を残して舌上に融けていく

ウツボの煮凝りは旨くてやっぱりケダモノ臭い

純米酒で舌を洗って刺身を試してみよう


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モチモチですよ

まずはワサビ醤油で

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万能ソースとも言える

弾力の強い噛みごたえのある刺身だ

噛みしめた歯と歯の間でやっと身肉の繊維が

切断されるような感じだ

旨味もしっかりとある

懸念していたケダモノ臭さは全く感じられない

咀嚼する口中から鼻腔に抜ける香りは

刺身喰いにはたまらない力強いイキモノの香りで



こりゃかなり旨いな


これに近い刺身と言えばトラフグだろう

たまたま翌週接待でフグを喰ったのだが


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オトナはふた皿イッキ喰い

ウツボの刺身はそのトラフグに比肩すると

言ってしまっても大げさではないと思う

ならばこの刺身はポン酢で試してみたい

熟してしまったスダチを醤油に垂らし込み


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まだ何とか使える

ウツボを浸して喰ってみよう

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コウトウネギが欲しい


く~~っ、旨い



ウツボは刺身に限るな



いつかフグ職人にウツボをトラフグのように薄く引いてもらって

そのふた切ればかりを小口に切ったコウトウネギに巻きつけて

ポン酢に浸して喰ってみたいものだ









...









刺身を取った後の切り身はぶつ切りにして

ショウガを絞り込んだ酒醤油にしばらく浸して

片栗粉をハタキつけて揚げて喰おう


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刺身を取った後と言ったって小骨に脅えて恐る恐る

そぎ取っただけだから身肉の半分以上は残っている

それに揚げて特に旨いのは紋々の皮目と

その下のゼラチン部分だから合理的と言えるだろう


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四晩目は竜田揚げ定食








...









さて、揚げたてに柚子を垂らしてひと齧り


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アチチチチ

からりと揚がったクリスピーな表皮は旨く

皮下からふるふると融け出すゼラチン質がまた旨い



竜田揚げは安定して旨いな


もちろん肉中に潜む凶悪な小骨は

少しくらい揚げたってとても喰える代物ではなく

喰いながら口中から吐き出さなければならない

だが最初からそういうものだと思って喰えば

さほど苦にはならないだろう

揚げると臭いはあまり気にならない

下味に付けたショウガの香りが効いているのか

あるいは連日ウツボを喰い続けている俺の鼻が

ウツボ臭に慣れ親しみつつあるのかもしれない









...









祭りの宴もいつかは果てる

漢(おとこ)祭りの締めくくりだから

今夜はこいつを飲ってみよう


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おとこつながり

冷蔵庫から持て余し気味だったウツボの干物を

取り出して鼻に近づけ臭いを嗅いでみる


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やっぱりくちゃい

さて何としたものかと思案するフリをしたのち

料理バサミで端から千に切ってみた


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小骨に対して直角に

そのウツボの干物の細片を油で揚げるのだが

二度揚げすればさしもの小骨も何とか喰える


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カリカリですよ

言ってみればウツボチップスで

日持ちもするからしばらく楽しめるだろう


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もちろんビールにも合います

ウツボチップスをごりごりと齧っては純米酒をちびり

幽かなケダモノ臭さが鼻腔に抜ける

やっぱり苦手な臭いかな

でもまた一つ摘んでは奥歯でガリリと噛みしめる

臭いは好きではないが味がイイからつい喰ってしまうのだ



臭気と欲望のせめぎ合い


ああ何だろうこの感覚は覚えがあるぞ

嗅覚が俺の老いぼれ呆けた脳を覚醒させる

おおそうだよウツボの味わいはまさしく



腋臭の強いをんな






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by US100243 | 2016-02-28 14:42 | 海の幸 | Comments(18)
旬のウツボ料理(前篇)~煮たり焼いたり
   
   
<<続き

家に帰ってまずウツボを煮付けてみた

楽しみにしていた臓物を早く喰ってみたかったのだ

筒切りにしたウツボとウキブクロとイブクロを鍋に入れ

ショウガを効かせて甘味がちに煮た


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一晩目は煮魚定食

さて臓物はどんな感じだ

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これは旨いだろう

ずいぶん小さく縮んでしまったがこれは仕方のないところ

期待のウキブクロを試してみよう


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ずっと喰いたかった

ニカワ質でできているのだろうから煮蕩けるかと思ったが

しこしこして思いのほかシッカリとした食感だ

他魚のイブクロくらいの硬さで煮汁も沁みてもちろん旨い

期待にたがわぬ味に俺は満足した

純米酒で口を洗ったら次はウツボのイブクロだ


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これも旨いだろう

獰猛なウツボのイブクロだから頑丈なイメージがあるが

硬さは他魚のイブクロとそれほど変わらない

内壁部分は縮れて煮汁がよく絡むが大した味はない

筋肉質の外壁部分はイブクロとして普通に旨かった










...








あんなデカいウツボだけれどウキブクロはひとつ

イブクロもひとつしかないからすぐに喰ってしまい

俺の箸は筒切りの身肉へと進む

やはりゼラチンをたっぷり蓄えた皮目が旨い

身肉は旨味はあるがかなり硬い

特に中骨周りの筋肉は硬くその断面を見ていると

腹筋の割れたアスリートなご婦人を思い浮かべてしまう

好むマニアもおいでだろうが俺にはちょっと硬すぎる

数日寝かせて試してみたいが

煮合わせる臓物はアシが速いので難しいところだ









...








ぷるぷるの皮目をしばらく楽しみ飲み下す

口中に溶け出したゼラチン質を純米酒で洗っていると

鼻腔に抜ける呼気に何かを感じた

おやっ、怖れていたモノがやっぱりキタかな



なんだかケダモノ臭いのだ


ウツボのマイナスポイントは身肉に潜む悪意を持った

硬く鋭い小骨の存在が知られているが

俺はこのケダモノ臭さも気になってしまう

もちろん好みもあるだろう

獣肉に関して言えば俺はジビエの類も平気だし

ラムよりマトンの方がパンチが効いて旨いと思うくらいで

ケダモノ臭さを厭うことはない

だが魚類であるウツボのケダモノ臭さは苦手だ

宿痾だった長物恐怖症も影響しているのかもしれない

釣り上げてすぐ豊富なお塩でヌメリはよく洗い流したし

しっかり冷やして持って帰ったつもりだが

喰うとやっぱりケダモノ臭さを感じる

このケダモノ臭さを消すのかプラスに転化するのか

その辺もウツボ料理の工夫のしどころかもしれない

今回は煮付ける時にショウガを投入したが

前回試した実山椒の塩煮の方が

ウツボの臭い消しには合うような気もする


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長物には山椒なのか








...









塩を溶かし込んだ日本酒に

ひらいたウツボをしばらく浸した

水気を拭き取り干しアミに並べる

寒くて乾燥した真冬の今だから

半日も干せば頃合いの干物になるだろう


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皮目のツヤがなんだか卑猥

ウツボの臭いを消すつもりで生の日本酒に

浸し込んだのだが果たしてどうか

今夜は焼き物で一杯やろう


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二晩目は焼き魚定食








...









焼いたウツボはかなり旨いがかなり硬い

箸で行儀よく喰うことは難しく

手づかみで身肉を齧り取るようにして喰う

まるで宮崎県は延岡あたりの地鶏屋で

硬いモモ肉を炭火であぶり喰ってるような気分だ

頑丈な小骨を避けながら喰うのも野趣があってイイが

やっぱりちょっとケダモノ臭い

繊細な日本酒よりも芋焼酎が合うんじゃないかと思う



後篇に続く>>





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by US100243 | 2016-02-14 15:41 | 海の幸 | Comments(11)
漁港の暴れん坊
   
   
年をとると繰り言が多くなる


今まで俺が見てきた年寄りはたいていそうで

どうでもいい愚痴や泣き言を繰り返し聞かされるたび

けっこう薄情な俺は内心閉口したものだ

だから年をとっても俺はそんなふうにはならないぞと

ココロに決めていたはずなのだが

哀しいかな実際に老いぼれた今

俺は繰り言の多い年寄りになっってしまったようだ









...









日頃バカなせがれや嫁と暮らしているからだろう

俺は早くから人生を半ば諦観していて

ことさら不平不満や愚痴を口にすることは少ない

俺の繰り言はドクにもクスリにもなりようも無い

どうでもいいことやクダラナイことの繰り返しで

まあ酔っぱらいのオシャベリみたいなものだ

カニ獲りのお話なんぞはその最たるものだろう


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だって俺は蟹師なんだもの








...









秋が深まると一つ覚えのようにカニ獲りのお話で

せっかくこのブログにご訪問くださる皆さんを

たぶんガッカリさせてしまっただろうことは自覚している

だからもうカニ獲りの記事は書くまいと

ココロに決めたはずだがそうしてみるとどうだ

皆さんにお話しすることが思い浮かばないのだ

もとよりあまり考えのない俺が書くブログだし

実際この時期はカニ獲りばかりしてるから

仕方がないと言えば言える

この際だからココロ優しい皆さんの

温情にもう少し甘えさせてほしい

今日も性懲りもなくカニ獲りのお話を

だらだらと書き散らかせてほしいのだ









...









最近は漁港でカニが獲れなくなった

海況のせいかもしれないが

平日でもカニ網をブン投げるカニンガーを

しばしば見かけるから場荒れなのかもしれない

だから丹念にアミ抜けを探したり

仕掛け方にちょっと工夫を凝らしたりして

何とか漁を確保している今日この頃だ


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今日はまずまずだな








...









今季開発したポイントはなかなかよく獲れるポイントで

他に網を入れる者もいない穴場なのだろう

かなりデカいカニが獲れる

だが残念なことに俺の偏愛するタイワンガザミは少なく

イシガニばかりなのだ


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おっと危ねぇ

いったいに俺は自分でも不公正だと思うくらいに

獲れるカニの中ではタイワンガザミを贔屓にしている

タイワンガザミは台湾なんて名乗ってはいるが

タイワンドジョウやミシシッピアカミミガメなどのように

産地の名前が付けられているわけじゃない

たぶん見てくれが派手だから南方の地名が

付けられたのだろうまったくの在来種だ

だがあの大震災の時の台湾の皆さんの厚意と

それに対する感謝の気持ちが影響するのだろう

俺はタイワンガザミを特別にリスペクトしている


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どうだいカッコイイだろう

そしてそれもシアンブルーも鮮やかなオスに限るのだ

それ以外の漁港で獲れる茶色いカニは



俺にとってはどれもこれもイシガニだ


ブロンズに光るモンツキイシガニを初めて獲った時

嬉しくてつい調べて同定したりもしたが

今では一緒くたにイシガニだ

イシガニ呼ばわりに本ガザミやジャノメガザミは不服だろう


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めったに獲れない

メスのタイワンは性差別だと怒るに違いない

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たいていオスより小さい

差別はいけないと教育されたし確かにその通りだが

それでも立派なアオ(タイワンガザミのオス)を想う俺のココロを

何人も動かすことはできないのだ


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結局喰ってしまうのだが








...









今日もイシガニがよく獲れた


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やんのかこの野郎

背中のコケラもとれたデカいカニばかりだ

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仲がイイわけじゃない


それにしてもどうしてイシガニはこうも凶暴なのだ

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指出してみろよ

何でも見境なくはさみ込んで

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鉄と勝負だ

まるで憎悪と攻撃欲の化身のようだ

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離せば逃げられるのに

仲間同士でもいがみ合いはさみ合っているから

充分獲れたから少し逃がしてやろうとしても

芥川龍之介の「蜘蛛の糸」よろしくつながってくる


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地獄に落ちるよ

だから俺はイシガニをカニ網から外す時は

炭バサミや足まで動員させる


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ラバーソールとも勝負だ

カニのハサミと娘の股にご用心と唱えながら

俺は慎重に凶悪なイシガニをアミから外すのだが

それでも油断は禁物だ

何でも見境なくはさむバカタレのよう思えても

けっこうヤツは俺たちを見ている

少しでも隙を見せると


...



ぐわぁっ



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今年も流血








...









切れ味がイイわけでもないイシガニのハサミに

万力のように力任せに押し切られるのだから

イシガニにヤラレるとかなり痛い

絡んだアミから解放してやろうとしてるのに

その俺の指をはさむとはどういう了見だ



オマエは度し難いバカ野郎だ


漁師も引き上げた後の昼下がりの漁港で

俺はイシガニにそう毒づくのだが

マストにとまったカラスがアホーアホーと鳴くばかりだ








...









まあアミから外してやったにしても

結局洗って


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シャワー浴びるよ

茹でて

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お風呂入るよ

喰ってしまうのだから

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イシガニ御膳

イシガニの俺に対するレジスタンスは正当と言える

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ご馳走様でした

治りにくいイシガニにはさまれた傷に

いつまでも指先を疼かせながら

俺の季節は静かに冬へと入っていくのだ


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痛くて仕事できない...






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by US100243 | 2015-12-18 12:19 | 海の幸 | Comments(12)
今日のお料理~クロダイの生食
   
   
俺はやる気マンマンだった

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マンマンですよ

入社間もないフレッシュマンだったり発情期の娘さんだったり

人はそれぞれいろいろな事についてやる気マンマンになるが

37時間耐久釣り修業に出発する俺がいったい何に

やる気マンマンだったかと言えばまあ大したことじゃない

いつも通り釣って喰う気がマンマンだった

旨い海の魚をイイ状態で喰いたくて

こんな道具を磯べりにまで持ち込んでいたのだ


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出刃包丁まな板ウロコ落とし

別に携帯用のモノでもなく台所から持ってきたのだが

ランドリー背負子に出刃包丁を放り込んだ時にはまさか

スカリの中でアガッちまった血抜きもしてない

年老いたクロダイを捌くことになるとは思ってもいなかった


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正直ミスったと思った


遊びの釣りでも殺めてしまったお魚は

ちゃんと喰ってやることが供養になるという

殺すことに違いがあるか偽善者め

あるいは言われてしまうかもしれないが

ともあれ俺はそれを実践している

もし俺がアフリカでライオンに襲われたなら

殺されたままサバンナに放置されるよりも

ウマイウマイとライオン一家に喰ってもらった方が

少しはアキラメもつくと思うからだ










...









秋の磯マダイか名残のイサキでも釣りあげて

その場で〆て捌いてサク取りして

家に帰ってシコシコの刺身を楽しむ予定だったが

やっぱり思い通りにならないのが俺の釣り

アガッちまったクロダイを下ごしらえしてみよう


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...

クロダイは意地汚いから撒いたコマセを胃袋に

たいていギッシリと詰め込んでいるものだが

この年老いたクロダイのペタンコの腹は空っぽで

やはり食欲ではない何かに衝き動かされて

コイツは針に喰らいついたのだと改めて思う

アタマをなるべく大きく落としてナマダ様に奉げる


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ナマダ~や060.gifナマダ~

磯の荒ぶる神ナマダ様に敬意を表したと言いたいところだが

喰う部分をなるべく減らしたかったのがショージキなところだ


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呼んだか

なにナマダに関しては今のうち太らせておいて

この冬盛大に漢(おとこ)祭りをやらかすつもりだ


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お持ち帰り








...









家に帰っておおざっぱに卸して皮を引く


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それでも沢山あるな

いつものように洗ってしまう

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ジャブジャブですよ

刺身に切って喰ってみる

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ちょっとお味見

臭みもクセもなくてマズくはない

マズくはないがウマくもない

肉質は粗めでたいして締まってもないので

歯ごたえや舌触りを楽しめるワケでもない

ちゃんと〆て血抜きをしなかったにしては

意外に身肉に血が回っていないのは幸いだが

それも年老いて力尽きたクロダイの

生命力の無さのようにも感じられて

ちょっと哀しい刺身だった









...









さてこの捉えどころのない白身をどうやって喰うか

そこで今日は旬もハズレもヘッタクレも関係なく

春夏秋冬メジナやクロダイを喰い続けている

あの海おとこさんが教えてくださった漬けダレ

皆さんにご紹介したいと思うのだ


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材料はこんな顔ぶれ

豆板醤やら胡麻油やらが入っているから

中華風あるいは朝鮮風のタレと言えるだろう

海おとこさんはちゃんと分量も教えてくださったが

もちろん俺は計量なんぞするワケもなく

テキトーに混ぜてそのまま身肉にあえる


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少し寝かせて

小鉢に盛ればアッという間に出来上がりだ

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食欲をソソるな








...









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修業の成果

さあクロダイを喰ってみよう

どんな味かと問われれば


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海おとこぢるの味がする

おおピリッと辛くてなかなかウマいな

鼻腔に抜ける胡麻油の香りも好もしい

ビールや焼酎のお湯割りが合いそうだ

女子供も喰うのなら隠し味に

ちょっと砂糖を入れても面白いだろう

強い味わいの漬けダレだから

タカッパやらサンノジやらイスズミやら

クセや臭いのある魚もイケるかもしれない

海おとこさん秘伝の漬けダレ


よく漬ければ輪ゴムだって喰えるぞ 


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by US100243 | 2014-11-18 09:41 | 海の幸 | Comments(16)
今日のお料理~フエダイの酒蒸し
   

    
欲すると得られぬのは世の常だろう


売りたい気持ちが先走る欲張った商人は

かえってモノが売れないものだし

ヤリタイ気持ちが先走るサカった若者も

たいてい目当ての娘さんには相手にされない

といって別にそんなにシタクないですよ

気のない素振りをしてみたところで

やっぱりサセテもらえるわけでもない

そんな悲しい青春と俺の魚釣りは似ていて

釣りたい気持ちが先走る本命魚はたいてい釣れない

俺がボウズ上等の漢(おとこ)釣りから

何か喰いたいのオカズ釣りに堕落する一方なのも

俺のウデでは思うにまかせぬそんな魚釣りに

ちょっと疲れてしまったからかもしれない









...








この夏俺は変な魚を本命魚にしていた

何かと言えばハタイた後のイサキだ


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いかにも疲れたカンジだろう

このブログにコメントを下さる磯トンボさんが

ハタイた後の脂気がないイサキでも

酒蒸しにするととても旨いと教えてくださったからだ

酒蒸しはもともと俺も大好きな料理だし

今シーズン岡っぱりで100匹以上のイサキを仕留めた

磯トンボさんがおっしゃるのだがら間違いない

南房籠釣りのエキスパートの釣果と比べちゃいけないが

この俺だってハタイた後のイサキくらいなら

一匹や二匹交通事故的に釣れても不思議はなかろう

釣ったハタイた後のイサキをキノコと一緒に蒸し上げて

一杯やる記事をこのブログに書いてみたいと思い

ひと夏夜磯でちんたらフカセてみたが

ハタイた後のイサキは一向に釣れなかった

「欲すると得られぬ」法則が発動されたらしい













...









さて何としたものかと思っていると

  
たまたまフエダイをもらった


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とれとれですよ

こいつがハタイた後のイサキの代わりになるだろう

尺に満たない豆フエだがかえって好都合

丸ごと蒸して見栄えよく大皿に乗るし

俺はどうしても試したいフエの部位があるのだ

フエを捌いたことのある方ならご存知だろうが

フエの腹の中には何やら蜜柑色のカタマリがある

たぶん内臓脂肪じゃないかと思うが

それはもう鮮やかなオレンジ色の物体だ

ケモノでも魚でも臓物を好んで喰う俺だが

うかつにも今までそれを捨てていた

今日のフエは臓物もろとも丸々蒸し上げて

蜜柑色の内臓脂肪をポン酢に浸して喰ってみたいと

俺はいま切実に欲している









...









さて丸ごと蒸すと言ったって

ウロコとエラは取らなくてはいけない

フエは汚いものは喰わないようだが

コマセが入っているかもしれないから

エラと一緒に胃袋を引き抜いた


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アブナイものが入ってた

5号ハリスのついた釣り針を腹の中まで飲み込むなんて

前から思っていたがやっぱりコイツはアレだな

居ればたいてい第一投で喰ってくるし

まあムラソイ並みのアレでも身肉はとても旨いから

例えれば可愛らしくてちょっとユルい娘さんのようで

そのへんがフエが皆さんに愛される所以なんだろう

そんな可愛いフエダイをタップリのキノコと一緒に

タップリ酒をかけて蒸し上げてみよう


a0279321_15542748.jpg

アッという間に出来上がり








...









出汁で割った醤油にいつも通り柑橘類を絞り込む

柑橘類がなければ酒蒸しはするなと言いたいくらいだ


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果皮には結構油がある

さて身肉をむしって喰ってみよう

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アツアツですよ


なかなか旨いな


脂気の少ないキメの細やかな上品な白身で

脂ノリノリの良型のフエダイとは違う魚のようだ

きっとハタイた後のイサキの酒蒸しも

こんな感じなんじゃないかと思う

一緒に蒸した特売のブナシメジも喰ってみる


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あぁ可愛いのう

フエダイの出汁と酒の旨味をタップリ吸って

ちょっとヌメリを帯びたブナシメジも旨い

俺は蒸したキノコを柑橘類の汁で喰うのがことのほか好きで

キノコがなければ酒蒸しはするなと言いたいくらいだ

スダチに松茸だなんて奢ってみなくても

シイタケや養殖マイタケでも上等だろう

キノコと柑橘類はまさしく出会いのモノだと

秋になると俺はしみじみ思うのだ









...









さて気のないフリして身肉やキノコばかり喰ってきたが

内心期待でワクテカだった蜜柑色のカタマリはどうだ


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カタマリないーっ

しょぼい肝臓が目立つくらいで

楽しみにしていた蜜柑色のカタマリは

意外なことに痕跡さえ見当たらない

やっぱりあれはメタボな良型フエダイのみにある

たぶん内臓脂肪なんだろう

得られぬといよいよ欲しくなるもので

と言っても今シーズンはもう終わりだろうから

来シーズンまで何とか一年生き永らえて

脂ギトギトの良型を仕留めねばなるまい

べつに誰かにもらったってイイんだけどなぁ



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by US100243 | 2014-10-27 09:57 | 海の幸 | Comments(8)
今日のお料理~夏場のメジナ
  
 
<<前回からの続き
   

   
ここにメジナが2枚ある

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小さめですよ

昨夜フエダイを2枚仕留めた豚さんに

それでは1枚上げましょうと言われてしまったら

お返しに1枚差し上げなければと覚悟はしたが

別段そんなことも言われなかったので2枚ある


おや、何ですと?

...


そりゃあズルいとおっしゃるか


夏場のメジナ料理などと偉そうに言うのならば

オナガじゃなくてクチブトを喰ってみろと

おっしゃる気持ちはよく分かる

よくは分かるがまあイイじゃないですか

オナガとクチブトの違いなんて言ってみれば

ニリンソウとトリカブトの違いみたいなもので

お互いよく似て同じメジナだ

多少のご不満は呑んでいただきたい









...








さてウロコを取って腹を割ってみよう


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みっちりですよ

冬場ならノリだったり春先なら白子だったり

メジナの腹の中にはいつも何かが充満しているが

このメジナも飽食した何かがみっちり詰まっている

喰うところはないから掻き出してよく洗うが

この作業はできるなら釣り場で済ませたほうが

より磯臭さは抑えられるかもしれない







...








キレイに処理したメジナを前にして

揚げて野菜を刻み込んだ餡をかけようか

蒸して熱したピーナツオイルをかけようか

思案するフリをしてみたが

今日のテーマは夏場のメジナに対する愛だろう

ここは一番ありのままのメジナを受け入れて

策を弄せず刺身で喰ってみたいと思うのだ

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イロイロやるのは正直メンドクサイ

いつも通り柵にとって


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メジナは肉量が豊富

ひたすら洗う

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気のすむまで

そろそろ庭のミカンが膨らむ頃だ

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千切ってこよう

これは温州ミカンであまり大した香りはない

カボスやスダチの方が香り高くてイイに決まってるが

なに柑橘類であれば無いよりずっとイイ

スーパーに売っているレモンだって上等だ

青いミカンを切って添えれば出来上がりだ


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さあどうぞ








...









醤油にミカンの汁を絞り込んで


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果皮の油がちょっと浮く

メジナ(オナガ)に付けて喰ってみたまえ

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どうだ旨いだろう

肉質は密ではないが粗くもなく

うっすらとクドクないほどに脂も乗っている

咀嚼するときに鼻腔に抜ける匂いは

確かなイキモノの香りでこれも刺身の味わいだろう


夏場のメジナも結構旨い


キープしたなら大切に喰おう








...








脂の乗ったフエダイを飽食し驕ってしまった豚さんが

この与太話をお読みになって夏場のメジナやクロダイの

白身の持つそこはかとない雅味とその愛を

理解してくださるかどうかは分からない

だが最近風のウワサで豚さんは

なにやら宗教的な修行に入られたと聞く


a0279321_15384999.jpg

かなりキビシイらしい


修業明けの豚さんはきっとあの頃の

釣ったチンチンやらヒイラギを美味しく食べていた

釣りを始めたあの頃の純粋なココロを

取り戻してくださると俺は信じている


a0279321_15453777.jpg

初心忘るるべからず







...








結局夏場でもオナガは旨いという

どなたもご存じのアタリマエのお話を

ダラダラと書き散らしてしまったわけだが

いつもお読みくださる皆さんならまたいつものことだと

笑ってご容赦くださることだろう

駄文に蛇足をひとつ書き加えて

今日のお話は終わりにしたいと思う


a0279321_16244026.jpg

クチブトメジナは冬に喰え




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最後まで読んでくれてありがとう






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by US100243 | 2014-09-04 16:39 | 海の幸 | Comments(14)
  

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